
アンチョビとは?レシピや代用品、オイルサーディンとの違いをご紹介
作成日: 2020/05/05
更新日: 2025/03/26
「アンチョビを使った料理を作りたいけれど、いつもワンパターンになってしまう」「アンチョビをどのように活かせば良いかわからない」といったお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、アンチョビの特徴をはじめ、使い方やオイルサーディンとの違い、代用品、おすすめのレシピをご紹介します。
アンチョビとは?
アンチョビとは、カタクチイワシを数ヶ月間塩漬けにし発酵させたあと、オリーブオイルに漬けて保存する加工食品です。イタリアが発祥とされ、現地では「アッチューガ」と呼ばれています。
日本ではフィレタイプが一般的ですが、チューブや瓶入りのペーストタイプも市販されています。
アンチョビの使い方
たっぷりの塩で漬け込んで作られるため、非常に塩辛く、一般的にそのまま食べることはありません。細かく刻んでパスタに加えたり、サラダやピザのトッピングに使ったりすることが一般的です。
また、すり潰してソースやペーストにすることもおすすめです。発酵による豊かな旨みと独特の香りが食欲をそそります。
オイルサーディンとの違い
アンチョビと似た加工食品に「オイルサーディン」があります。オイルサーディンとはイワシを塩水に浸け、低温の油で加熱調理したものです。アンチョビと比較すると使用する塩の量が少なく、出来上がったものはそのまま食べられることが特徴です。
アンチョビが調味料として使われるのに対し、オイルサーディンは主に食材として使われます。また、アンチョビは加熱せずに作られますが、オイルサーディンは加熱する点でも違いがあります。
アンチョビの代用品におすすめの食材
アンチョビが手元になくて自宅にある材料で料理を済ませたい場合には、以下の代用品がおすすめです。
ツナとナンプラーを組み合わせる
アンチョビの代用品として手軽なのが、オイル漬けのツナとナンプラーの組み合わせです。
アンチョビと同じくオイルに漬けた加工食品であるツナにナンプラーを加えることで、アンチョビ特有の塩気や発酵による風味を味わえます。
塩辛を使って旨みをプラス
塩辛も、アンチョビの代わりとして活用できます。塩辛は魚介の身や内臓を発酵させた食品で、独特な旨みと塩気があります。
量を調整しながら刻んで料理に加えることで、アンチョビのような味のアクセントをつけることが可能です。
オイルサーディンをアレンジ
アンチョビとは製法が異なるものの、オイルサーディンも代用として使えます。オイルサーディンに塩を軽くまぶし、漬けオイルごと一晩冷蔵庫に置いておくと、即席のアンチョビのような味わいになります。
アンチョビの栄養
ここでは可食部100g当たりに含まれるアンチョビ(缶詰)の栄養素をご紹介します。
ナトリウム:5,200mg
カリウム:140mg
カルシウム:150mg
ビタミンB2:0.31mg
ビタミンB12:14.0μg
ビオチン:22.0μg
アンチョビのレシピ
アンチョビを使った料理をおいしく作りたい方はこちらのデリッシュキッチンの厳選レシピをご参考ください♪
さっと炒めて♪アンチョビベーコンポテト
簡単でおいしい、おつまみにもぴったりのレシピです。アンチョビとベーコンの旨みと塩気がジャガイモによく合います。
にんにくを効かせて♪春菊としめじのアンチョビパスタ
アンチョビの塩気とにんにくの風味がクセになるおいしさです。春菊の葉は最後に加え、さっと和えるだけにしましょう。
酸味がアクセント!ブロッコリーと鶏肉のアンチョビレモン
フライパンで蒸し焼きにした、ブロッコリーと鶏肉のアンチョビレモンのレシピです。レモンが入ることで見た目も華やかになる、さっぱりとした一品です。
アンチョビを使った料理をもっと知りたい方はこちら!
旨みたっぷりのアンチョビを使ってレパートリーを増やそう!
この記事ではアンチョビの特徴をはじめ、使い方やオイルサーディンとの違い、栄養素などをご紹介しました。記事内のレシピも参考に、アンチョビを活かした料理をぜひ作ってみてください。
【出典】
日本食品標準成分表2020年版(八訂)