DELISH KITCHEN

すももとプラム、プルーンの違いとは?味や旬もご紹介!

作成日: 2001/01/01

更新日: 2022/12/20

甘酸っぱさが特徴のすもも。そのまま食べたりジャムやコンポートに加工したりとさまざまな食べ方を楽しめますよね。そんなすももと特徴が似ている果物にプラムやプルーンがありますが、どのような違いがあるのでしょうか。今回はすもも、プラム、プルーンの違い、旬や品種についてご紹介します。

目次

  1. すもも・プラム・プルーンの違いは?
  2. すもも(プラム)について
    1. 産地
    2. 品種
      1. 大石早生

      2. 貴陽

      3. 太陽

      4. ソルダム

  3. 美味しいすもも(プラム)の選び方・保存方法
  4. すももを使ったDELISH KITCHENのレシピ
    1. すももジャム
    2. プラムのコンポート
    3. すももと紅茶のパウンドケーキ
  5. プラムもプルーンもすももの仲間

すもも・プラム・プルーンの違いは?

すももはかたちが似ている桃やりんごと同じく、バラ科の果物の1つです。実は、プラムもプルーンもどちらも「すもも」。一般的に中国原産のすももは「プラム(日本すもも)」と呼ばれています。プラムは丸いかたちで、赤く熟れるのが特徴です。主に生食用として栽培されています。

一方、西洋原産のすももは「プルーン」と呼ばれています。プルーンは紫色味がかった少し長めのかたちが特徴です。プルーン、いわゆる西洋すももは生食だけでなく、ドライフルーツやジャム用など加工用としても栽培されています。

このように、すもも・プラム・プルーンは、どれも同じ「すもも」ですが、原産地により呼び名がわかれています。

すもも(プラム)について

すももの旬や産地、品種についてご紹介します。

すももの旬はおおよそ6月中旬から9月ごろが目安です。品種や育て方により異なり、初夏から秋の初めにかけて収穫されます。

産地

すももの国内生産量のおよそ3分の1を占めるのが山梨県です。山梨県に続き、和歌山県、長野県でも栽培・収穫されています。

品種

すももにはどのような品種があるのでしょうか。代表的なものを4つご紹介します。

大石早生

大石早生(おおいしわせ)はジューシーで甘酸っぱい味わいのすももです。7月上旬が旬で、市場に出回るのは5月ごろからです。重さは50g〜70gほどで、すももの中では小ぶりなサイズをしています。

少し尖った桃のようなかたちをしているのが特徴です。熟すと皮が赤くなっていき、完熟するとより鮮やかな赤になります。国内での生産量が多いすももです。

貴陽

貴陽(きよう)は、高級品種のすもも。色味は濃い紅色で、味は糖度が高く、適度な酸味が特徴です。重さは200g程度あり、世界一重いすももとしてギネスに認定されました。旬の時期は8月です。

太陽

太陽は糖度が高めなすももです。完熟すると酸味が抜けて甘味が増し、果汁が多いのが特徴です。大きさは120g〜150g程度で、すももの中ではやや大きめ、色は濃く鮮やかな紅色をしています。

ソルダム

ソルダムはアメリカ産のニホンスモモの品種です。日本では山梨県や長野県、和歌山県などで多く生産されています。ソルダムは完熟するまでは緑色で、果肉が赤いのが特徴です。旬の8月ごろになると完熟の時期をむかえ、果皮の色は緑から赤黒く、果肉は鮮紅色へと変わります。

美味しいすもも(プラム)の選び方・保存方法

美味しいすももの選び方や保存方法をご紹介します。完熟していないすももは酸味が強いので、すぐに食べる場合は熟したものを選んで購入しましょう。

・選び方
すももは、全体的に色がついているものを選びましょう。紅色のすももなら、果皮すべてが紅色になっているものが食べごろです。かたさは、皮に少し弾力があり、ほどよいかたさやハリのあるものを選びましょう。しっかりと重量感があるかどうかもポイントです。

皮が黄緑色なものは未熟で、酸味が強く追熟させる必要があります。また、やわらかすぎるもの、表面がしんなりとしているものは熟し過ぎているかもしれません。

・保存方法
食べごろのすももは熟し過ぎないように野菜室へ、未熟なすももは常温がポイントです。

熟しているすももは、紙袋に入れて、野菜室で保存しましょう。紙袋がなければ、新聞紙やキッチンペーパーでも代用できます。新聞紙やキッチンペーパーで包んだあとに保存袋やポリ袋に入れて保存します。

果皮が黄緑色をしている未熟なすももは、果実が乾燥しないように新聞紙などに包み、常温で保存し、熟してから食べましょう。

すももを使ったDELISH KITCHENのレシピ

すももを使ったスイーツのレシピをご紹介します。熟したすももを使ってみてくださいね。

すももジャム

皮付きで、すももを丸ごと使ったジャムのレシピです。すももの酸味と砂糖の甘さがちょうどよく、ジャムやパンに合いますよ。すももの種を取るときは包丁の扱いに注意してくださいね。

プラムのコンポート

赤ワインにシナモンを加えてゆっくり煮込んだ、大人向けのプラムのコンポートをつくってみましょう。お肉料理のあとのデザートにしたり、紅茶とともにおやつにしたりして楽しめますよ。

すももと紅茶のパウンドケーキ

紅茶の香りと、すももの甘酸っぱさが絶妙なパウンドケーキのレシピです。生地の中にみじん切りしたすもも、さらに生地の上にも並べて贅沢な逸品です。おもてなしにもおすすめです。

プラムもプルーンもすももの仲間

すもも、プラム、プルーンというと、それぞれ別の果物のようですが、実は同じすももの仲間です。それぞれ、原産地により呼び名がわかれています。

プラムにもプルーンにもさまざまな品種があり、それぞれ味や色味が異なります。甘味が強いもの、ほどよい酸味を楽しめるものなど、お気に入りのプラムやプルーンを見つけてみましょう。

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