DELISH KITCHEN

葛餅の特徴とは?わらび餅との違いとおすすめレシピをご紹介

作成日: 2022/11/28

ぷるっとした食感が魅力の「葛餅」。きな粉や黒蜜がよく合う葛餅は、おやつやデザートとしても人気があります。ところで、葛餅とはどんなお菓子なのでしょうか。また、同じような食感のお菓子にわらび餅がありますが葛餅とは違うのでしょうか。

今回は、葛餅の原料や作り方を解説するだけでなく、わらび餅との違いとおすすめレシピについてもご紹介します。

目次

  1. 葛餅とは
    1. 葛餅とはどんなお菓子?
    2. 関東と関西の葛餅の違い
      1. 関東の葛餅

      2. 関西の葛餅

  2. わらび餅との違い
  3. 葛餅は関東と関西で違う!

葛餅とは

まず、葛餅とはどんなお菓子なのか解説するとともに、関東と関西の葛餅の違いについてご紹介します。

葛餅とはどんなお菓子?

葛餅は、ぷるっとした食感が特徴の和菓子で、よく黒蜜やきな粉をかけて食べられます。葛餅は日本全国で同じものではなく、関東と関西で原料や作り方が異なります。原料や作り方が違うので、見た目や食感も別物です。

関東と関西の葛餅の違い

ここからは、関東と関西の葛餅の違いについて解説します。

関東の葛餅

関東の葛餅は「うき粉」から作られます。「うき粉」とは、小麦粉からグルテンを取り除いたもので、これを発酵させた粉が、葛餅の原料です。「うき粉」で作った葛餅は、白っぽい見た目と弾力のある食感が特徴で、発酵食品特有の酸味もあります。

作り方は、まず発酵させたうき粉のでんぷんを洗い流し、臭みや酸味を取ります。お湯に溶かしたうき粉を型に入れてから蒸すと、葛餅の出来上がりです。関西の葛餅と区別するため「くず餅」や「久寿餅」と表記されます。

以下に関東の葛餅のレシピをご紹介しているので、参考にしてください。

関西の葛餅

次に関西の葛餅について見てみましょう。関西の葛餅の原料は「葛粉」です。透明でツルッとした見た目で、もっちりとした食感が楽しめます。ですが、葛粉は高価なので、代わりに芋やとうもろこしなどのデンプンが使われることもあるようです。作り方は、まず水に溶かした葛粉を火にかけます。粘りが出てきたら何度も練り上げて仕上げます。何度も繰り返し練り上げることで、コシのある食感になります。

わらび餅との違い

ここからは、葛餅とわらび餅の違いについてご紹介します。同じような見た目や食感のわらび餅ですが、葛粉から作られるのではなく、「わらび粉」から作られます。

ただし、葛粉と同じようにわらび粉も高価なので、一般的なわらび餅にはわらび粉は一部しか使われていません。ほとんどがデンプンから作られます。関西の葛餅と作り方も同じなので、わらび餅と関西の葛餅には大きな差は見られません。

以下にわらび餅のおすすめレシピをご紹介しています。気になる方はぜひ参考にしてください。

葛餅は関東と関西で違う!

関東と関西の葛餅の違いは原料や作り方にあります。関東では「うき粉」を発酵させたものを、関西では葛粉(デンプン)を使用します。関東の葛餅は蒸して調理しますが、関西では練り上げて作ります。また、見た目や食感が似ていますが、わらび餅とは原料が違います。
ここでご紹介した参考レシピをもとに、ご自宅で手作りわらび餅を味わってみてはいかがでしょうか。

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