いちごの1粒あたりのカロリーは?栄養もご紹介!
作成日: 2021/11/10
更新日: 2021/11/11
そのまま食べるだけでなく、ショートケーキやタルト、ジャムなどさまざまな楽しみ方があるいちごは、見た目もかわいくて人気の果物です。サイズが小さく、たくさん食べられるため、カロリーが気になることもあるのではないでしょうか。
この記事では、いちご1粒と1パックあたりのカロリーや糖質、含まれている栄養についてご紹介します。
いちごのカロリーと糖質
いちごのカロリー、糖質についてみていきましょう。
いちご1粒
いちご1粒(約15g)あたりのカロリーと糖質は以下の通りです。
・カロリー…約5kcal
・糖質…約1.1g
果物には水分が多く含まれており、その割合は80〜90%です。特にいちごの水分量は90%と多くなっています。
いちご1パック
いちご1パックあたりのカロリーを確認してみましょう。1パックが300gだと想定すると、1粒15gのいちごが20粒ほど入っていることになります。
・カロリー…93kcal
ほかの果物とのカロリーの比較
いちごのカロリーをほかの果物と比較してみましょう。ここからは、いちご、りんご、バナナ、みかんの可食部100gあたりのカロリーをご紹介します。
・いちご 100g(約7個)あたり…31kcal
・りんご 100g(約2/5個)あたり…53kcal
・バナナ 100g(約1本)あたり…93kcal
・みかん 100g(約1個)あたり…49kcal
比較してみると、一番カロリーが高いのがバナナ、次にりんご、みかんと続き、最も低いのがいちごということが分かります。
いちごの栄養
ここからは、いちごに含まれる栄養についてご紹介します。
ビタミンC
可食部100gあたりのいちごには、ビタミンCが62mg含まれています。
ビタミンCの推定平均必要量は、男女とも12~64歳で85mg/日、65歳以上で80mg/日となり、推奨量は男女とも12歳以上で100mg/日です。いちごを約10粒食べると、1日に必要なビタミンCの量が摂れる計算になります。
ビタミンは人体の機能を正常に保つために必要な有機化合物です。ビタミンには水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンがあります。
ビタミンCは水溶性ビタミンで、血液などの体液に溶け込んで、余分なものは尿として排出されます。ビタミンCは熱に弱いので、生の果物で摂取するのがおすすめです。
ビタミンCについては、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
カリウム
いちご、可食部100gあたりに含まれるカリウムは、170mgです。
カリウムは、人体に必要なミネラルの一種で、体内で浸透圧の調節に働きます。体内のナトリウムの排出を手助けする作用があるため、塩分のとりすぎを調節してくれます。
カリウムは、大量に摂取しても余分なものは尿として排出されるので、過剰になることはほとんどありません。
葉酸
可食部100gあたりのいちごに含まれる葉酸は、90μgです。
葉酸は水溶性ビタミンであるビタミンB群の一種で、体内のさまざまな代謝に必要な酵素の働きを補っています。体内では十分に合成できないため、食材から摂る必要があります。
また、細胞の新生をサポートする働きがあり、細胞増殖が盛んな胎児の発育には不可欠です。葉酸について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
【出典】
・日本食品標準成分表 2020年版(八訂)
【参考】
・厚生労働省 『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』ビタミンC (https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c03/09.html)
・厚生労働省 e-ヘルスネット「ビタミン」
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-027.html)
・厚生労働省 e-ヘルスネット「カリウム」
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-005.html)
いちごの保存方法
いちごの重なっている部分が傷んでしまった経験はありませんか。ここからは、いちごをおいしく保存する方法をご紹介します。
【冷蔵保存】
いちごを保存するポイントは、洗わないことです。水分がつくと傷んでしまうので、食べる直前に洗うようにしましょう。保存容器にキッチンペーパーを敷き、へたを下にして重ならないように並べます。
いちごの上にキッチンペーパーをのせてふたを閉め、野菜室で保存します。保存の目安は2〜3日で、早めに食べきるようにしましょう。
【冷凍保存】
いちごの大きさに合わせてカットしたキッチンペーパーで1粒ずつ包み、冷凍用保存容器に入れて冷凍庫に入れます。3〜4週間を目安に食べきりましょう。
いちごを使ったDELISH KITCHENのレシピ
いちごは香りや味がよく、色鮮やかで見た目も華やかに仕上がるため、ケーキやタルト、ムースなどの洋菓子から、いちご大福のような和菓子まで幅広く使われてる人気の果物です。
ここでは、いちごのビタミンCが損なわれにくい、生で食べるレシピをご紹介します。
いちごスムージー
いちごとヨーグルトを使った、ピンク色がかわいいスムージーです。ヨーグルトといちごの甘酸っぱさで、さっぱりといただけます。朝ごはんにもデザートにもおすすめですよ。牛乳の代わりに豆乳を使ってもおいしく作れます。
いちごのグラニテ
きれいな色のいちごを使って、パーティーにぴったりのデザートを作りましょう。グラニテは、フランス料理のコースの途中で出されるシャーベット状の氷菓のこと。使う材料や工程も少ないので、簡単に作れますよ。
おおよそのカロリーを知っていちごを楽しもう!
いちごのカロリーや糖質について、1粒あたりと1パックあたりでみていきました。また、いちごにはビタミンCやカリウム、葉酸などの栄養が含まれています。
いちごはさまざまなスイーツなどに使われますが、ビタミンCや葉酸は熱に弱いので生で食べるのもおすすめです。購入した際は正しく保存して、おいしく味わいましょう。