ハラスとは?特徴や鮭ハラスについてご紹介
作成日: 2021/07/24
一般的に「ハラス」というと、鮭のハラスをイメージする場合が多いでしょう。
鮭ハラスは、たっぷりのった脂ととろけるような食感が魅力で、好んで食べている人もいるのではないでしょうか。ハラスといえば鮭と広く知られていますが、実はハラスとはお腹の部分を表す言葉で、魚の部位のひとつを指します。
この記事では、魚のハラスの中でも鮭ハラスについてご紹介します。
ハラスについて
ますはじめにハラスについて、特徴などをみていきましょう。
ハラスとは
ハラスは、魚のお腹の部分を指す言葉で、部位を表しています。
一般的によく知られている鮭ハラスは、マグロでいうとトロや大トロの部分のことで、脂のりがよく、とろけるような柔らかな食感と、旨味のある味わいが特徴です。
脂を多く含んだ鮭ハラスは、一尾の鮭から2本しか取れない希少部位のひとつです。
紅鮭、銀鮭、秋鮭、サーモンなど鮭にもいろいろな種類がありますが、それらのどのハラスもまとめて鮭ハラスとされることが多くなっています。
ハラスは、もともと肉の部位を指す言葉でしたが、日本では鮭のハラスに使うことが多く、魚に使う言葉としてのイメージが広がっています。
鮭のほかにも、カツオやブリのような魚にもハラスはありますが、ハラスではなく「ハラモ」と呼ばれるものもあります。
ハラスとハラミの違い
ハラスと似た意味を持つ言葉として「ハラミ」があります。
魚の部位としてのハラミも、お腹の部分を表しています。
鮭ハラスの場合、鮭ハラミとの違いは骨があるかどうかです。
鮭ハラミは骨がある部分、鮭ハラスは骨がない部分を指します。
また、鮭ハラミは鮭ハラスと比べて、脂のりが少し控えめという特徴があります。
ハラスは安いのか
希少部位である鮭ハラスですが、一般的には安価な値段で販売されていることが多くなっています。
鮭ハラスは、たっぷりと脂がのっているため、脂焼けしやすいことや、形が不揃いになることも多い部位です。
そのため、廃棄にまわされることも多く、安価になりやすくなっています。
ハラスを使ったDELISH KITCHENのレシピ
鮭ハラスを使ったおすすめのレシピをご紹介します。
しっかりと脂がのった鮭ハラスは、そのまま塩焼きにするだけでもおいしく食べることができます。
また、鮭を使った料理であるちゃんちゃん焼きや、炊き込みご飯なども旨味が広がるため、おすすめの食べ方です。
鮭ハラス丼
鮭ハラスと相性抜群のいくらを合わせた丼です。
脂がのった鮭ハラスをトースターでこんがりと焼き上げ、ほんのりと辛味がきいた大根おろしと、香りのよい大葉を合わせてさっぱりといただきます。
ハラスは脂がのったお腹の部位のこと
この記事では、ハラスの中でも一般的な鮭ハラスについてご紹介しました。
ハラスとは魚のお腹の部分を指し、鮭ハラスの場合は、しっかりと脂がのっていて柔らかく、とろけるような味わいです。
希少部位であるにも関わらず、手頃な値段で手に入るため、日々の料理に取り入れやすいでしょう。そのまま塩焼きにするだけでも脂の旨味が味わえますよ。
鮭ハラスを見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。