DELISH KITCHEN

「花ニラ」は食べられる?食用の見分け方や美味しい食べ方をご紹介

作成日: 2022/06/17

「花ニラ」という野菜を知っていますか?通常のニラ(葉ニラ)に似た見た目で道端に咲いていることもありますが、全ての花ニラが食べられるわけではなく、正しい知識で見分ける必要があります。

この記事では、食用の花ニラの特徴や見分け方、美味しい食べ方などについてご紹介します。

目次

  1. 花ニラには食用と観賞用がある
  2. 花ニラについて
    1. 食べられる部分
    2. 旬と産地
  3. 花ニラの種類
    1. テンダーポール
    2. マルイチポール
  4. 花ニラの選び方
  5. 花ニラの保存方法
    1. 冷蔵保存
    2. 冷凍保存
  6. 花ニラの美味しい食べ方
  7. 花ニラを取り入れて食卓に彩りをプラスしよう♪

花ニラには食用と観賞用がある

花ニラには、食用と鑑賞用(園芸用)があり、観賞用には毒があるので注意が必要です。

食用の花ニラは、花茎の先にねぎ坊主のような蕾がついていて、小さな白い花がたくさん咲きます。スーパーや八百屋さんで野菜として売られているものは、食用の花ニラになります。

一方、観賞用の花ニラは「ハナニラ」とカタカナで表記されていることが多く、簡単に見分けられるポイントとなります。観賞用では、花は1つのみしか咲かず、色は紫や白、ピンクなど様々です。花が咲いていない場合、見た目や匂いも食用とよく似ていますが、前述の通り毒があるので注意が必要です。

以下では、「食用」の花ニラについてご紹介していきます。

花ニラについて

花ニラの特徴や旬、産地などについて見ていきましょう。

食べられる部分

花ニラは、花が咲く前の蕾と茎の部分を食べます。茎が伸びすぎたものや細いものは、硬くなっている傾向があります。葉ニラに比べて、香りは穏やかでシャキシャキとした食感です。

旬と産地

近年では年間を通して市場に出回っていますが、最も美味しいとされる旬の時期は春から夏の時期になります。主な産地は、新潟県です。

花ニラの種類

花ニラは、基本的には葉ニラに花や蕾がついたものですが、花ニラとして味が良い専用の品種もあります。その中の2つの品種について見ていきましょう。

テンダーポール

テンダーポールという品種の花ニラは、シャキシャキとした食感で香りも良く、甘みがあるのが特徴です。1年の間に数回収穫することができ、葉の部分は硬いので花茎のみを食用とします。

マルイチポール

マルイチポールという品種の花ニラは、茎に空洞ができにくく柔らかいのが特徴です。甘みが強く、風味はニラほど強くはありません。

花ニラの選び方

茎の部分が花の付け根までシャキッとしていて、立てたときに首が垂れずにハリがあるものを選びましょう。

蕾が乾燥していたり、花が開きかけているものは、食感が硬いことがあります。また、切り口が乾燥していたり変色しているものは、鮮度が落ちている証拠です。

花ニラの保存方法

花ニラの保存方法は、基本的に葉ニラと同様です。冷凍、冷蔵のそれぞれの保存方法について見ていきましょう。

冷蔵保存

冷蔵保存する場合、新聞紙やラップを使って包み、野菜室で保存するのがおすすめです。保存期間の目安は2日です。詳しい方法については、以下を参考にしてください。

冷凍保存

冷凍保存する場合の保存期間の目安は、1~2週間です。解凍せずに、凍ったまま調理することができます。詳し方法については、以下を参考にしてください。

花ニラの美味しい食べ方

花ニラは、ニラほど香りは強くなく甘みがあります。シャキシャキとした食感を活かした炒め物や、おひたし、スープなど幅広い調理方法やレシピに良く合います。他にも、さっと茹でてマヨネーズなどをつけてそのまま食べたり、サラダやナムルとしても美味しく食べられます。

火を通しすぎると食感や香りが損なわれてしまうので、さっと軽く火を通す程度にするのが美味しく調理するポイントです。

花ニラを取り入れて食卓に彩りをプラスしよう♪

花ニラは、葉ニラと同様に1年を通して市場に出回っている野菜です。食用と観賞用を正しく見分けて、それぞれの良さを感じられると良いですね。

食用の花ニラは、葉ニラよりも独特な香りが控えめで、食感が良いのが特徴です。様々な調理方法やレシピと相性が良いので、ぜひご家庭でも花ニラを取り入れてみてください。

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