ボロネーゼとは?ミートソースとの違いについても解説
作成日: 2020/05/18
更新日: 2020/05/19
ひき肉がたっぷりと入った食べ応えのあるパスタ「ボロネーゼ」。イタリア料理店やカフェなどでも食べられる人気のパスタです。
こちらの記事では、ボロネーゼの特徴や作り方、またミートソースやポモドーロなどとの違いについてご紹介します。
ボロネーゼとは?
「ボロネーゼ」とは、イタリアの都市ボローニャ発祥のパスタ料理です。正式名称を「ラグー・アッラ・ボロニェーゼ(ragu alla bolognese)」といい、イタリア語で「ボローニャ風のラグー」という意味があります。「ラグー」とはフランス語で「煮込み」を意味し、肉や野菜、ワインなどを煮込んだ料理のことです。ボロネーゼもひき肉、トマト、玉ねぎなどの野菜、赤ワインなどを煮込んだソースで、パスタと合わせて食べられています。
イタリアでは元々ボロネーゼをそのまま食べる習慣もあったようですが、海外でボロネーゼスパゲティが広まったことにより、イタリア国内でもパスタと一緒に食べるのが一般的となりました。
本場イタリアでは、ボロネーゼにはきしめんのような平たいタリアテッレ(もしくはフィットチーネ)が使われ、それら以外の麺で作ったものはボロネーゼとは呼ばれません。タリアテッレはモチモチとした食感が特徴で、幅広の平たい麺にはボロネーゼソースがよく絡みます。
ボロネーゼの作り方は、まずオリーブオイルで玉ねぎやにんじん、セロリなどの香味野菜を炒めてソフリットを作り、取り出しておきます。同じフライパンでナツメグ、塩、こしょうで味付けしたひき肉を塊のまましっかりと焼きましょう。表面にうっすらと焦げ目がつくくらいまでしっかりと焼くことで肉の旨みを引き出すことができます。ソフリットをフライパンに戻し、湯むきして刻んだトマトと赤ワインを加えてコトコト煮込めば完成です。
ミートソース、ポモドーロとの違いは?
ボロネーゼと似た料理に「ミートソース」と「ポモドーロ」があります。
ミートソースはボロネーゼと同じくひき肉を使ったトマトベースのソースで、パスタにかけたミートソーススパゲティが人気です。日本へは戦後アメリカから伝わってきたとされ、ソースにケチャップやウスターソース、砂糖などで味付けした甘味が強いソースです。パスタだけなく、ドリアやグラタンなどとさまざまな料理に使われます。
一方のポモドーロとは、シンプルなトマトソースのことを指します。「ポモドーロ」はイタリア語で「トマト」を意味し、トマトソースのパスタのこともポモドーロと呼ばれるようになりました。
ボロネーゼのDELISH KITCHENレシピ
イタリア料理ボロネーゼはワインとの相性も抜群!
みんなが大好きなパスタ「ボロネーゼ」。ミートソーススパゲティに比べて甘みが少なく、ワインにもよく合うシンプルなパスタです。ひき肉とトマトの旨みを感じる料理はボリュームもあるので一皿でも満足するでしょう。