
ボロネーゼとは?ミートソースとの違いや簡単レシピをご紹介
作成日: 2020/05/18
更新日: 2025/10/10
ひき肉がたっぷりと入った食べ応えのあるパスタ「ボロネーゼ」。イタリア料理店やカフェなどでも食べられる人気のパスタです。
こちらの記事では、ボロネーゼの特徴や作り方、またミートソースやポモドーロなどとの違いについてご紹介します。
ボロネーゼとは?
ボロネーゼの発祥と由来
「ボロネーゼ」とは、イタリアの都市ボローニャ発祥のパスタ料理です。正式名称を「ラグー・アッラ・ボロニェーゼ(ragu alla bolognese)」といい、イタリア語で「ボローニャ風のラグー」という意味があります。「ラグー」とはフランス語で「煮込み」を意味し、肉や野菜、ワインなどを煮込んだ料理のことです。ボロネーゼもひき肉、トマト、玉ねぎなどの野菜、赤ワインなどを煮込んだソースで、パスタと合わせて食べられています。
イタリアでは元々ボロネーゼをそのまま食べる習慣もあったようですが、海外でボロネーゼスパゲティが広まったことにより、イタリア国内でもパスタと一緒に食べるのが一般的となりました。
ボロネーゼの特徴
本場イタリアでは、ボロネーゼにはきしめんのような平たいタリアテッレ(もしくはフィットチーネ)が使われ、それら以外の麺で作ったものはボロネーゼとは呼ばれません。タリアテッレはモチモチとした食感が特徴で、幅広の平たい麺にはボロネーゼソースがよく絡みます。
基本のボロネーゼの作り方
ボロネーゼの作り方は、まずオリーブオイルで玉ねぎやにんじん、セロリなどの香味野菜を炒めてソフリットを作り、取り出しておきます。同じフライパンでナツメグ、塩、こしょうで味付けしたひき肉を塊のまましっかりと焼きましょう。表面にうっすらと焦げ目がつくくらいまでしっかりと焼くことで肉の旨みを引き出すことができます。ソフリットをフライパンに戻し、湯むきして刻んだトマトと赤ワインを加えてコトコト煮込めば完成です。
ミートソース、ポモドーロとの違いは?
ボロネーゼと似た料理に「ミートソース」と「ポモドーロ」があります。
ミートソースはボロネーゼと同じくひき肉を使ったトマトベースのソースで、パスタにかけたミートソーススパゲティが人気です。日本へは戦後アメリカから伝わってきたとされ、ソースにケチャップやウスターソース、砂糖などで味付けした甘味が強いソースです。パスタだけなく、ドリアやグラタンなどとさまざまな料理に使われます。
一方のポモドーロとは、シンプルなトマトソースのことを指します。「ポモドーロ」はイタリア語で「トマト」を意味し、トマトソースのパスタのこともポモドーロと呼ばれるようになりました。
デリッシュキッチンのボロネーゼレシピ
なすと豚ひき肉のボロネーゼ
少ない材料で手軽にできるボロネーゼのレシピです。市販のソースも美味しいですが、家にある材料でできたら魅力的。
簡単ボロネーゼ
トマト缶を使わない簡単ボロネーゼ。野菜がたくさん入っているので甘みもしっかり感じられます。材料をケチャップなどの調味料で炒めるだけで、簡単に本格的なボロネーゼパスタが完成です。
れんこんのボロネーゼ
フライパン一つでれんこんを使った簡単パスタ!れんこんのシャキシャキ感がたまらなく、ご飯にかけて食べてもおいしいですよ。
イタリア料理ボロネーゼはワインとの相性も抜群!
みんなが大好きなパスタ「ボロネーゼ」。ミートソーススパゲティに比べて甘みが少なく、ワインにもよく合うシンプルなパスタです。ひき肉とトマトの旨みを感じる料理はボリュームもあるので一皿でも満足するでしょう。