人気の台湾スイーツにはどんな種類があるの?レシピもご紹介!
作成日: 2023/03/29
タピオカや台湾カステラなど、日本でもさまざまな台湾スイーツを気軽に食べられるようになりましたね。今回は人気の台湾スイーツについてご紹介します。レシピもご紹介しているのでぜひ読み進めてください。
台湾スイーツの種類
9種類のさまざまな人気台湾スイーツをご紹介します。
豆花(トウファ)
豆花は豆乳でつくる台湾の伝統のスイーツです。にがりなどで固めてつくりますが、絹ごし豆腐よりもやわらかな食感が特徴です。豆花は黒糖などの甘いシロップとともに、さまざまなトッピングや味付けで楽しまれています。
「チョコレート豆花」「マンゴー豆花」はそれぞれチョコレートやマンゴー果汁を加えた豆花です。また、黒胡麻を散らした「黒白」などもあります。
豆花は白玉、タピオカ、フルーツ、豆などがトッピングされているのでいろいろな味を楽しめます。
ほかにも「三色豆花」と呼ばれるものがあります。三色豆花は普通の白い豆花と、鶏卵を加えたプリンのような豆花、チョコレートなど加えた豆花を盛り合わせたものです。
豆花はフルーツとともに冷やして食べたり、かき氷を入れたりして冷たく食べるだけでなく、あたたかい豆花としても食べられています。
台湾カステラ/古早味蛋糕(グーザオウェイ ダンガオ)
台湾カステラは温度によりさまざまな食感を味わえるスイーツです。
焼きたてではふんわりとした食感、常温ではしっとり感、冷やすとしゅわっと口の中で溶ける口当たりを楽しめます。
台湾語で「古早味蛋糕(グーザオウェイ ダンガオ)」とは「昔ながらのケーキ」という意味です。台湾北部の淡水(ダンシュイ)という地域で、昔から食べられていました。
また、「布丁蛋糕(ブーディンダンガオ)」「現烤蛋糕(シエンカオダンガオ)」とも呼ばれ、それぞれ「プリンのようなケーキ」「焼きたてのケーキ」という意味です。
パイナップルケーキ/鳳梨酥(フォンリースー)
パイナップルケーキは、パイナップルを潰して加工したあんを詰めて焼いたケーキのことです。
小麦粉、砂糖、バター、卵黄などを練った生地と、甘味と酸味がマッチしたパイナップルのあんが絶妙なおいしさです。
パイナップルケーキは正方形や長方形などの四角の形が主流です。また、あんに冬瓜やジャムを混ぜたタイプもあります。冬瓜などを加えたパイナップルケーキと区別するために、パイナップルのみのケーキは「土鳳梨酥(トゥフォンリースー)」と呼ばれています。
台湾でパイナップルケーキが人気の理由は、温暖な気候によりパイナップルの収穫量が多いからです。
1年中あたたかいため、パイナップル以外にもマンゴーやパパイヤなど熱帯地域の果物が多く栽培されています。
雪花冰(シュエファービン)
雪花冰とはかき氷のことで、氷そのものにミルクやチョコレートなどの味がついているものを指します。
日本のかき氷よりも氷のきめが細かく、口に入れた瞬間に溶けてなくなるようなふわふわとした食感が特徴です。
また、雪花冰の中でも、マンゴーをトッピングした「芒果冰(マングオニュオナイピン)」が特に有名です。
タピオカティー/珍珠奶茶(ゼンズーナイチャー)
中華圏で「珍珠奶茶(ゼンズーナイチャー)」と呼ばれるタピオカティーは、主にミルクティーにタピオカボールを入れたスイーツ飲料のことを指します。
タピオカは芋の一種である「キャッサバ」が原料で、もちもちとした食感が特徴です。
タピオカティーは「パールミルクティー」「バブルティー」などさまざまな呼び方で親しまれています。
台湾ではフルーツティーの「台湾果茶」も有名です。台湾茶に果物をたっぷりと入れてつくるお茶で、苦味や渋みがなく、パイナップルやレモンなどさまざまなフルーツを入れて楽しまれています。
愛玉子(オーギョーチー)ゼリー
イチジクのような形をした果物「愛玉子」を使ってつくるゼリーのようなスイーツを、愛玉子(オーギョーチー)ゼリーといいます。
愛玉子は台湾のみに自生する果物です。愛玉子には水を固める性質があります。ゼラチンと異なり、常温でも固まるのが特徴です。愛玉子の実を水の中で揉むと食物繊維の一種が溶け出し、それによりゼリーがつくられます。
愛玉子そのものには味がありません。そのため、甘みのあるレモンシロップやジュース、豆花やタピオカなどと一緒に食べられています。
