アマランサスとは?含まれる栄養素や食べ方をご紹介!
作成日: 2022/05/20
アマランサスとはどのような食べ物かご存じですか?初めて聞く人も中にはいるのではないでしょうか。この記事ではアマランサスとはどのような食べ物なのかについて解説します。含まれる栄養素やおすすめの食べ方などもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
アマランサスについて
アマランサスとはヒユ科の穀物で、キヌアと同じくスーパーフードのひとつといわれています。アマランサスはグルテンフリーでアレルゲンが少ないのが特徴です。
アマランサスは紀元前6世紀頃から、古代アステカなどで主食として栽培されていました。ひえやきびなどと同様に「雑穀」として扱われること多いですが、正しくはイネ科の穀物ではないため「疑似穀類」に分類されます。
アマランサスの見た目は粒が小さく、調理をする前の状態はキヌアに似ています。食感はプチプチとした魚卵によく似た食感で、味はほとんど無味でクセがないのが特徴です。
アマランサスに含まれる栄養素
アマランサスに含まれる栄養素についてみていきましょう。
ビタミンK
アマランサスにはビタミンKが含まれており、ビタミンKは血液の凝固を促進する働きがあると言われている栄養素です。主に肝臓で血液を凝固させる因子を活性化させる役割があります。ビタミンKは通常の食生活では欠乏症は発症しないと言われていますが、骨折予防や高齢者の方は意識して摂取しなければならない場合もあります。
カルシウム
カルシウムはミネラルの一種で、人体に最も多く含まれるミネラルです。主に骨や歯を形成するのに必要な栄養素で、カルシウムの99%は骨及び歯に存在しています。残りの1%は血液や細胞、細胞液で使われています。
リン
リンはミネラルの一種で、骨や歯を形成したり、細胞膜や核酸の成分として必要不可欠な栄養素です。またpHの調整や浸透圧を保つ働きもしてくれます。
マグネシウム
マグネシウムはミネラルの一種で、骨を形成したり筋肉の収縮や神経情報の伝達などを行うのに必要な栄養素です。
アマランサスの茹で方・炊き方
アマランサスの茹で方や炊き方をご紹介します。
電子レンジで加熱する
アマランサスを電子レンジで加熱する場合は、先に水に30分程浸しておきます。その後ラップをして500Wで2分間加熱しましょう。柔らかくなったアマランサスを使って料理に使います。
茹でる
アマランサスを茹でる場合は、水と3:1の割合で鍋に入れて火にかけましょう。沸騰したら弱火で10~15分ほど茹でて湯切りをしたら完成です。
乾煎りする
アマランサスは茹でずに煎ることで、また違った食感が楽しめます。アマランサスを白くなるまでフライパンで蓋をしながら乾煎りしましょう。蓋をせずに煎るとはねることがあるので、注意が必要です。
乾煎りにしたアマランサスは香ばしくカリカリとした食感になるため、ふりかけやごまの代わりに使うことができます。
アマランサスの食べ方
アマランサスはお米を炊く際に、大さじ1程度を加えて炊いて食べることもできます。またチャーハンや炒め物に加えて食べるのもおすすめです。
魚卵に似た食感を活かしてサラダにトッピングしたり、たらこの代わりにパスタに加えてみるのもいいでしょう。乾煎りしたアマランサスはごまの代わりに使用することで、お浸しなどにも使えます。フルーツや野菜を合わせて、スムージーにして飲むのもおすすめです。
アマランサスを使ったDELISH KITCHENのレシピ
アマランサスを使った簡単につくれるレシピをご紹介します。
アマランサスとえのきの梅スープ
材料をすべて一緒に煮込むことで、お手軽にアマランサスをいただくことができます。梅の風味が楽しめる和風スープで、アマランサスのプチプチとした食感とやさしいとろみがクセになる美味しさです。
アマランサスのアボカドカップサラダ
アマランサスのプチプチとした食感を活かした、アボカドのサラダです。ねっとりとした食感のアボカドとぷりっとした海老に、アマランサスの食感のアクセントが加わりやみつきになる一品です。
アマランサスとえびのクリーミーパスタ
アマランサスのプチプチ食感が楽しめるクリームパスタです。アマランサスのとろみを活かして、薄力粉は使用せずに作ります。ダマになる心配がなく、簡単に作れます。
アマランサスはヒユ科の穀物でスーパーフードのひとつ!
アマランサスはヒユ科に属する穀物で、キヌアなどと同じスーパーフードのひとつだということが分かりました。小さい粒をした食材で、調理する前の見た目はキヌアに似ています。プチプチとした食感は魚卵に似ており、味にクセはなくほぼ無味なのが特徴です。
お米に加えたり、サラダや和え物、パスタやスムージーなどに入れて幅広く楽しむことができるので、ぜひ試してみてください。
【参照】
・厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020年版)策定検討会報告書 脂溶性ビタミン(2022/05/20)
・厚生労働省 e-ヘルスネット「リン」(2022/05/20)
・厚生労働省 e-ヘルスネット「マグネシウム」(2022/05/20)