DELISH KITCHEN

葉玉ねぎとは?特徴やおすすめレシピもご紹介

作成日: 2021/12/15

さまざまな種類がある野菜のなかでも、葉玉ねぎをご存じでしょうか。きれいな緑色の葉と小さな球根がある見た目で、炒めたり煮たりといろいろな調理法で楽しめます。そんな葉玉ねぎと一般的な玉ねぎでは、どのような違いがあるのかなど分からないこともあるかもしれまん。

この記事では、葉玉ねぎについて特徴や含まれている栄養、おすすめの食べ方をご紹介します。

目次

  1. 葉玉ねぎについて
    1. 葉玉ねぎとは
    2. 葉玉ねぎの旬・産地
  2. 葉玉ねぎの栄養
  3. 葉玉ねぎの選び方
  4. 葉玉ねぎの保存方法
  5. 葉玉ねぎの食べ方とDELISH KITCHENのレシピ
    1. 豚バラと葉玉ねぎのみそ炒め
  6. 葉玉ねぎは玉ねぎを途中で収穫した野菜

葉玉ねぎについて

葉玉ねぎについて詳しくご紹介します。

葉玉ねぎとは

葉玉ねぎは、葉がついたまま玉がふくらむ前に収穫した玉ねぎのことをいいます。玉ねぎは玉の部分が大きくふくらんで葉が枯れてから収穫するのに対して、葉玉ねぎは玉が成長している途中で収穫します。

葉玉ねぎと玉ねぎの品種は同じもので、葉玉ねぎの葉は食べられるのが特徴です。また、小さな玉ねぎの部分も食べることができるため、葉の部分と玉の部分の両方を味わえます。

葉玉ねぎの葉は、長ねぎよりもやや肉厚で太めです。甘味があり食感はやわらかく、少し粘り気もあります。また、玉の部分は辛味が少なく水分が多めです。

葉玉ねぎの旬・産地

葉玉ねぎのおもな産地は千葉県です。旬の時期は1月から3月で、なかでも寒さが厳しい2月がおいしく食べられるでしょう。

葉玉ねぎの栄養

葉玉ねぎのカロリーや栄養についてご紹介します。生の可食部100gあたりの数値は以下の通りです。

・カロリー…33kcal
・炭水化物…7.6g
・食物繊維…3.0g
・糖質…4.6g
・ビタミンB2…0.11μg
・ビタミンB16…0.16μg
・ビタミンC…32mg
・βカロテン…1500g
・葉酸…120μg
 
玉ねぎの匂いの主成分は、硫化アリルという成分です。これは玉ねぎを切るときに目がしみる成分でもあり、殺菌作用があることで知られています。また、硫化アリルの一種はビタミンB1の吸収を高めて、消化液の分泌を促し食欲を増進させるとも考えられています。

葉玉ねぎには、ビタミンCやβカロテン、葉酸などのビタミンB群が含まれています。βカロテンには強い抗酸化作用があり、葉酸は細胞増殖に必要なDNAの合成に使われる重要な栄養です。

ビタミンCは水溶性ビタミンのひとつです。体内でコラーゲンの生成に必要であり、抗酸化ビタミンの一種でもあります。

※βカロテンの数値は、βカロテン当量を記載しています

葉玉ねぎの選び方

葉玉ねぎを購入する際は、葉が青々としていて張りがあるものを選びましょう。また、玉の部分はあまり大きいものではなく、よく締まっていて表面にツヤがあるものがおすすめです。

一部が変色しているものや、根の切り口が乾いているものは鮮度が落ちている可能性があるため、なるべく避けるようにしましょう。

葉玉ねぎの保存方法

葉玉ねぎを保存するときは、表面の水分が乾燥しないようにしっかりと包んで保存するようにしましょう。
丸ごと保存する場合は、新聞紙で包み冷暗所で保存します。切ってから保存する場合は、ラップでぴったりと包んでから冷蔵庫の野菜室で立てて保存します。
保存期間の目安は、1週間ほどです。

詳しい保存方法はこちらの動画を参考にしてください。葉玉ねぎでも同様に保存できます。

葉玉ねぎの食べ方とDELISH KITCHENのレシピ

葉玉ねぎは、豚肉やほかの野菜などと一緒に炒め物にしたり、牛肉を合わせてすき焼き風にしたり、ホイル焼きなどにも使うことができます。また、味噌汁やスープなどの汁物、酢味噌をかて食べるぬたにもおすすめです。

ここでは、豚肉と合わせて作る炒め物のレシピをご紹介します。

豚バラと葉玉ねぎのみそ炒め

葉玉ねぎを炒めて食べる際は、短時間で炒めてシャキシャキの食感が楽しめるように調理しましょう。通常の玉ねぎよりも甘味のある葉玉ねぎと豚肉の旨味、にんにくの風味が合わさってご飯の進むおかずに仕上がります。

葉玉ねぎは玉ねぎを途中で収穫した野菜

葉玉ねぎは、玉ねぎの玉の部分が大きくなる前に収穫した野菜です。そのため一般的な玉ねぎと同じ品種であり、玉ねぎとのおもな違いは収穫時期と葉がついた見た目です。葉玉ねぎは葉の部分と玉の部分、どちらも食べられるのが特徴です。

玉ねぎよりも甘味を感じられる葉玉ねぎは、炒め物や煮物、汁物など、さまざまな料理で楽しめます。旬の季節が短いため、店頭で見かけた際はぜひ手に取ってみましょう。

【出典】
・日本食品標準成分表 2020年版(八訂)
【参考】
・独立行政法人 農畜産業振興機 野菜ブック
(https://www.alic.go.jp/content/001162825.pdf)
・独立行政法人 農畜産業振興機構 野菜ブック2019
(https://www.alic.go.jp/content/001162826.pdf)
・厚生労働省 e-ヘルスネット カロテノイド
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-007.html)
・厚生労働省 e-ヘルスネット 葉酸とサプリメント
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-002.html)
・厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』ビタミンC
(https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c03/09.html)(2021/12/15)

このページの情報をLINEでシェアできます。
このページの情報をTwitterでシェアできます。
このページの情報をFacebookでシェアできます。
このページの情報をPinterestでシェアできます。