桜餅の葉っぱは食べる?葉が使われている理由も解説
作成日: 2021/09/21
更新日: 2024/04/24
ピンク色と緑色のコントラストがとっても愛らしい桜餅は、見ているだけでほっこり優しい気持ちになる和菓子です。
ところで、桜餅を包み込む桜の葉は一緒に食べていますか。香りをアップさせるためには食べたほうがよい、葉は食べるために使用しているわけではないなど、さまざまな意見があるため迷ってしまいますよね。
そこでこの記事では、桜餅の葉は食べられるのかについてや、葉が巻かれている理由などを解説します。
桜餅の葉っぱについて
まずは、桜餅の葉についてご紹介します。
桜餅の葉っぱに使われているのは何か
桜餅に使われているのは、桜の葉を塩漬けにしたものです。
桜といえばソメイヨシノが有名ですが、桜餅の場合は芳香成分が多く含まれているうえに、葉が大きめのオオシマザクラという種類のものを使用しています。
オオシマザクラの葉は、製菓材料店や商品の種類が豊富な大型のデパートで手に入れることができます。
なかには、桜餅の季節が来ると取り扱いを始めるスーパーもあるのでチェックしてみましょう。また、インターネットショップでは、1年中購入することができます。
桜餅に葉っぱが巻かれている理由
桜餅に葉が巻かれているのには、きちんとした意味があります。
例えば、桜の香りづけをしたり、お餅の乾燥を防いだりするためです。
また、塩漬けにした葉を使うことで雑菌の繁殖を防ぎ、お餅にはほんのり塩味がつきます。
桜餅に葉が巻かれているのは、おいしく食べるための工夫なのです。
桜餅の葉っぱは食べられるのか
桜餅の葉は食べられるのかという疑問ですが、葉を食べる分には問題はないため、どちらでも大丈夫です。
葉をつけたまま食べると葉の食感があり風味が強くなるものの、絶妙なバランスの甘味と塩味を楽しめます。
一方、はがして食べると桜の香りはほのかになるものの、葉の独特な食感を感じない優しい舌触りと、桜餅そのものの味わいを満喫できます。
そのときの気分やお好みで食べてみてください。
DELISH KITCHENの桜餅レシピ
桜餅の材料や外見は、関東と関西で少し違います。
どちらもキュートな見た目と香りを楽しめる点では一緒なので、手作りして食べ比べしてみると楽しいかもしれません。
桜餅(関東風)
関東風の桜餅は、薄力粉や白玉粉などを使ったクレープのような生地をあんにクルクルと巻きます。
薄力粉や白玉粉などを使った生地なので、食感はモチっとしたお饅頭やどら焼きのような感覚です。生地の作り方自体は、クレープやパンケーキのように粉を混ぜ合わせていくだけなので、意外と簡単に作れます。
桜餅(関西)
関西風の桜餅は別名「道明寺桜餅」で、道明寺粉を使って作ります。
道明寺粉とは餅米を粗目にひいたもので、関西風の桜餅はツブツブの食感が残るのが特徴です。本来は道明寺粉を蒸して作りますが、こちらのレシピではレンジで手軽に作れます。レンジで作ったとは思えない、本格的な味わいになりますよ。
桜餅の葉っぱを食べるか食べないかは好みで選ぼう!
桜餅の葉には、オオシマザクラの葉の塩漬けが使われていることが分かりました。
また、葉を食べるかどうかについては食べても問題はないため、どちらでも大丈夫です。葉をつけたまま食べるのと、はがして食べるのでは食感や風味が少し変わるため、お好みで選びましょう。
また、関東と関西の桜餅は、材料や形など少し違います。
今回ご紹介したレシピは手軽に作れるので、それぞれの桜餅をお楽しみください。