はすいもとは?アク抜きの方法やレシピをご紹介
作成日: 2022/01/28
はすいもという食材をご存じでしょうか。見たことがない場合はどんなものか想像できないかもしれません。その名前から、いもの仲間と思う方もいるでしょう。
この記事では、はすいもについて特徴や産地などとともに、選び方から下ごしらえの方法、レシピもご紹介します。
はすいもについて
さっそくはすいもについてみていきましょう。
はすいもとは
はすいもは、サトイモ科サトイモ属に属する常緑性多年草で、芋茎(ずいき)の一種です。さといもの近縁種ですが分類上は別の種類であり、「青ずいき」に分類されています。
さといもは根の部分を食べるのに対して、はすいもの球根は大きく育たないため食用とされず、茎長80cmにもなる長い葉柄の芋茎を食べます。草丈が3mにもなり見上げるほど高く成長するのが特徴で、東南アジアを中心に栽培されている野菜です。
はすいもの旬・産地
はすいもは、国内では高知県と徳島県で栽培が盛んです。なかでも高知県では特産品としても有名で、はすいもを使った郷土料理が多くあります。また、はすいもは沖縄県から伝わったものであるため「リュウキュウ」とも呼ばれています。
はすいもの旬の時期は7~9月頃です。露地栽培では夏から秋にかけて成長した葉柄を収穫します。また高知県ではハウス栽培が盛んで、1年を通して収穫されています。
はすいもの味
はすいもの味はたんぱくでくせがないため、いろいろな食べ方で味わうことができます。きんぴらなどの炒め物や酢の物、天ぷらにもよく合います。
また、味噌汁などの汁物に使うと味がよく染み込み、おいしくいただけます。シャキシャキとした食感を楽しむ場合は、サラダにしてもよいでしょう。
はすいもの選び方
はすいもは、皮が鮮やかな緑色をしていてハリがあるものを選びます。また、切り口が白くきれいなものが新鮮であるため、選ぶときの基準となります。収穫してから時間の経ったはすいもは、切り口が茶色く変色していくので確認するようにしましょう。
はすいもは断面から酸化が進んでしまうため、あまり日持ちしません。そのため購入後はできるだけ早めに消費するようにしましょう。
はすいもの下ごしらえ
はすいもはアクが強いため、調理前にしっかりとアク抜きをすることでおいしく食べることができます。皮をむき鍋に入る大きさに切ったあと、酢の入った水にはすいもを入れて1時間ほどおきます。たっぷりのお湯でゆでて水にさらし、水気をきりましょう。
詳しくはこちらでご紹介しています。
DELISH KITCHENのはすいものレシピ
はすいもを使ったレシピをご紹介します。
ずいきと油揚げの煮物
優しい味わいが堪能できる、はすいも(ずいき)と油揚げの煮物です。じっくりと煮ることで、はすいもと油揚げにしっかりと味が染み込みます。丁寧にアク抜きすることがポイントです。
はすいもはさといもの仲間で葉を食べる野菜
はすいもは、サトイモ科サトイモ属に分類される野菜です。さといもの仲間ではありますが、根の部分を食べるさといもとは違い、はすいもは長細い茎の部分である葉柄の芋茎を食べます。
味はたんぱくでくせがなく、シャキシャキとした食感が特徴です。アクが強いため調理する際はしっかりと下処理を行い、アク抜きをすることが大切です。はすいもは幅広い調理方法で楽しむことができるため、ご紹介したレシピも参考に味わってみましょう。