のどぐろとは?旬の時期や煮付けのレシピご紹介
作成日: 2021/08/30
高級魚で知られている「のどぐろ」を食べたことはあるでしょうか。
のどぐろは、脂がたっぷりのっていて濃厚な旨味の白身魚です。生ののどぐろのほかに、干物にしたものも販売されています。
この記事では、のどぐろについて旬の時期や食べ方、煮付けのレシピなどをご紹介します。
のどぐろについて
のどぐろとは、どのような魚なのでしょうか。
のどぐろとは
のどぐろは深い海に生息する赤色の魚で、スズキ目ホタルジャコ科アカムツ属に分類されます。
「のどぐろ」という呼び名が知られていますが、正式な名称は「アカムツ」です。
もともと、のどぐろというのは日本海側での呼び方でしたが、現在では全国に広まっています。
のどぐろの口を開いてのぞいてみると、のどが真っ黒であることから、このような呼び方となりました。
のどぐろは、白身魚で脂がたっぷりのっていることから「白身のトロ」といわれています。
口に入れると脂が溶け出し、濃厚な旨味を堪能できます。
のどぐろの旬
のどぐろの旬は、産地によって異なります。
新潟県や富山県では、7〜9月が旬です。
7〜10月は産卵期のため、のどぐろは盛んにエサを食べるので脂がのります。
また、この時期は子持ちののどぐろも水揚げされます。
島根県では、8〜12月が旬といわれています。
8月以降になると、山陰沖で大きなのどぐろが獲れるようになるためです。
のどぐろは、サイズが大きいほど脂がのっています。
金沢県での旬は、11〜2月です。
のどぐろは、厳しい冬の寒さに耐えるために栄養を蓄えます。
たくさん栄養をとったのどぐろは、脂も旨味もたっぷりです。
脂がのったのどぐろは刺身や寿司など、生で食べる料理にすると絶品ですよ。
また、子持ちののどぐろは煮付けがおすすめです。
夏は刺身で楽しみ、冬は煮付けや鍋などの温かい料理に使ったりと、さまざまな食べ方で味わうことができます。
のどぐろの値段
一般的なサイズののどぐろは、200g前後で1,500〜2,000円程度が相場となっています。
このサイズで1,000円を軽く超える高級魚ですが、脂ののったのどぐろの味わいは格別です。
また、大きなのどぐろほど脂がのり、値段が跳ね上がります。
ちなみに、100g程度の小さいのどぐろは、300〜500円ほどなので比較的購入しやすくなっています。
脂が少なく刺身には不向きなので、焼いたり煮付けにするのがよいでしょう。
のどぐろの食べ方
のどぐろは、さまざまな食べ方で楽しむことができます。
煮付け
濃厚な味わいののどぐろを煮付けにすると、コクのあるしっかりとした味わいに仕上がります。
濃いめに味を付けても、のどぐろの味わいが負けることがありません。
・のどぐろ煮付け
甘辛い味付けで、のどぐろの旨味が美味しい一品です。
煮汁をまわしかけながら煮つめていきましょう。のどぐろが手に入ったら、ぜひ試してみてください。
刺身・寿司
脂がのったのどぐろは、刺身や寿司にするのがおすすめです。
「白身のトロ」と呼ばれるのどぐろを口に入れると、とろけた脂と共に濃厚な旨味を堪能できます。
しっかりとした味わいながらしつこくないので、くせになるでしょう。
塩焼き
のどぐろを塩焼きにすると、脂の甘味と香ばしさを楽しめます。
パリパリの皮の中には、脂がのったしっとりした身がつまっています。
塩加減はほどほどにして、のどぐろそのものの味わいを活かしましょう。
干物
干物ののどぐろは、1年中出回っています。
のどぐろは干物にしても脂がのっていて、濃厚な味わいを楽しむことができます。
干物であっても鮮度は重要なので、可能な限り製造されたばかりのものを購入し、早めにいただくようにしましょう。
のどぐろはアカムツのこと!脂がのった絶品の高級魚
のどぐろとはアカムツのことで、脂がたっぷりのった旨味の強い白身魚です。
産地によって旬の時期が異なり、夏は刺身や寿司、冬は煮付けや鍋などさまざまな食べ方で楽しむことができます。また、干物ののどぐろは年中出回っています。干物でも脂がのっていて濃厚な味わいですよ。
のどぐろが手に入ったら、ご紹介した煮付けのレシピも参考にしてみてください。