愛玉子ゼリーは楊貴妃も愛したと言われているスイーツで、台湾では夏になると屋台やカフェなどさまざまな場所で販売されています。
台湾ドーナツ
台湾ドーナツはリング状のドーナツに砂糖やミルクパウダーをかけたスイーツです。
2度揚げしてつくるので、外はカリっとしており、中はふわっとした食感を楽しめます。砂糖やミルクパウダーをかけてあるものの、甘すぎないやさしい甘味が特徴です。
タロイモ団子/芋圓(ユーユェン/ユエン)
タロイモ団子はつるつる、もちもちとした食感が特徴のスイーツです。
黒糖などのシロップと一緒に食べられることが多く、豆花やかき氷のトッピングとしても使われます。
タロイモは、サトイモ科の植物の総称であり、サトイモ・エビイモ・タイモなども含まれます。
仙草ゼリー
仙草ゼリーは仙草を煮詰めてつくるコーヒーゼリーのような見た目をした、台湾で昔から親しまれているスイーツです。
仙草とはシソ科植物の一種で、中国では昔から仙草を生薬として漢方薬にしてきた歴史があります。
仙草にはハーブのような苦味があるため、ゼリーとして食べる際には甘いシロップやはちみつなどと食べられています。
DELISH KITCHENの台湾スイーツのレシピ
ここからはご家庭でつくれる台湾スイーツのレシピをご紹介します。
豆花(トウファ)
豆花を粉ゼラチンでつくってみましょう。粉ゼラチンは水に溶けやすいので、初めての豆花づくりでもつくりやすいレシピです。果物はお好みでトッピングしてみてくださいね。
キウイとマンゴーの豆花
キウイとマンゴーの甘味が豆花のつるんとした食感と合うスイーツです。キウイの黄緑とマンゴーの黄色がさわやかな色合いで、おもてなしにも喜ばれるデザートに仕上がります。
台湾カステラ
ふんわりとした食感の台湾カステラを家庭でもつくってみましょう。 本場の台湾カステラはサイズが大きいものですが、こちらは家庭でもつくりやすいサイズにアレンジしたレシピです。
HMで作る台湾カステラ
ホットケーキミックスでつくる、台湾カステラのレシピです。少ない材料でつくれるので、お菓子づくりの経験があまりない方にもおすすめです。ふんわりとした食感に仕上がりますよ。
パウンド型で作る台湾カステラ
台湾カステラといえば、平たくて大きなイメージですがこちらはパウンド型でつくるレシピです。小さい食べ切りサイズなので、1本そのままプレゼントにするのもおすすめです。
ココア台湾カステラ
純ココアを加えて、アレンジした台湾カステラをつくってみませんか。ホットケーキミックスを使うレシピなので、つくりやすくておすすめです。ふわふわの食感にココアの香りがマッチしますよ。
抹茶の台湾カステラ
抹茶を加えたほろ苦さがポイントの台湾カステラのレシピです。ふわふわの食感で何度もつくりたくなるおいしさです。抹茶の台湾カステラは、新茶がおいしい春のおもてなしにするのもおすすめ!
パイナップルケーキ
台湾スイーツの定番、パイナップルケーキをホットケーキミックスでつくってみましょう。パイナップルは缶詰を使用するので、お菓子づくりになれていない方にもおすすめのレシピです。
台湾風マンゴーかき氷
冷凍マンゴーを使った台湾風のかき氷をご家庭でもつくってみませんか。水を凍らせた味のない氷ではなく、冷凍マンゴーに牛乳・砂糖を加えた氷でつくるので一味違ったかき氷を楽しめます。
タピオカミルクティー
実は、タピオカミルクティーはご自宅でもつくれます。タピオカは茹でやすいように、あらかじめ7時間ほど水につけておきましょう。もちもち食感のタピオカになりますよ。
オーギョーチー風ゼリー
レモンを使って、仙草(オーギョーチー)風のゼリーをつくってみましょう。酸味のあるスッキリとした味わいのゼリーは暑い夏や中華料理などこってりとした料理のデザートに合いますよ。
台湾ドーナツ
外はサクサクッと、中はふんわりとした食感がおいしい台湾ドーナツのレシピです。さいごにまぶす粉糖とコーヒーミルクのやさしい味わいは、またつくりたくなるおいしさです。
手づくりも楽しめる!台湾スイーツ
台湾スイーツは台湾の温暖な気候により栽培されているパイナップルやマンゴー、また、台湾だけに自生する仙草などをつかった地域の特色を活かしたスイーツが人気です。一見すると、日本の家庭で台湾スイーツをつくるのは難しそうに思われますが、意外にも自宅でつくれるものもあります。おうちでも台湾スイーツをぜひ楽しんでみてください。