カフェモカとは?カプチーノなどとの違いも解説
作成日: 2020/08/04
コーヒー店のメニューで良く見かける「カフェモカ」。詳しくは知らなくても、何となく「甘いデザート系のコーヒー」をイメージする人は多いかもしれません。
しかし、コーヒー系のドリンクにはカフェラテやカフェオレ、カプチーノといったさまざまな種類があり、何がどう違うのか、混乱しがち。
そこで、今回はカフェモカとはどういった飲み物なのか、そしてほかのコーヒー系ドリンクとの違いも解説します。
カフェモカとは
カフェモカとは、エスプレッソコーヒーをベースとし、チョコレートシロップと温めたミルクを加えたものです。これを基本とし、お店では上にホイップクリームをのせたり、さらにその上からチョコレートソースをかけたりと、独自のアレンジが施されます。
カフェモカは濃厚なエスプレッソに、チョコレートの甘味とミルクのコクがプラスされるため、ほろ苦さと甘味がマッチした味わい。コーヒー好きの人はもちろん、そうでない人からも、人気の高いコーヒードリンクです。
ちなみに、カフェモカの「モカ」とは、本来はコーヒー豆の種類を指す言葉。しかし、それではコーヒーという意味の言葉が重複しているに過ぎません。
なぜこのような名前が付いたのかというと、高級豆として知られるモカの香りが、まるでチョコレートを彷彿とさせる香りであったからだといわれています。つまり、カフェモカにおいてのモカとは、チョコレートを意味する言葉なのです。
カフェラテ、カフェオレ、カプチーノとの違い
カフェモカのほかにも、お店ではさまざまなコーヒーの種類があり、混乱してしまいがちではないでしょうか。ここでは、カフェラテ、カフェオレ、カプチーノのそれぞれの特徴と、カフェモカとの違いを解説します。
カフェラテとの違い
カフェラテとは、エスプレッソにスチームで温めたミルクをたっぷりと注いだものを指します。
エスプレッソとは、深煎りのコーヒー豆を細かく挽き、専用の機械で抽出したコクのあるコーヒーのことです。カフェラテの作り方はエスプレッソ2に対し、ミルクを8の割合で加えるのが一般的。
一方、カフェモカはエスプレッソにミルクを加えるところまでは一緒ですが、さらにチョコレートシロップが加わります。
従って、カフェモカとカフェラテの大きな違いは、「チョコレートが入るかどうか」だといえるでしょう。
カフェオレとの違い
カフェオレとは、ドリップコーヒーと温めたミルクを1対1の割合で注いだものです。
ドリップコーヒーとは、ペーパーや布などのフィルターにコーヒー粉を入れ、お湯を注いで抽出したコーヒーのこと。カフェラテやカフェモカは、ベースがエスプレッソでしたが、カフェオレのベースはドリップコーヒーです。
また、カフェモカのようにチョコレートも入っていません。
従って、カフェモカとカフェオレの違いは、「ベースのコーヒーが異なる」ことと、「チョコレートが入るかどうか」ということになります。
カプチーノとの違い
カプチーノとは、エスプレッソに温めたミルクと、泡立てたミルクを加えたもの。割合はお店によって異なりますが、それぞれ1対1対1で加えるのが一般的な作り方です。
ベースがエスプレッソというところでは、カフェラテやカフェモカと一緒ですが、カフェラテとの違いは、ミルクの泡がのっているかどうかで見分けることができます。
カフェモカとの違いは、やはり「チョコレートが入っているかどうか」だといえるでしょう。
カフェモカ風味のDELISH KITCHENレシピ
カフェモカについて分かったところで、今度はカフェモカの風味を生かしたスイーツに挑戦してみませんか?
ここでは、DELISH KITCHENおすすめのレシピをご紹介します!
ほろ苦でおいしい♪カフェモカドームケーキ
チョコレートムースがたっぷり詰まったドームケーキの表面に、コーヒーの模様でアクセントをつけました!
とろけるようなムースの口どけと共に、ふわっと香るコーヒーの風味をお楽しみください。
ちょっぴりビター♡カフェモカムース
ゼラチンを使わないので簡単♪マシュマロを使うことで、ふわふわな食感に仕上がります。
甘いミルクチョコレートに、ビターなコーヒーのアクセントが大人の味わいです。
程よい苦味が大人の味♡カフェモカドロップクッキー
コーヒー入りのクッキー生地に、ゴロゴロ入ったホワイトチョコレートが楽しい♪
ほろ苦さがクセになり、ついつい手が伸びるおいしさです。
カフェモカは甘味と苦味のマリアージュ!
エスプレッソをベースに、ミルクとチョコレートを加えたカフェモカ。ほろ苦さと甘さが一体となって、コーヒーが苦手な人でも飲みやすいドリンクです。カフェラテやカプチーノなどとの違いを知れば、お店での注文も自信が持てるのではないでしょうか。
また、コーヒーとチョコレートの組み合わせはドリンクだけでなく、スイーツにも活用できます。
甘味と苦みのマリアージュをぜひお楽しみください。