シュラスコとは?食べ方や作り方などをご紹介!
作成日: 2020/06/13
更新日: 2020/08/13
「シュラスコ」という肉料理を知っていますか。バーベキューのように肉を炭火で焼いて食べる料理ですが、どこの国の料理か知らない人は多いかもしれませんね。
こちらの記事では、シュラスコとはどんな食べ物か、トルコ料理「ケバブ」との違いやシュラスコの食べ方、またおすすめのシュラスコの作り方などについてご紹介します。
シュラスコとは?
「シュラスコ」とは、ブラジルなどの南米・中南米の国々で食べられている料理です。牛肉や豚肉、鶏肉などを串に刺して炭火でじっくりと焼き上げるのが特徴で、岩塩もしくは専用のソースをつけて食べます。基本的には岩塩のみの味付けですが、トマトやピーマン、ワインビネガー、オリーブオイル、塩などを合わせたソースも定番です。いわゆるバーベキュー料理で、現地の一般家庭でも休日には家族や友人などと一緒にシュラスコを楽しむ人が多く見られます。レストランなどでは、炭火で焼いた肉の塊をテーブルに運んでくれ、好みの部位をその場でそぎ切りにしてもらうことができます。
シュラスコはもともと、ブラジル南部で生活していたカウボーイ「ガウチョ」がよく食べていた料理といわれています。牛を追いかけて生活していたガウチョたちは、特別なときに牛をおろして焚き火で焼き、現在のように岩塩のみで肉を食べていたようです。
ケバブとの違いは?
シュラスコと似た料理「ケバブ」を知っていますか。ケバブはトルコ料理の一種で、「シシケバブ」や「ドネルケバブ」などさまざまな種類があります。
シシケバブはシュラスコと同様に肉を串に刺し炭火で焼いた料理で、肉と野菜を交互に刺してあるのが特徴です。シュラスコが主に牛・豚・鶏肉などを使用するのに対して、ケバブには主に羊肉が使用されます。
また、塊肉を使うシュラスコに対して、ドネルケバブは薄切りにした肉を回転させながら周囲に取り付けたヒーターでじっくりと焼き、焼けた部分をそぎ切りにして食べる料理です。
ケバブについては、以下の記事でも詳しく説明しています。
シュラスコの基本的な食べ方とは?
日本ではバーベキューというと薄切りにした肉を使用することもありますが、本場の国々では大きな塊のまま炭火で焼き、焼きあがったものを豪快にそぎ切りにして食べます。
岩塩のみでシンプルに食べることが多く、パンに肉と野菜を挟んで食べるのも人気があります。肉を焼く際には炭火に水をかけて火力を調整し水蒸気で蒸し焼きにするため、大きな塊肉でもやわらかく焼くことができます。
また、バーベキューと聞くと肉以外にも野菜や魚介類などを一緒に焼くのを想像しますが、シュラスコは肉のみを焼いて楽しむ料理です。
ただし、ブラジルなどではパイナップルやバナナなどのフルーツを焼くことも多く、肉の口直しとしてもおすすめです。
DELISH KITCHENのシュラスコレシピ
シュラスコ風
本来、炭火で豪快に焼いて作るシュラスコですが、オーブンを使えば家庭でも簡単に作ることができます。ブロック肉を使ったシュラスコは見た目も豪華!パーティーメニューやおもてなし料理としても喜ばれるはずです。
おいしく作るポイントは、オーブンで焼く前にフライパンで肉の表面にしっかりと焼き色をつけること。こうすることで、肉の旨味を閉じ込め、よりジューシーに仕上がります。また、焼きあがったものをアルミホイルで包み、さらに余熱で火を入れて仕上げましょう。
家庭で作れば、自分好みの焼き加減に調節できるのもうれしいですね。
肉汁たっぷりのシュラスコを自宅で作ろう!
炭火で香ばしく焼き上げるボリュームたっぷりのシュラスコ。肉そのもののおいしさを堪能できるみんなが大好きな料理です。本場の味を楽しみたいのであれば、ぜひ塊肉を使用してみてください。岩塩でさっぱりと、また野菜のソースをつけて食べるのもおすすめです。
家庭ではフライパンとオーブンを使用して簡単に作れるので、パーティーやおもてなしのときに作ってみてはいかがでしょうか。