DELISH KITCHEN

野菜のように食べられる山菜うるいとは?レシピご紹介

作成日: 2021/11/10

春の訪れを告げる山菜のひとつとして有名な「うるい」は、一般的な野菜と同じようにサラダでも食べられます。春先になるとスーパーに並ぶこともあり、手に入れやすい山菜です。とはいえ、食べ方が分からなければ手に取りにくいですよね。

そこでこの記事では、うるいの特徴をはじめ、栄養や選び方、おすすめの食べ方などをご紹介します。

目次

  1. うるいについて
    1. うるいとは
    2. うるいの選び方
    3. うるいの栄養
  2. うるいの食べ方
    1. 下処理
    2. 定番の食べ方
  3. うるいを使ったDELISH KITCHENのレシピ
    1. うるいの酢みそ和え
    2. うるいとツナのごまマヨ和え
  4. 下処理が必要のない山菜・うるいを楽しもう!

うるいについて

まずは、うるいの特徴や選び方、栄養についてご紹介します。

うるいとは

うるいはユリ科の「オオバギボウシ」という多年草の若い芽です。「トウギボウシ」や「ボンギ」「アマナ」などと呼ばれることもあります。

ちなみに、オオバギボウシという名前は、橋の欄干に施されている擬宝珠に似ており、葉が大きいことから名付けられました。うるいという名前は、葉に水分が多く湿地に生息するため「潤い」から転じたという説や、葉がウリ類の色に似ているからという説があります。

白い茎と緑の葉がネギの姿と似ているものの、うるいはネギほど太さはなく葉が開いているのが特徴です。また、ネギのような独特なくせや苦み、香りもありません。若干のぬめりとサクッとした歯ごたえが楽しめます。

東北地方では昔からなじみのある山菜で、主な産地は山形県です。天然物のうるいは、4~5月にかけて旬を迎えます。雪の多い地域ではハウス栽培をしており、ハウス栽培されたものは2月くらいから店頭に並びます。

うるいの選び方

うるいは茎がきれいな白色で、葉先は澄んだ緑色をしているものを選びます。また、茎がふっくらしたものを選ぶのもポイントです。

なお、うるいの葉は基本的に緑色をしていますが、山形のブランドうるい「雪うるい」は収穫するまで日光に当てずに育てるため葉が黄色です。

うるいの栄養

うるいに含まれる栄養も確認しておきましょう。
生のうるい、100gあたりに含まれる栄養は以下の通りです。

・カロリー…19kcal
・ビタミンC…50mg
・ビタミンK…160μg
・カリウム…390mg
・βカロテン…1900μg
・葉酸…120μg

うるいにはカリウムのほか、複数のビタミンが含まれていることが分かります。

※βカロテンの数値は、βカロテン当量を記載しています
【出典:日本食品標準成分表 2020年版(八訂)】

うるいの食べ方

ここでは、うるいの食べ方をご紹介します。

下処理

うるいにはあくがほとんどないため、特に下処理は必要ありません。

定番の食べ方

みそ和えや浅漬けで食べるのが定番です。ただし、うるいの特徴であるぬめりは、生の状態で切っただけで食べても感じられません。ぬめりを楽しみたい場合は、ゆでたりたたいたりして調理しましょう。

くせがないため、味噌汁などのスープやパスタの具材に加えるのもおすすめです。サッと揚げて天ぷらにしてもおいしいですよ。うるいの花も天ぷらにして食べられます。

ほかにも、シャキシャキとした食感が活きるサラダなどで食べることもできます。

うるいを使ったDELISH KITCHENのレシピ

最後に、うるいを使ったおすすめレシピをご紹介します。

うるいの酢みそ和え

ほんのり感じる酸味が後を引く、酢みそ和えです。たっぷりのお湯でゆでたうるいを酢みそで和えているので、独特なぬめりも楽しめます。シンプルな材料と調理工程で、手軽にうるいを味わえます。

うるいとツナのごまマヨ和え

うるいを生のままツナと一緒にごまマヨ和えにしたレシピです。すりごまを加えた風味豊かなマヨネーズや、うまみたっぷりのツナ缶を使ったコク深い一品になります。火を使わずに作れるのも嬉しいポイント。シャキシャキ食感がお好みの方にもおすすめです。

下処理が必要のない山菜・うるいを楽しもう!

うるいはユリ科のオオバギボウシという多年草の若い芽、ということが分かりました。色合いはネギと似ていますが、独特な香りやくせがないため食べやすい山菜です。また、あくもほとんどないので下処理をする必要がありません。

そのまま食べればシャキシャキの食感を、加熱したりたたいたりすればぬめりを楽しめます。今回ご紹介したレシピは手軽に作れるので、うるいが手に入ったらぜひ挑戦してみてください。

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