
ハラミとはどこの部位?カロリーや主な栄養素について解説
作成日: 2022/11/28
「ハラミ」といえば、見た目はカルビに似ていながらも脂っこくなく、焼肉屋では定番で人気のあるメニューの1つですよね。しかし、肉には色々な部位がある中で、ハラミがどこの部位の肉であるかはわからないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ハラミの部位や味の特徴に加えて、気になるカロリーや含まれる栄養素などについて解説します。
ハラミとは
ハラミとは、牛の横隔膜でホルモンに分類されます。見た目や食感は赤身と良く似ていて旨みもありますが、脂質が少なめで比較的あっさりしています。焼肉やステーキ屋で見かけることが多い部位ですが、他にも炒めものなどとも良く合います。
同じ横隔膜のお肉には「サガリ」もありますが、ハラミは横隔膜の背中側の薄い部分、サガリは肋骨側の厚い部分を指しています。
また、一般的に「ハラミ」というと牛ハラミのことをいいますが、豚ハラミや鶏ハラミもあります。鶏ハラミの場合は、横隔膜ではなくお腹周りの筋肉の部分になります。
ハラミのカロリー
ハラミはどのくらいのカロリーがあるのでしょうか。他の部位のカロリーと比較してみましょう。
牛ハラミのカロリー
牛ハラミのカロリーは以下の通りです。なお、日本食品標準成分表では、ハラミとサガリは区別せずに同じ部位として記載されています。
・牛ハラミ(横隔膜)のカロリー
100gあたり
生 288kcal
ステーキ1枚分を200g(生)とすると
1枚 576kcal
焼肉1枚を15g(生)とすると
1枚 43.2kcal
他の部位と比べる
焼肉やステーキに使われることの多い、ハラミ以外の部位と比較してみましょう。
・牛肉 生 100gあたり
牛タン(舌) 生 318kcal
牛ハツ(心臓) 生 128kcal
和牛バラ 脂身つき 生 472kcal
和牛サーロイン 脂身付き 生 460kcal
和牛かたロース 脂身つき 生 380kcal
和牛ヒレ 和牛 生 207kcal
ハラミのカロリーは、タンやかたロース、サーロイン
、バラより低く、ハツやヒレより高いようです。
ハラミの栄養
生の牛ハラミ(100gあたり)の主な栄養成分について見ていきましょう。
たんぱく質
たんぱく質 14.8g
たんぱく質は筋肉や臓器といった体の組織を作り、ホルモンや酵素など体の機能を調整するうえでも欠かせない栄養のひとつです。
たんぱく質のより詳しい働きについては、以下の記事をご覧ください。
たんぱく質を多く含む食べ物まとめ!一日に必要な量はどれくらい?
脂質
脂質 27.3g
脂質は水に溶けず、有機溶媒に溶ける有機化合物の総称で、炭水化物やたんぱく質と同じく、体内でエネルギーの源となる栄養素です。エネルギー源になるだけではなく、細胞膜を構成する成分や生理活性物質としても働いています。
脂質のより詳しい働きについては、以下の記事をご覧ください。
脂質とは?中性脂肪やコレステロールも脂質の種類?
ミネラル
カリウム 250mg
リン 140mg
鉄 3.2mg
亜鉛 3.7mg
ハラミには、カリウムやリン、鉄、亜鉛などのミネラルが含まれています。
ミネラルは体内で合成できないため、食事から摂る必要があります。また、互いに吸収や働きに影響をあたえ合うことからバランスよく摂ることが大切です。
ビタミン
ビタミンB2 0.35mg
ビタミンB12 3.8μg
ハラミには、ビタミンB2やB12などのビタミンが含まれています。
ビタミンB2は水溶性のビタミンの一種です。主に脂質のエネルギー代謝に関与し、エネルギーにかわる際に補酵素として働く栄養素です。
ビタミンB12は、水溶性のビタミンの一種でたんぱく質の合成やアミノ酸の代謝に関わる栄養素です。また、正常な赤血球の生成に欠かせない栄養素です。
ハラミの特徴を活かして美味しく味わおう
牛の横隔膜であるハラミは、赤身と良く似ていながらも脂質が少なく比較的あっさりしているのが特徴です。タンやかたロース、バラよりもカロリーが低いため、これらの部位よりはハラミを選んだ方が、摂取カロリーを抑えることができます。
焼肉やステーキ屋で良く見かけるハラミですが、炒め物などにしてもハラミの旨みが感じられ美味しく食べることができます。ご家庭でも、ぜひハラミを使った料理を楽しんでくださいね。
【参考】
厚生労働省e-ヘルスネット「ミネラル」
日本人の食事摂取基準(2020年版)
「日本人の食事摂取基準」策定検討会報告書 ビタミンB2
厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』 ビタミン B12
【出典】日本食品標準成分表2020年版(八訂)