
ケバブとは?特徴や種類、シュラスコ・シークカバブとの違いを解説!
作成日: 2020/06/01
更新日: 2025/03/26
屋台や移動販売などで人気の肉料理「ケバブ」。スパイスが効いたどこか異国感漂う見た目と味わいが特徴です。
この記事では、ケバブの特徴をはじめ、種類やシュラスコ・シークカバブとの違いなどについてご紹介します。
ケバブとはどんな料理?
まずは、ケバブの基本的な情報について確認していきましょう。
ケバブの特徴
ケバブは、トルコを発祥とする郷土料理で、世界三大料理の一角を担う存在です。遊牧民が羊やヤギの肉を串に刺して調理していた伝統から生まれ、独自の旨みと香ばしさが特徴です。
代表的なケバブの種類
「シシケバブ」は串に刺した肉を意味し、野菜と焼き上げるバーベキュー風の一品です。一方、「ドネルケバブ」は大きな肉塊を回転させながら薄切りにし、香ばしく仕上げるスタイルで、現代のケバブの顔となっています。
その他のバリエーション
ケバブには他にも、トマトソースやヨーグルトを合わせたイスケンデルケバブや、ナスと肉団子を串に刺すパトゥルジャンケバブなど、多彩なバリエーションがあります。
ケバブに使われるのは何の肉?
もともとケバブは羊肉(ラムやマトン)が主に使われていましたが、時代とともに牛肉や鶏肉も取り入れられるようになりました。ただし豚肉はイスラム教の戒律により、使われません。
どの肉が好みか試したい方は、羊肉や牛肉、鶏肉などのケバブを組み合わせたミックスケバブがおすすめです。
ケバブ丼のレシピはこちら!
ケバブサンドとは?
ケバブサンドは、香ばしく焼き上げた薄切りの肉に、シャキシャキの野菜と特製ソースをあわせてピタパンで挟んだ、食べ応え抜群のサンドイッチです。
日本でも屋台やフードイベントでおなじみですが、実はこのスタイルはトルコではなく、ドイツ・ベルリンが発祥とされています。
考案者は1972年にベルリンで屋台を出したトルコ人であり、今ではドイツの国民的ファストフードとして親しまれています。トルティーヤで巻いたラップタイプや、皿盛りのスタイルなど、食べ方のバリエーションも豊富です。
ケバブ風サンドのレシピはこちら!
シュラスコとの違いは?
ケバブとよく比較される料理に「シュラスコ」がありますが、いくつかの点で大きく異なります。まず、ケバブはトルコ発祥の料理で、主に羊肉を使い、スパイスなどでしっかり味付けしてから焼くことが特徴です
一方、シュラスコは南米で親しまれる料理で、牛肉や豚肉が主に使われ、基本的に味付けはせず、焼いた後に岩塩やソースをつけて食べます。
調理方法にも違いがあります。ドネルケバブは肉を大きな串に重ね、回転させながら側面から熱を加えて焼くのに対し、シュラスコは串に刺した肉を炭火の上で焼き、下からの熱でじっくり火を通します。
シュラスコ風のレシピはこちら!
シークカバブとの違いは?
インドのシークカバブもケバブとよく似た料理として挙げられます。どちらも肉を串に刺して焼く料理ですが、シークケバブは主に羊肉などのひき肉にスパイスやハーブを混ぜて細長く成形し、タンドールという窯で焼くことが特徴です。
シークカバブはスパイスがしっかり効いており、辛味や香りが強い一方で、ケバブは肉そのものの旨みを活かす味付けが多く、香辛料の使い方も穏やかです。
シークカバブのレシピはこちら!
ケバブを味わってみて
トルコ料理のケバブにはさまざまな種類があり、お店によって調理方法や味付け、肉の種類なども異なります。香ばしく焼けた匂いには、つい食欲をそそられるでしょう。機会があればケバブを食べてお腹も心もぜひ満たしてみてください♪
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