DELISH KITCHEN

夏みかんとは?旬の時期や栄養についても解説

作成日: 2021/11/30

ほろ苦く甘酸っぱい味わいが特徴の夏みかん。濃い黄色をしていて爽やかな香りが楽しめますが、どのような果物なのでしょうか。

この記事では、夏みかんについて特徴や旬の時期、含まれているカロリーや栄養などについてご紹介します。

目次

  1. 夏みかんについて
    1. 夏みかんとは
    2. 夏みかんの旬
    3. 夏みかんの選び方
    4. 夏みかんの保存方法
    5. 夏みかんの食べ方
  2. 夏みかんのカロリー・栄養
    1. カロリー・栄養
    2. ビタミンC
    3. 葉酸
    4. カリウム
  3. 夏みかんを使ったDELISH KITCHENのレシピ
    1. 夏みかんのマーマレード
  4. 甘酸っぱくてほろ苦い夏みかんを味わおう

夏みかんについて

まずは、夏みかんについてご紹介します。

夏みかんとは

夏みかんは日本原産の果物で、初夏に楽しめる柑橘類です。英語での表記は「summer oranges」ですが、和名の正式名称は「ナツダイダイ」です。

これは、実を収穫せずにそのままにしておくと、次の年は前年と当年の実が同じ木になるという変わった習性から、「実りが代々続く」という意味で名づけられたといわれています。

ごつごつとした厚くて固い皮が特徴で、香りがよく実は大きて食べごたえがあります。また、内袋も固くそのままでは食べられないため、むいて食べる必要があります。
果実はみずみずしく歯ごたえがあり、プチプチとした食感を楽しめます。酸味が強く、甘酸っぱい風味の中にほのかな苦味を感じる味わいです。

夏みかんの旬

夏みかんの収穫時期は、4月中旬から5月下旬ごろで夏まで出回っています。

ほかの柑橘類と同じく、実が黄色く色づき始めるのは秋頃ですが、この時期の夏みかんは酸味が強すぎるので酸を抜く必要があります。そのため、収穫せずにそのまま年を越し、熟成させて酸を抜いてから収穫します。

夏みかんの選び方

全体的にムラがなく濃い黄色に色づいていて、表面に傷や変色がなく張りがあるものを選びます。
また、ヘタの部分が緑色で茶色くなっていないもの、手に持ったときにずっしりと重みを感じるものがよいでしょう。

夏みかんの保存方法

夏みかんは風通しのよい場所で、常温で保存しましょう。
冷蔵庫で保存する場合は、ポリ袋に入れてから保存します。保存期間の目安は1〜2週間ほどで、できるだけ空気に触れないように保存してください。乾燥が苦手な果物なので、乾燥すると苦味が出やすくなります。

夏みかんの食べ方

そのままでもおいしく食べられますが、ジャムにしたりゼリーなどのスイーツに使うと存在感があり、甘酸っぱい風味や爽やかな香りを楽しめます。

また、酸味を活かして夏みかんの果汁を使用したポン酢しょうゆや、しっかりとした果実の食感を楽しむサラダなどに使われています。

夏みかんのカロリー・栄養

夏みかんには、どのような栄養が含まれているのでしょうか。

カロリー・栄養

夏みかんのカロリーや栄養について、生と缶詰の場合でみていきましょう。

《生 100gあたり》
・カロリー…42kcal
・カリウム…190mg
・ビタミンC…38mg
・糖質…8.8g
・葉酸…25μg

《生 1個(300g)あたり》
・カロリー…126kcal
・カリウム…570mg
・ビタミンC…110mg
・糖質…26.4g
・葉酸…75μg

《缶詰 100gあたり》
・カロリー…80kcal
・カリウム…92mg
・ビタミンC…14mg
・糖質…18.9g
・葉酸…12μg

缶詰は加工の工程で加熱殺菌するため、熱に弱いビタミンCは生のものと比べると低い数値になっています。また、ビタミンC、カリウム、葉酸は水に溶ける性質があるので、缶詰にする工程で少なくなってしまいます。

ビタミンC

ビタミンCは水溶性ビタミンのひとつで、抗酸化作用や体内のコラーゲンを生成する働きがあります。

詳しくは、こちらの記事でご紹介しています。

葉酸

葉酸は水溶性ビタミンのひとつで、細胞増殖に必要なDNAの合成に関わる重要な栄養です。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

カリウム

カリウムは人体に必要なミネラルの一種で、体内で浸透圧を調整する働きがあります。さらに、体内のナトリウムの排出を手助けする作用があるため、塩分のとりすぎを調節してくれます。

夏みかんを使ったDELISH KITCHENのレシピ

夏みかんを使ったレシピをご紹介します。

夏みかんのマーマレード

夏みかんを丸ごと使ったマーマレードです。爽やかな甘味と皮のほろ苦さを楽しめますよ。パンやヨーグルト、バニラアイスなどと相性がよいジャムです。

甘酸っぱくてほろ苦い夏みかんを味わおう

夏みかんは日本が原産の柑橘類で、初夏に楽しめる果物ですが4月中旬から5月下旬ごろに旬を迎えます。酸味が強いためすぐには収穫せずに、熟成させて酸を抜いてから収穫されます。

香りのよい夏みかんはそのまま食べるだけでなく、その味わいを活かしてジャムやスイーツに使ってもおいしいですよ。旬の時期には、ほろ苦く甘酸っぱい夏みかんを味わってはいかがでしょうか。

【出典】
・日本食品標準成分表 2020年版(八訂)
【参考】
・厚生労働省 e-ヘルスネット カリウム
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-005.html)
・厚生労働省 e-ヘルスネット 葉酸とサプリメント
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-002.html)
・厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』ビタミンC
(https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c03/09.html)(2021/11/30)

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