ペスカトーレって何?アラビアータとの違いやレシピもご紹介
作成日: 2023/03/29
ペスカトーレを聞いたことがありますか?人気のスパゲッティですがアラビアータなど他のスパゲッティと何が違うのでしょうか。この記事ではペスカトーレの特徴、お家でできる簡単レシピをご紹介します。
ペスカトーレとは
まずはペスカトーレの歴史や特徴をみていきましょう。
ペスカトーレの歴史
ペスカトーレとは、魚介類を用いたトマトソースのスパゲッティです。ペスカトーレという名前はイタリア語で「漁師」を意味しています。
ペスカトーレの発祥は北イタリアのマッジョーレ湖・ペスカトーレ島と言われています。
もともとは漁師が売れ残りや雑魚などをまとめてトマトソースで煮込んだものがはじまりと言われる大衆料理です。魚介を煮込んだ料理がが次第にスパゲッティのソースとして使われるようになりました。
ペスカトーレの特徴
ペスカトーレは塩・ニンニク・白ワインなどによるシンプルな味付けに、魚介類の旨みが溶け出したトマトソースです。
魚介類は、アサリ、ホタテ、ムール貝、イカ、エビ、カニ等がよく使われます。
ただし一定のレシピはなく、好みの魚介類をトマトソースで仕上げた料理をペスカトーレと呼ぶことが多いです。
トマトソースでなくとも魚介類を使用している場合もペスカトーレと呼ばれることがありますが、正確にはペスカトーレではなくペスカトーラといいます。
ペスカトーラは「海の幸」という意味です。
ペスカトーレとアラビアータの違い
トマトソースのパスタで、アラビアータと呼ばれるものがあります。
ここからはペスカトーレとの違いを見ていきましょう。。
アラビアータは、にんにくと唐辛子の辛みが効いたパスタです。アラビアータとはイタリア語で「怒り」を意味で、食べると辛くて怒ったような表情になることからアラビアータと名づけられました。
ペンネリガーテというショートパスタと合わせて作る「ペンネ・アラビアータ」や、スパゲッティと合わせる「スパゲッティ・アラビアータ」が有名です。
アラビアータはニンニクと唐辛子を使ったパスタであるのに対し、ペスカトーレでは魚介類を使用している点が大きな違いです。
DELISH KITCHENのペスカトーレのレシピ
お家でペスカトーレを楽しめる簡単レシピをご紹介します。
シーフードミックスで簡単ペスカトーレ
冷凍のシーフードミックスを使ったレシピです。魚介類はえびの背ワタをとるなど下処理が必要ですが、冷凍を使う事で時短になります。にんにくはチューブのすりおろしにんにくで代用するとさらに簡単にできますが、生のにんにくを使った方が風味よく仕上がるので試してみてください。
牡蠣と海老のペスカトーレ
牡蠣、有頭えび、いかを使ったちょっと贅沢なレシピです。お好みのパスタで楽しめますが、オススメは楕円形で太麺のリングイネ。パスタにソースがよく絡まり、魚介のうま味を存分に楽しめます。
レンジでペスカトーレ風パスタ
火を使わずに電子レンジだけで作ることができるお手軽レシピです。パスタの別ゆでが必要なく、ワンボウルで作れるので洗い物が少ないこともうれしいポイントです。
ペスカトーレで魚介類を楽しもう!
本来のペスカトーレは、食材に決まりがなくシンプルな味付けで魚介類のうま味を楽しむ料理です。好きなお魚を使って、あなただけのペスカトーレをぜひ楽しんでみてください。