あじにゼイゴがあるのはなぜ?取り方もご紹介
作成日: 2022/01/26
あじは尾の付け根あたりに、とげのようなかたいうろこがあります。下処理をしないと口当たりが悪くなるため、あじを丸ごと調理する際は取り除くようにします。あじ以外の魚にはゼイゴがありませんが、なぜあじにはついているのでしょうか。
この記事では、ゼイゴについてや取り方をご紹介します。
ゼイゴとは
ゼイゴはあじのうろこの中でも一際かたく、尾の付け根の側面にあるとげ状の部分のことです。漢字では「稜鱗(楯鱗)」と表します。このゼイゴはスズキ目アジ科アジ亜科の魚だけが持つのが特徴で、おもにあじについています。
自然界において、あじがほかの大きい魚に捕食されるとき、多くは後方から襲われます。そのときに、かたいうろこのゼイゴで敵から身を守る役割があるといわれています。
ゼイゴの取り方
ゼイゴは口当たりが悪くなるため、あじを丸ごと調理するときは取り除くようにしましょう。
アジの3枚おろし
あじをおろす過程でゼイゴを取り除きます。包丁を寝かせて、上下に大きく動かすと刃が入りやすくなります。
詳しい方法はこちらの中でご紹介しています。
小アジのさばき方
小あじもゼイゴを取って下処理します。骨のやわらかい小あじはおろさずに食べられるので、唐揚げなどにもおすすめです。
詳しくはこちらの動画で確認しましょう。
あじのゼイゴは敵から身を守る役割だった
あじのゼイゴとは、尾の付け根の側面にあるとげ状のかたいうろこのことです。これは、ほかの大きい魚に捕食されるとき、敵から身を守る役割があるといわれています。
ゼイゴは包丁の刃を寝かせ、上下に大きく動かして取ります。慣れると簡単になるので、動画を参考に下処理を行いましょう。