
台湾のスイーツ・豆花(トウファ)とは?おすすめレシピもご紹介!
作成日: 2022/05/11
更新日: 2025/05/12
台湾スイーツのひとつである豆花という食べ物をご存知ですか?台湾スイーツ専門店などもあるため、一度は食べたことがある人もいるのではないでしょうか。この記事では豆花とはどのような食べ物なのかについてご紹介します。簡単なレシピもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
豆花について
豆花とはどのような食べ物なのかについてみていきましょう。
豆花とは
豆花は台湾の人気スイーツのひとつで香港やベトナムでも親しまれており、発祥自体は台湾ではなく中国です。豆乳に石膏粉(硫酸カルシウム)を加えて凝固させたものに、フルーツ、さつまいも、ピーナッツ、タピオカ、あずきなどをトッピングして、ほんのり甘いシロップをかけていただきます。
豆花の読み方は?
豆花は、日本では一般的に音読みで「トウファ」と呼ばれることが多いです。
中国語では「dòuhuā(ドウホワ)」と発音され、台湾では「ドウファ」、香港では「ダウフファ」と発音されるなど、地域によって呼び方が異なります。
豆花の歴史
豆花の起源は中国にあるとされています。発祥には諸説あり、紀元前の中国王朝時代に豆乳が偶然石膏に触れて固まったことが始まりとする説や、王族が豆乳に食用の石膏を加えて豆腐を作ったという説などが伝えられています。
いずれの説も、豆花が古代から食されていたことを示しています。その後、台湾や香港、中国南部などに広まり、地域ごとに独自の食文化として発展しました。
台湾では、豆花は甘いシロップや多彩なトッピングとともに提供されるデザートとして定着し、屋台から専門店まで幅広く楽しまれています。
このように、豆花は長い歴史を持ち、地域ごとの特色を反映したスイーツとして現在も愛されています。
豆花の味と食感
豆花はやわらかい豆腐のような見た目と食感をしています。シロップはきび砂糖でつくられており、控えめでやさしい甘さのスイーツです。
杏仁豆腐との違いは?
豆花と杏仁豆腐は、見た目が似ているため混同されがちですが、原材料や風味、食感に明確な違いがあります。
豆花は大豆から作られた豆乳を凝固剤で固めたもので、無臭でさっぱりとした味わいが特徴です。
一方、杏仁豆腐は杏の種子から作られる杏仁霜を使用し、独特の甘い香りとミルキーな風味が楽しめます。
また、杏仁豆腐は冷やして提供されることが多いですが、豆花は温かいものも多く、シロップや豆類と一緒に提供されることが一般的です。
豆花の食べ方
豆花は地域によって食べ方や味が大きく異なります。
台湾や香港ではスイーツとしていただくため、甘いシロップやフルーツをかけて食べることが多く、冬は温かい甘いシロップをかけて温スイーツとして食べられています。
一方で中国北部では、塩で味付けした鶏ガラスープベースの塩辛い豆花を主に食べています。また、中国西南部では辛いスープに入った豆花が一般的です。
日本で一般的によく食べられているのは台湾・香港式の甘い豆花で、スイーツとして知られています。
デリッシュキッチンの豆花のレシピ
簡単に作れる豆花のレシピをご紹介します。
豆花
ゼラチンを使うことでご家庭でも簡単に豆花が作れます。レンジを使って作るので、手軽に作ることができます。フルーツミックス缶を使えば、シロップを作る手間も省くことができて便利ですよ。
キウイとマンゴーの豆花
キウイの酸味とマンゴーの濃厚な甘みが優しい味わいの豆花によくあう一品です。シロップをかけなくてもしっかりと甘みを感じることができるので、美味しくいただけますよ。
豆花は台湾のスイーツで中国が発祥の食べ物!
豆花は豆腐に石膏粉を加えて凝固させたものにフルーツやあずきなどをトッピングして、甘いシロップをかけていただくスイーツだということが分かりました。台湾・香港ではスイーツとして食べられていますが、中国北部や西南部では食事のひとつとして親しまれています。豆花はゼラチンを使えばご家庭でも簡単に手作りすることができます。今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。