押し麦とは?DELISH KITCHENのおすすめのレシピもご紹介!
作成日: 2020/07/20
麦とろご飯に入っている平たい形をした「押し麦」。栄養が豊富なので、できれば毎日の食事で積極的に食べたい食材です。
こちらの記事では、押し麦の特徴やオートミール、大麦、もち麦などとの違い、押し麦を使ったおすすめのレシピなどをご紹介します。
押し麦とは?
押し麦とは、大麦の外皮を取り除いたあとに蒸し、ローラーなどで平らにつぶしたものです。大麦は水分を吸収しにくく煮えにくいという特徴があるため、加工することで食べやすくなります。
押し麦には食物繊維やカリウム、カルシウムなどのミネラル、ビタミンなどが含まれています。食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類がありますが、押し麦にはその両方が含まれているのも特徴です。
また、白米のカロリーが100グラムあたり約358キロカロリーなのに対して、押し麦のカロリーは100グラムあたり約340キロカロリーと若干低くなります。そのため、白米に押し麦を混ぜて炊くことで、カロリーを抑えることができるでしょう。
麦とろご飯などに入っている麦も大麦で、白米と一緒に炊くとぷちぷちとした食感を楽しむことができます。押し麦だけを茹でてサラダに使うのもおすすめです。
押し麦と「オートミール」との違いは?
お菓子などにも使われる「オートミール」をご存知ですか。
オートミールの原料はオーツ麦で、オーツ麦を潰して乾燥させたものがオートミールです。オーツ麦は、別名「えん麦」や「オーツ」「オート麦」などとも呼ばれています。押し麦の原料は大麦なので、押し麦とオートミールはそもそも原料が異なります。オートミールは押し麦と比べて火が通りやすく、ミルクで煮てお粥のように食べるのが一般的です。また、パンやクッキー、ケーキなどに混ぜ込むなどしても使われます。
オートミールは外皮を取り除いていないので、栄養がそのまま残っているのも特徴です。特に食物繊維を含んでいて、100gあたり9.4グラムと白米の約19倍となっています。他にも、鉄分やカルシウム、ビタミンB1などが摂取できる穀類です。
押し麦と「大麦」「もち麦」との違いは?
押し麦の原料となるのが「大麦」です。大麦は小麦と同様イネ科の植物ですが、まだ大きくなる前の状態が小麦よりも大柄に見えることから「大麦」と名付けられたそうです。米には「うるち米」と「もち米」がありますが、実は大麦にも粘りが少ないうるち性のものと、粘りが強めのもち性のものがあります。粘りが少ないうるち性の麦のぬかや外皮を取り除いたものが丸麦で、丸麦を薄く平らに加工したものが押し麦です。押し麦には、粒の真ん中にまっすぐな黒い筋があるのが特徴です。
一方、もち性の大麦を加工したものが「もち麦」となります。押し麦が平べったいのに対して、もち麦は丸い形状をしているのが特徴です。その名の通りモチモチとした食感が特徴で、さらっとした食感の押し麦とは食べた感じも異なります。
また、もち麦は外皮を残したまま加工されるのでその分調理に時間はかかりますが、押し麦よりも栄養価が高いことで知られています。同じ大麦からできる押し麦ともち麦ですが、品種や加工の違いにより食感や栄養価が変わるのです。
押し麦を使ったDELISH KITCHENのおすすめレシピ
押し麦のチャーハン
いつものチャーハンを押し麦で作ってみませんか。プチプチとした歯ごたえがおいしく、ごま油の風味で食欲もアップ!押し麦は火が通りやすいので、思い立ってささっと作れるのもポイントです。卵をふわふわに仕上げるコツは、一度火を通して取り出し最後に加えること。大葉の爽やかな香りでさっぱりと食べられるでしょう。
不足しがちな食物繊維を摂れる一品です。
きのこと押し麦のサラダ
押し麦をサラダに使ったおしゃれな一品のご紹介です。押し麦はレンジ加熱、もしくは10分ほど茹でればいいので手軽に作れます。たっぷりのきのこやベビーリーフと一緒に食べればお腹も大満足!きのこはひらたけやしいたけ、えのきなど、お好みのものを使ってみてください。2種類以上のきのこを組み合わせるのがポイントです。さっぱりとしたドレッシングと和えて召し上がれ。
きのこの旨味が味わえる極上のサラダは、ワインとの相性もバッチリです。
丸ごと玉ねぎの押し麦入りポトフ
玉ねぎを丸ごと使った見た目にもインパクトのあるポトフです。一般的なポトフには野菜を何種類か入れますが、こちらは玉ねぎとベーコンだけというシンプルなもの。押し麦は別茹でする必要もないのでラクラクです。とろとろの玉ねぎと押し麦のプチプチ食感のコントラストが楽しい一品です。玉ねぎの甘みをぜひご堪能ください。
やわらかい新玉ねぎが出回る時期には特におすすめのスープです。
食物繊維が豊富な押し麦を毎日の食卓へ
プチプチとした食感が特徴の押し麦は、ご飯に混ぜて炊くと手軽に食べることができます。不足しがちな食物繊維を含んでいるので、ぜひ毎日の食卓に取り入れましょう。
こちらでご紹介したレシピもぜひお試しください。