白きくらげとは?特徴や白いきくらげとの違いも解説
作成日: 2022/01/17
きくらげというと、中華料理などでよく使われている黒いきくらげが一般的です。普段あまりなじみがありませんが、きくらげにはほかにも白きくらげという種類があるのをご存じでしょうか。
この記事では、白きくらげについて特徴や白いきくらげとの違い、含まれている栄養、レシピなどをご紹介します。
白きくらげについて
白きくらげの特徴や、白いきくらげとの違いについてご紹介します。
白きくらげとは
白きくらげは、シロキクラゲ科シロキクラゲ属に分類されるきのこです。味や香りなどにくせがなく、白っぽい半透明な色合いとコリコリとした食感が特徴です。
日本ではあまりなじみがない食材ですが、中国では古くから栽培されており「銀耳(ぎんじ)」と呼ばれています。食用のほか、漢方にも使われています。
白いきくらげとの違い
きくらげの中には白いものもあります。白いきくらげは、キクラゲ科キクラゲ属の「あらげきくらげ」に分類されるきのこで、白きくらげとは別の種類です。
これは、一般的に食されている黒いきくらげの栽培中に、突然変異でごくまれにできるものです。コリコリとした食感と肉厚な形が特徴です。
白きくらげの食べ方
白きくらげはコリコリとした食感で、味や香りはほとんどありません。ツルツルとしていてくせがない特徴を活かしてスープの具に用いたり、中国や台湾では甘味をつけてデザートとしても楽しまれています。
白きくらげのカロリーと栄養
白きくらげのカロリーや栄養をご紹介します。乾燥した状態の1gあたりの数値は以下の通りです。
・カロリー…2kcal
・たんぱく質…0g
・食物繊維…0.7g
・糖質…0g
・脂質…0g
・カリウム…14mg
・葉酸…1μg
白きくらげの下処理
白きくらげは、黒いきくらげと同じ方法で下処理することができます。乾燥した状態で流通しているため、水や湯で戻してから使います。
詳しくは、こちらをご覧ください。
DELISH KITCHENの白きくらげを使ったレシピ
白きくらげを使ったレシピをご紹介します。
ホタテと白きくらげの中華スープ
ホタテの缶詰と乾燥の白きくらげで作る中華スープです。鶏ガラスープの素と塩であっさりと仕上げたスープに、缶汁ごと使ったホタテの旨味が広がります。ツルツルとした白きくらげの食感が楽しめる温かい一品は寒い日におすすめです。
白きくらげと白いきくらげは種類が違う
白きくらげは半透明で花びらのような形をした、シロキクラゲ科シロキクラゲ属に分類されているきのこです。見た目が似ている白いきくらげは、キクラゲ科キクラゲ属のあらげきくらげが突然変異し、黒から白に変わったもので、白きくらげとは別の種類です。
味や香りにくせがなく食感を活かしてスープに加えたり、デザートなどにも使われています。白きくらげが手に入ったら、ぜひ味わってみましょう。
【出典】
日本食品標準成分表 2020年版(八訂)