DELISH KITCHEN

スルガエレガントとはどんな果物?食べ方もご紹介

作成日: 2022/06/20

「スルガエレガント」という名前の果物をご存じでしょうか?名前を聞いただけではどんな果物か想像がつかないかもしれません。

この記事では「スルガエレガント」について、どのような果物なのか、味や特徴、食べ方などをご紹介します。

目次

  1. スルガエレガントについて
  2. スルガエレガントの産地と旬
  3. スルガエレガントの食べ方
  4. 甘夏を使ったDELISH KITCHENのレシピ
    1. 甘夏ゼリー
    2. 甘夏パウンドケーキ
    3. 甘夏のマーマレード
  5. スルガエレガントは、甘さと香りの調和がエレガントな柑橘系果物

スルガエレガントについて

スルガエレガントは「文旦」と「川野夏橙」を交配させてできた早生品種の甘夏です。甘夏よりも糖度が高く、酸味が少ないのが特徴。果皮はなめらかで「さわやかな甘さとまろやかな香り」が調和し、とてもエレガントなことから、当初は「駿河甘夏」と呼ばれていたのが、1960年にスルガエレガントと命名されました。

このスルガエレガントの親種である「文旦」は、東南アジア原産で柑橘(かんきつ)類の中では最も大きい品種です。その大きさに驚かれた方もいるでしょう。さわやかな甘みとさっぱりした酸味が特徴で、後口のすっきりとした味がします。

一方の「川野夏橙」は、1700年頃に日本で発生した歴史の古い柑橘で、昭和10年ごろに大分県にある川野氏の園で、夏みかんの枝分かれした酸味の少ない品種として発見されたことから「川野夏橙」と呼ばれました。独特の苦味はありますが、従来の夏みかんに比べてとても食べやすいのが特徴です。

スルガエレガントの産地と旬

スルガエレガントはJA静岡市の登録商標で、静岡県内で栽培されています。旬は、3月上旬から4月中旬です。他の柑橘と同じように秋に実を付けますが、その時点では酸味が強く、3月上旬まで待った方が美味しくなるため、3月上旬から出回るのです。

スルガエレガントの食べ方

スルガエレガントの美味しさをストレートに味わうには、皮をむいてそのまま食べるのがおすすめです。皮は硬めでむきづらいので、ナイフなどで切り込みを入れてからむくと良いでしょう。
中の果肉も美味しいですが、皮を使ってマーマレードやオレンジピールを作るのもおすすめです。

甘夏を使ったDELISH KITCHENのレシピ

ここではスルガエレガントに近い「甘夏」を使ったレシピをご紹介します。
スルガエレガントのレシピではないですが、甘夏をスルガエレガントに変えて作れるので、ぜひ試してみてください。

甘夏ゼリー

甘夏の皮を器にしたおしゃれで涼しげなゼリーです。砂糖を足してあるので、酸味が苦手な方でも美味しくいただけるでしょう。くし形に切ればまるで本物のような形に、騙されてしまうかもしれません。

甘夏パウンドケーキ

甘夏の皮を使った苦味のあるちょっぴり大人なケーキです。苦味が苦手な場合は、皮の量を減らしても美味しく作れますよ。

甘夏のマーマレード

甘さと苦味がトーストなどにぴったりなジャムです。皮は使わず、実だけで作ればより優しい味わいに。とろみをつけるペクチンという成分が含まれているので、種は捨てずに使うのがポイントです。

スルガエレガントは、甘さと香りの調和がエレガントな柑橘系果物

文旦と川野夏橙(甘夏)の交配から生まれたスルガエレガントは、さわやかな甘さとまろやかな酸味が特徴の果物です。皮をむいてそのまま食べても美味しいですし、甘夏と同じようにマーマレードやパウンドケーキなどに加工しても楽しめます。ぜひ、旬の時期を狙って味わってみてくださいね。

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