まだらとはどのような魚?栄養やレシピもご紹介
作成日: 2021/11/19
スーパーなどで、季節を問わず店頭に並ぶ魚のひとつである、まだら。たらは漢字で「魚」に「雪」と書くことからも分かるように、冬の時期に旬を迎える魚です。
この記事では、まだらの特徴や旬の時期、栄養などのほか、おいしいまだらの選び方やレシピなどをご紹介します。
まだらについて
まずは、まだらについて詳しくご紹介します。
まだらとは
まだらは、タラ科マダラ属に属する大型の魚で、大きいものは1m以上にもなります。腹の部分は色が白く、側面から背にかけて斑(まだら)模様が入っているのが特徴です。日本のみならず、アメリカやヨーロッパなどでもよく食べられています。
新鮮であれば生で刺し身として食べることもできますが、鮮度が落ちるのが非常に早いため、火を通して加熱調理してから食べることが多い魚です。
まだらのオスが持つ白子(精巣)はコクのある濃厚な味わいで、一般的に高級品として扱われています。メスが持つ卵巣は「まだらこ」と呼ばれ、一般的に「たらこ」と呼ばれる、すけとうだらの卵巣とは異なります。
まだらの旬とおもな産地
日本国内でのおもな産地は北海道で、そのほかに青森県、宮城県、岩手県などがあげられます。
旬は12月~3月の冬の時期で、この時期に産卵を迎えるため体は丸々としていてます。また、白子やまだらこも冬に最もおいしく味わうことができます。
まだらの栄養
生のまだら、100gあたりのカロリーや栄養は以下の通りです。
・カロリー…72kcal
・たんぱく質…17.6g
・糖質…0.1g
・脂質…0.2g
・カルシウム…32mg
・カリウム…350mg
・リン…230mg
【出典】
日本食品標準成分表 2020年版(八訂)
おいしいまだらの選び方
おいしいまだらの選び方を、切り身と丸ごとの場合でみていきましょう。
切り身のまだらは、表面にぬめりがなく身に弾力があり、全体的に透明感があるものを選びます。丸ごとの場合はまだら自体が大きく、背中の斑模様がはっきりと見えるものがよいでしょう。
まだらを使ったDELISH KITCHENのレシピ
たらは定番の鍋料理も魅力的ですが、ここではメインの主菜になるレシピをご紹介します。
たらのバターしょうゆムニエル
淡白なたらはバターしょうゆの味付けとも相性抜群。皮目を焼き色が付くまでこんがりと焼くことで、パリッと香ばしい味わいも楽しめます。
たらのバターホイル焼き
たらと野菜の旨味を閉じ込めるホイル焼き。バターの風味とポン酢しょうゆのさっぱりとした味付けが食欲をそそります。材料を包んで焼くだけなので簡単にできて、洗い物が少なく済むのもうれしいポイントです。
たらの唐揚げおろしあんかけ
たらに塩で下味をつけて唐揚げにしましょう。やわらかくジューシーな味わいが楽しめます。レンジで簡単に作れるおろしあんをプラスすれば、さらにご飯がすすむ一品になりますよ。
冬に旬を迎えるまだらをおいしく味わおう!
まだらはたらの中でも大型の魚で、タラ科マダラ属に分類されています。体に斑模様があり、身は淡白な味わいが特徴です。
鍋料理はもちろん、煮付けやムニエル、揚げ物など、さまざまな食べ方で楽しめますよ。年中スーパーなどで手に入りますが、旬である冬の時期は特においしいので、いろいろな調理方法で味わってみましょう。