
ウイスキーのシングルの量とはどれくらい?モルト・グレーンウイスキーの意味もご紹介
作成日: 2022/04/25
更新日: 2024/09/04
バーなどでウイスキーを飲むとき「シングル」「ダブル」といった注文の仕方がよくされます。しかし「シングルがどれぐらいの量かわからない」という人も多いのではないでしょうか。
この記事では、ウイスキーのシングルの量について見ていきましょう。またモルトやグレーンウイスキーの意味などもご紹介します。
※こちらの記事でご紹介する内容は、アルコールを含む飲料に触れています。
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
ウイスキーのシングルとは
ここからは、ウイスキーのシングルについて解説します。
意味
ウイスキーを注文するときに使われる「シングル」は、グラスに注ぐウイスキーの量(単位)を表しています。昔はウイスキーの量を指の本数で測っていたため、「シングル」という単位が使われるようになりました。
量
ウイスキーのシングルの量は30ミリリットルです。グラスの底から指一本分の量のウイスキーを注いで測ることもあります。
使うシーン
シングルは、ウイスキーをストレートやロックで飲むときに使われます。バーなどでウイスキーを注文した場合、特に指定がなければシングルで提供されることがほとんどです。
ウイスキーは銘柄によって好みが分かれるため、初めての銘柄を試すときはシングルを注文するのがいいとされています。
ウイスキーの飲み方についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
ウイスキーに合うおつまみレシピはこちらの記事でご紹介しています。
ウイスキーのシングルとダブル、他の単位との違い
ここからは、ウイスキーのシングルとダブル、他の単位との違いについて解説します。
ダブル
ウイスキーのダブルは60ミリリットルです。グラスの底から指2本分の量を注いで、ツーフィンガーと呼ぶこともあります。
ショット
日本では、1ショットをシングルと同様30ミリリットルと設定しているお店がほとんどです。しかし特に決まりはなく、お店によっては異なる場合もあります。
国によって1ショットの量が異なり、イギリスでは25ミリリットルか35ミリリットル。
アメリカでは30ミリリットルか45ミリリットルで提供されます。
オンス
1オンスは、シングルやショットとほぼ同量の約30ミリリットルです。日本ではあまり見ない単位ですが、アメリカやイギリスではよく使用されています。
ダッシュ
カクテルを作るときに用いる単位をダッシュ(dash)といいます。1ダッシュはビターズボトルと呼ばれる容器をひと振りすると出てくる量で、約1ミリリットルです。
シガー
シガーはおもにアメリカや日本などで使われる単位で、一般的に1シガーは約45ミリリットルです。
シングルグレーンウイスキーとは
シングルグレーンウイスキーとは、とうもろこし、小麦、ライ麦、未発芽の大麦などが主原料のウイスキーで、連続式蒸留器を使って蒸留します。
連続式蒸留器は短期間で蒸留を繰り返して一気にアルコールを濃縮するため、原材料の風味があまり残らずクリアな味わいに仕上がります。効率的で時間と手間がかからないので、比較的安価で大量生産しやすいのが特徴です。
シングルモルトウイスキーとは
シングルモルトウイスキーとは、1つの蒸溜所のみで作られる、大麦の麦芽のみを原料としたウイスキーのことを指します。単式蒸留器を使った伝統的な方法で蒸留しています。
単式蒸溜器ではアルコール以外の成分も同時に蒸溜されるため、原料の風味がしっかり残り、個性が強いウイスキーに仕上がります。
単式蒸留器の形状や大きさ、製法、風土などによって味や香りに個性が出るのが最大の魅力で、蒸溜所の個性やこだわりがそのまま反映されます。
ウイスキーのシングルは30ミリリットル
ウイスキーをオーダーする際に使う「シングル」とは、お酒の量を表す単位です。シングルは30ミリリットルで、ストレートやロックで飲むときに使われることが多いです。
シングル以外にもさまざまな単位があるので、覚えておくと安心して注文ができるようになるでしょう。