コーヒー豆のモカとは?モカマタリやモカシダモについても解説
作成日: 2022/01/18
コーヒーは豆の種類によって風味や味わいが大きく異なります。コーヒー豆にはさまざまな品種や銘柄がありますが、そのなかでもモカという名前を聞いたことはあるでしょうか。
この記事では、コーヒー豆であるモカの特徴や種類についてみていきましょう。また、呼び名が似ているカフェモカとの違いもご紹介します。
コーヒー豆のモカについて
モカとはどのようなコーヒー豆なのでしょうか。
コーヒー豆のモカとは
モカはコーヒー豆の収穫産地を指す銘柄で、イエメンのモカ港から出荷されたコーヒー豆のことをいいます。モカという名前は、このモカ港に由来しています。
この港はかつてコーヒーの積出港として栄えていて、エチオピア産のコーヒー豆もモカ港から輸出されていました。そのため、モカにはイエメン産とエチオピア産の2種類があります。
世界で最も古いコーヒー豆のブランドといわれていて、果実のような酸味や甘味、コクのある味わいが特徴です。
モカの産地とブランド
モカは生産地域ごとに種類が区別されていて、イエメン産では「モカマタリ」というブランド豆が有名です。さわやかな酸味と果実のような甘い香りが特徴で、日本でも人気があるコーヒー豆です。
エチオピア産には「モカシダモ」「モカハラー」「モカアビシニア」「モカイルガチェフェ」などのブランド豆があります。
コーヒー豆について
コーヒーの種類は大きく分けて「アラビカ種」と「ロブスタ種(カネフォラ種の亜種)」のふたつがあります。
世界のコーヒーの総生産量のうち、約60%がアラビカ種だといわれていて、モカはこちらに分類されます。ロブスタ種はブレンド用やインスタントコーヒーに使われることが多くなっています。
コーヒー豆の種類などについて、詳しくはこちらでご紹介しています。
カフェモカとの違い
モカと付く名前には「カフェモカ」もありますが、このふたつには違いがあります。モカはエチオピア産やイエメン産のコーヒー豆のことで、その豆から抽出したコーヒーがモカコーヒーです。
一方でカフェモカは、エスプレッソにミルクやチョコレートシロップなどを加えたドリンクのことをいいます。モカの香りがチョコレートに似ていることから、カフェモカと呼ばれるようになったといわれています。
カフェモカについては、こちらの記事をご覧ください。
モカはモカ港から輸出されたコーヒー豆のこと
モカはモカ港から輸出されたコーヒー豆で、イエメン産とエチオピア産の2種類があります。世界最古のコーヒーといわれており、さわやかな酸味と甘味、コクのある味わいが特徴です。
名前が似ているカフェモカは、エスプレッソをベースとしてミルクやチョコレートシロップなどを加えた飲み物のことです。コーヒーが好きな方は違いを知っておくと参考になるでしょう。