本マグロとは?特徴やおすすめレシピをご紹介
作成日: 2021/12/02
寿司のネタや刺身としても人気の高いマグロ。その中でも、高級なマグロとして知られているのが本マグロです。赤身の旨味や脂の甘味を楽しめますが、本マグロとはどのような魚なのでしょうか。
この記事では、本マグロについて特徴や旬の時期、カロリーや含まれている栄養、マグロを使ったレシピなどをご紹介します。
本マグロについて
本マグロについて、詳しくご紹介します。
本マグロとは
本マグロは、マグロの中でも最高級品とされているクロマグロ(黒鮪)のことを指します。クロマグロはマグロの種類の中でも一番大きく、体長が3~4m、重さが400㎏以上もある大型魚です。
「マグロ」という呼び名は、スズキ目サバ亜目サバ科マグロ属に分類される魚の総称で、「本マグロ」とはマグロの種類のひとつであるクロマグロのことです。
本マグロの旬・産地
本マグロは北半球に広く分布していますが、北海道から沖縄県まで全国的に漁獲することができます。なかでも、日本近海でとれる国産の本マグロは最高級品として知られ、「大間の本マグロ」で有名な青森県は、本マグロの漁獲量が多い地域です。
本マグロの旬は12月~2月といわれています。旬の時期の本マグロは脂がのっており、赤身やトロなどがおいしくいただけます。
本マグロのカロリー・栄養
本マグロのカロリーや栄養についてみていきましょう。天然の生のクロマグロ、100gあたりの数値を、赤身と脂身、それぞれご紹介します。
《赤身》
・カロリー…115kcal
・たんぱく質…26.4g
・カルシウム…5mg
・ビタミンE…0.8mg
・糖質…0.1g
・脂質…1.4g
・鉄分…1.1mg
《脂身》
・カロリー…308kcal
・たんぱく質…20.1g
・カルシウム…7mg
・ビタミンE…1.5mg
・糖質…0.1g
・脂質…27.5g
・鉄分…1.6mg
同じクロマグロでも赤身と脂身の部位の違いで、カロリーや含まれている栄養の量が異なります。
100gあたりのカロリーは、脂身の方が高い数値になっています。また、赤身と脂身で糖質の量は変わりませんが、脂質の差は大きくなっています。
※ビタミンEの数値は、αトコフェロールの値を記載しています
マグロを使ったDELISH KITCHENのレシピ
簡単に作れるマグロのレシピをご紹介します。ぜひ本マグロを使ってみてはいかがでしょうか。
アボカドとマグロのユッケ
マグロとアボカドは相性抜群の組み合わせです。切って和えるだけなので、時間がないときでもさっと作れるうえに、食べごたえのある一品です。おつまみにもぴったりですよ。
マグロのレアステーキ
刺身以外の食べ方で楽しみたいときは、さっと焼いたレアステーキにするのもおすすめです。ラー油を使ったピリ辛なたれで、いつもとは違った味わいのマグロが楽しめますよ。
ひゅうが丼
大分県津久見市の郷土料理であるひゅうが丼を、ご家庭でも簡単に楽しみませんか。市販のたれを活用することで調味料を合わせる手間もなく、手軽に作れますよ。
冬が旬の本マグロはクロマグロのこと!
本マグロとは、マグロのなかでも高級品にあたるクロマグロのことです。マグロという呼び名はマグロ属に属する魚の総称で、本マグロはそのひとつであるクロマグロを指します。
冬になると旬を迎え、脂がのって特においしくいただけます。部位によっても味わいが異なるので、本マグロが手に入ったら違いを楽しむのもよいでしょう。
【出典】
日本食品標準成分表 2020年版(八訂)