ココアパウダー(純ココア)は代用できる?代用品とレシピのご紹介も
作成日: 2022/11/28
お菓子作りで用いられることの多いココアパウダーですが、用意がないとき他のもので代用はできるのでしょうか。今回はココアパウダーがどのようなもので代用できるのかご紹介すると共に、ココアパウダーを使ったスイーツレシピもご紹介します。
ココアパウダーは他の材料で代用できる?
ココアパウダーはカカオ豆を原料としたカカオマスから作られます。カカオマスからカカオバターと呼ばれる脂肪分を除き、焙煎して粉末状にしたものがココアパウダーになります。
チョコレートやミルクココアはココアパウダーと同じカカオマスが原料であるので、ココアパウダーの代用品として用いることが可能です。
しかし、これらには砂糖や乳製品が添加されているので、完全な代用品として用いるのは難しく、その用途によっては別のもので代用することは可能です。
ココアパウダーの代用品
ここからは、用途に合わせたココアパウダーの代用品をご紹介します。
ミルクココア
お湯や牛乳に溶かしてココアが楽しめるミルクココアは、ココアパウダーに砂糖や乳製品などを加えて作られているので、ココアパウダーに近い使用方法が可能です。
しかし、カカオパウダーと比べると甘さが強いため、お菓子作りにミルクココアを使用するのであれば、加える砂糖の量を調整するなどの配慮が必要になります。
チョコレート
チョコレートもココアパウダーと同じカカオマスを原料としているため、ココアパウダーに近い味わいを再現することが可能です。
しかし、チョコレートはココアパウダーのように粉末状ではないため、デコレーションとしてケーキなどに振るいかけるような用途には向きません。
細かく刻んだり、湯煎で溶かして製菓用の生地に練り込んだりするような用途であれば、チョコレートはカカオパウダーの代用品として使いやすいでしょう。
また、チョコレートもミルクココア同様に砂糖が添加されているので、ココアパウダーの代用として使用する場合は加える砂糖の量を調整するか、できるだけカカオの比率が高いチョコレートを選ぶとカカオパウダーの代用品として使いやすくなります。
カカオニブ
カカオニブはカカオ豆を発酵、焙煎させてチップ状に粉砕したもので、ココアパウダーと同じカカオ豆が原料です。カカオニブは甘みがなく、酸味がありサクサクとした食感が特徴です。
ココアパウダーの様な粉末状ではないため用途に制限はありますが、ふりかけることでカカオの風味を感じることができる点では、代用品として用いることが可能です。
キャロブパウダー
キャロブとは地中海地方で栽培されているマメ科の植物で、日本では「イナゴ豆」とも呼ばれています。このキャロブの鞘部分を焙煎して粉末状にして作られるのがキャロブパウダーです。
カカオ豆が原料のココアパウダーと、キャロブが原料のキャロブパウダーは異なる食品ですが、風味や色合いが似ていること、また形状がどちらも粉末状であることからココアパウダーの代用品として用いることが可能です。
インスタントコーヒー
インスタントコーヒーとカカオパウダーの風味は異なりますが、粉末状で溶けやすく、焙煎の独特の風味や苦味を加えたいときに、インスタントコーヒーを使う方法もあります。
ココアパウダーを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここからは、ココアパウダーを使ったスイーツレシピをご紹介します。濃厚なカカオの風味がお楽しみいただけるレシピですので、ぜひチェックしてみてください。
アーモンドクッキー
ココアパウダーのほろ苦さとスライスアーモンドの風味が楽しめる、アーモンドクッキーです。棒状に整えて切るだけなので、型抜きがなくても簡単に形を作ることができますよ。サクサク食感をぜひお楽しみください。
ダブルチョコプリン
チョコレートプリンにチョコレートソースをかけたダブルチョコプリンは、チョコ好きさん必見の一品です。ミルクのコクとカカオの風味が絶妙な濃厚チョコプリンは、おやつにもぴったり!冷蔵庫で冷やし固めるので、蒸し器がなくても作れるレシピですよ。
簡単ココアカップケーキ
ホットケーキミックスで手軽に作れる、ココアカップケーキは食べたいときにパパッと作れてとっても簡単。ふわふわの生地にココアのほろ苦い風味が相性抜群です!シンプルなカップケーキなので、アレンジをお楽しみいただくこともできますよ。
ココアパウダーは用途に合わせて代用できるものがある
ミルクココアやチョコレートなど同じ原料の食品は、ココアパウダーの代用として使えることがわかりました。その他にも、カカオニブやインスタントコーヒーでも代用は可能な場合がありますので、用途に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。