エシャロットとは?特徴やエシャレットとの違いを解説!
作成日: 2021/01/02
おしゃれなレストランやフレンチのお店のメニューで見かける「エシャロット」。たまねぎのように見えますが、スーパーに並んでいるたまねぎとは違う野菜なのでしょうか。
また、エシャロットと名前が似ている「エシャレット」という野菜もあります。響きが似ているということは同じような特徴があるのか…気になりますよね。
今回はエシャロットとエシャレットの違いや、エシャロットを使ったレシピをご紹介していきます。
エシャロットとは
エシャロットはたまねぎの一種で、ヒガンバナ科ネギ属の多年草です。
たまねぎの一種といっても、一般的なたまねぎのように何層にも重なってひとつの塊になっているわけではありません。エシャロットは表面の皮を剥くと複数の塊になっているのが特徴です。日本のたまねぎのようなオレンジ色のものや、きれいな紫色のものがあります。
海外では一般的な野菜ですが日本国内ではまだあまり栽培されておらず、国内で流通しているエシャロットはほとんどが輸入されています。その多くはフランス産ですが、原産国は違います。
エシャロットが誕生したのは2000年ほど前の中央アジア。中東で栽培されていたものがヨーロッパに持ち帰られて世界に広がっていきました。
現在、日本での栽培は広まっていないとはいえ販売しているスーパーも増えてきているので、見かけたことがある人もいるのではないでしょうか。購入する際は持ったときにずっしり重みを感じ、皮にツヤのあるものを選ぶのがコツです。
エシャロットとエシャレットの違い
エシャロットとよく似た名前の「エシャレット」という野菜を見かけたことはありませんか。同じ料理や野菜を似た響きの別名で呼ぶことがあるので、エシャロットとエシャレットは同じ野菜と思う人もいるでしょう。
しかし、エシャレットは若取りされたらっきょうのことです。根元をよく見てみると確かにらっきょうの形をしています。
では、なぜ同じような名前が付いたのか気になります。
日本ではまだほとんどエシャロットが出回っていなかった昭和30年頃、根らっきょうという名前では売れなかったらっきょうをエシャロットという名前で売り出していました。ところが、時代が進むにつれてエシャロットの輸入量が増え、混同されるようになったためエシャレットという名前に変更したのです。
エシャロットは他の食材で代用可能?
エシャロットは国内で見かけることが増えたとはいえ、どこでも手に入るとまではいえません。そこで、エシャロットを使ったレシピを作る際、代わりに使える食材で代用しましょう。
エシャロットは生で食べるとたまねぎのような辛みのほかに、にんにくのような独特な香りと若干の苦みを感じます。そこで、たまねぎとにんにくを混ぜて代用することが可能です。その際、紫たまねぎを使うと、より本物のエシャロットに近い風味になりますよ。
エシャレット・エシャロットを使ったDELISH KITCHENのレシピ
エシャレットとエシャロットの違いについては分かりましたが、あまり馴染みのない野菜は使い方がわかりませんよね。ここからはエシャレット・エシャロット使ったレシピを紹介します。
エシャレットの肉巻き
さわやかなエシャレットとジューシーな豚バラ肉の相性は抜群です。レモンを絞って食べれば後味さっぱりでいくらでも食べられます。食べ応えのある肉巻きはお酒のお供にも良いでしょう。
エシャレットの天ぷら
高級店のような抹茶塩でいただくエシャレットの天ぷらはホクホク食感を楽しめます。マヨネーズを加えて作った衣をきつね色になるまで揚げるとサクっとした歯触りになり、やみつきになりそうです。
エシャレットのぬた
酢と味噌を合わせたタレにエシャレットの風味が絶妙にマッチします。お酒との相性も良く火を使わずにできるので、サッと作っておつまみとしていただくのもいいですね。
本格魯肉飯
台湾料理として人気の高いルーローハンがお家で作れます。豚肉のうまみたっぷりの豚バラ肉を使い、独特のスパイスを加えたルーローハンの味は本格的です。エシャロットの食感と風味も感じてみてください。
エシャロットとエシャレットは別の野菜だった!どちらもおいしくいただこう!
エシャロットはたまねぎの一種、エシャレットは若取りのらっきょうということが分かりました。もともと同じ名前で売られていたということには驚きますよね。また、エシャロットはどこにでも売られている野菜ではないため、手に入らない場合はたまねぎとにんにくで代用してみてください。
今回は手に入りやすいエシャレットを使ったレシピを中心にご紹介しました。どれもおいしいので、ぜひお試しください。