ポモドーロとは?ボロネーゼとの違いについてもご紹介
作成日: 2022/07/29
更新日: 2022/08/01
ポモドーロに似た料理にボロネーゼがありますが、このふたつの明確な違いはどのような点なのかご存知でしょうか。
この記事では、ポモドーロについて解説すると共に、ボロネーゼとの違いやレシピもご紹介します。
ポモドーロとボロネーゼの違い
ポモドーロとボロネーゼ、どちらもパスタ料理のメニューとして見かけることが多いですが、それぞれの特徴と違いについて詳しくご紹介していきます。
ポモドーロとは
ポモドーロ(Pomodoro)とはイタリアでは「サルサ ディ ポモドーロ (Salsa di Pomodoro)」と言い、ポモドーロはトマト、サルサはソースの意味を持ち、サルサ ディ ポモドーロはトマトソースを指します。
本来はトマトソースという意味合いですが、日本ではトマトソースで作るパスタをポモドーロと呼んでいます。トマト、玉ねぎ、ニンニク、オリーブオイルなどで作るシンプルなソースであるのが特徴です。
具材は少なくトマトをたっぷりと使ったソースなので、細めのスパゲティや、ペンネと和えると相性よく食べられます。
ポモドーロは基本のトマトソースとして用いられ、そのままパスタと和えて楽しむことができるだけでなく、ピザソースやアレンジを加えたパスタソースにも使われます。
唐辛子を加えた「アラビアータ」、パンチェッタやベーコンを加えた「アマトリチャーナ」、魚介類を加えた「ペスカトーレ」、アサリを加えた「ボンゴレロッソ」などもポモドーロがベースとなっています。
ポモドーロと聞くと、時間管理術の「ポモドーロ テクニック」を思い浮かべる方もいるかもしれません。「ポモドーロ テクニック」とは、効率よく勉強や作業を行うために、タイマーを使って作業と休憩の最適な時間配分をするメソッドのことで、提唱者がイタリア人でトマト型のタイマーを使ったためにこの名前がついているそうですが、料理のポモロードとは全くの別物ですので、ご注意くださいね。
ポモドーロのレシピをご紹介します。
スパゲティーポモドーロ
オリーブオイルにじっくりとニンニクの香りを移し、トマト缶と玉ねぎを加えたシンプルな味つけの一皿です。バジルの爽やかな香りとトマトの旨味で、シンプルながら深い味わいがお楽しみいただけますよ。
ボロネーゼとは
ボロネーゼはイタリアでは「ラグー アッラ ボロニェーゼ(ragu alla bolognese)」と言います。ひき肉と玉ねぎ、トマトなどの野菜を赤ワインで煮込んだソース料理を指します。日本では、パスタにこのソースがかかった料理をボロネーゼと呼ぶことが多いです。
ボロネーゼのレシピをご紹介します。
スパゲティボロネーゼ
基本のボロネーゼがご家庭で作れるレシピです。ひき肉と香味野菜の旨味がギュッと凝縮されたソースが絶品!メインの一品としてはもちろん、お酒と合わせていただくのもおすすめです。
ボロネーゼについては、さらに詳しくご紹介している記事がありますので気になる方はぜひご覧ください。
ポモドーロはソースの名称、ボロネーゼは料理名
ポモドーロはトマトを使ったシンプルなソースの名称であるのに対して、ボロネーゼはひき肉と香味野菜をトマトで煮込んだ料理名であることが分かりました。どちらもトマトを使っている点は共通ですが、パスタメニューにポモドーロとボロネーゼがあるときには、ぜひ今回の記事を参考に選んでみてください。