
みつ豆とは?あんみつとの違いやレシピをご紹介
作成日: 2022/01/15
更新日: 2025/10/16
和風のデザートのなかでも夏にぴったりなみつ豆。色とりどりの具材が入って見た目も華やかですね。みつ豆と似ているものにあんみつがありますが、このふたつにはどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、みつ豆の特徴やあんみつとの違い、みつ豆の缶詰を使ったレシピなどをご紹介します。
みつ豆とは?
みつ豆は、ゆでた赤えんどう豆にフルーツや寒天、求肥、白玉などを合わせて蜜をかけたものを指します。冷やしてもおいしく食べられるため、和風デザートの中でも夏場に人気のある甘味のひとつです。
みつ豆は缶詰としても販売されており、手軽に楽しむことができます。豆だけのものやフルーツが一緒に入っているものなど、いくつか種類があります。
あんみつや豆かんとの違いは?
あんみつとの違い
あんみつは、みつ豆にあんこをトッピングしたものを指します。このことから、あんみつはみつ豆の一種となります。
みつ豆にはあんみつのほかにも、アイスクリームを乗せた「クリームみつ豆(クリームあんみつ)」や、豆と寒天だけの「豆かん」など種類があるのが特徴です。
豆かんとの違い
みつ豆と豆かんの主な違いは、寒天と赤えんどう豆に加えて、他の具材が含まれるかどうかという点にあります。
豆かんは、「豆」と「寒天」という名前の通り、さいの目切りにした寒天と茹でた赤えんどう豆のみを器に盛り付け、黒蜜をかけていただく極めてシンプルな甘味です。使用される素材が少ないため、寒天と豆それぞれの素朴な風味や食感が際立ち、さっぱりとした味わいが特徴です。
一方、みつ豆は、この豆かんの具材に加えて、求肥(ぎゅうひ)やフルーツ(缶詰のミカンやパイナップルなど)が盛り合わせられています。これにより、豆かんよりも彩りが豊かで、多様な食感と味わいを楽しむことができます。
みつ豆も豆かんも、もとは江戸時代末期に登場した素朴な菓子が原型ですが、明治時代に和菓子屋が寒天、求肥、フルーツを加えてアレンジしたものが、現在のみつ豆の形として定着したとされています。
デリッシュキッチンの缶詰のみつ豆を使ったレシピ
みつ豆の缶詰を使って楽しめるアレンジレシピをご紹介します。
白玉フルーツ寒天
白玉団子とみつ豆の缶詰を寒天で固めた白玉フルーツ寒天です。白玉粉と絹豆腐で作る団子はもちもちとした食感がたまりません。透き通った寒天は夏にぴったりな涼やかな一品です。
練乳寒天ゼリー
みつ豆缶と缶詰のフルーツで作る寒天ゼリーです。牛乳と多めの練乳で濃厚に仕上げた寒天に、あっさりとしたフルーツの甘さがよく合います。手軽な材料で作れるので、おやつにおすすめです。
練乳レアチーズケーキ
レアチーズケーキとフルーツゼリーが層になって、断面の美しいケーキです。ザクザクとしたビスケット生地と、つるっとしたフルーツゼリーの食感が楽しめます。
お好みのアレンジでみつ豆を楽しもう
みつ豆は、ゆでた赤えんどう豆にフルーツや寒天、求肥、白玉などを合わせて蜜をかけた和風のデザートです。見た目が似ているあんみつは、みつ豆にあんこをトッピングしたものです。冷やしてもおいしく食べられるため、夏の風物詩としても知られています。
スーパーなどでは缶詰が出回っており、手軽に手に入れることができます。お好みのフルーツやあんこなどを合わせるほか、お菓子の材料としても使えるのでいろいろなアレンジで楽しめますよ。
