カプレーゼとは?名前の意味や食べ方についてご紹介!
作成日: 2020/05/30
更新日: 2020/08/13
イタリア料理で人気のサラダ「カプレーゼ」。前菜やおつまみとして食べられる、見た目も美しい料理です。赤・白・緑はイタリアの国旗の色と同じで、まさにイタリアを代表する料理といっても過言ではないでしょう。
こちらの記事では、カプレーゼとはどんな料理か、またカプレーゼのおすすめの食べ方やトルタカプレーゼなどについてご紹介します。
カプレーゼとは?
「カプレーゼ」とは、イタリア発祥のサラダの一種です。カプレーゼに使用されるのはトマトとモッツァレラチーズ、バジルの3つで、材料さえそろえればあっという間に作ることができます。赤、白、緑とイタリア国旗と同じ色をしていることから、イタリア国民にこよなく愛されている料理です。
本場イタリアでは、特に水牛のミルクから作られるモッツァレラチーズ「モッツァレッラ・ディ・ブーファラ(Mozzarella di Bufala)」を使うのが定番となっています。こちらは一般的な牛のミルクから作られたモッツレラチーズに比べてより濃厚な味わいや風味があるのが特徴です。
実はこのカプレーゼ、正式名称を「インサラータ・カプレーゼ」といいます。カプレーゼとはイタリア語で「カプリ島の」という意味があり、インサラータ・カプレーゼで「カプリ島のサラダ」という意味になります。かつて、カプリ島の住人たちが地元でとれる食材を使って作った料理だったのです。カプリ島にあるホテル「グランドホテルキジサーナ」で催された晩餐会でカプレーゼが提供されたことをきっかけに、イタリア全土にこの料理が広まったとされています。
作り方はとても簡単で、食べやすい大きさに切ったモッツレラチーズとトマトを交互に皿に盛り付け、上からバジルを散らすだけです。ドレッシング代わりに、オリーブオイル、塩、こしょうをお好みでかけて食べましょう。また、緑が鮮やかなバジルソースなどをかけるのもおすすめです。
カプレーゼのおすすめの食べ方とは?
カプレーゼは、トマトとモッツァレラチーズ、バジルを一緒に口に入れて楽しみましょう。チーズのフレッシュさとトマト、バジルの爽やかさが口の中で渾然一体となりおいしく食べられます。
日本ではカプレーゼは前菜として食べることが多い料理ですが、イタリアでは気軽にサラダ感覚で楽しまれています。
特にカプリ島では、カプレーゼをパンに挟んで食べることもあり、食卓によくのぼる料理の一つです。
また、お酒のおつまみにもよく合い、ワインとの相性は抜群です。
使用するトマトは大きいものだけでなく、ミニトマトを使うこともできます。その場合はミニトマトと同じ大きさのモッツアレラチーズを使い、予めオリーブオイルや塩とあえるのがおすすめです。色の異なるミニトマトを使えば、まるで宝石のような美しい一皿に仕上がります。
カプリ島名物「トルタカプレーゼ」とは?
カプレーゼといえば、一般的にトマトとモッツァレラ、バジルを使ったサラダのことを指しますが、実はカプリ島には「トルタカプレーゼ」という食べ物があります。
トルタカプレーゼとは、19世紀の初め頃に失敗から生まれたとされるお菓子です。カプリ島で暮らしていたカルミネ・ディ・フィオーレというシェフが、いつも作っているケーキに小麦粉を入れ忘れたことから生まれたケーキといわれています。失敗とはいえ、外はカリカリ、中はしっとり食感のケーキはたちまちおいしいと評判になり、現在もカプリ島で作り続けられています。トルタカプレーゼの主な材料はチョコレート、砂糖、バター、卵、アーモンドパウダーなどで、味は濃厚ながらも食感の軽さが特徴です。
DELISH KITCHENのカプレーゼレシピ
パーティーにもぴったりの華やかなカプレーゼ!
あっという間に完成するカプレーゼは、忙しいときの一品にもぴったりです。食材に火を通す必要がないので、材料をカットして盛り付けるだけという手軽さも人気の理由でしょう。
見た目が華やかでおしゃれなので、パーティーメニューやおもてなし料理にもおすすめです。料理が苦手な人もぜひ気軽に作ってみてはいかがでしょうか。