マクワウリとは?特徴や食べ頃などをご紹介
作成日: 2023/04/26
更新日: 2023/05/08
マクワウリという食べ物を知っていますか。昔から日本で食べられている、ウリ科の植物の実です。
この記事では、マクワウリの特徴や食べ頃、美味しく味わうおすすめレシピなどをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
マクワウリの特徴や食べ頃
まずは、マクワウリの特徴や旬の季節や食べ頃についてご紹介します。
マクワウリとは
マクワウリはウリ科キュウリ属の植物で、メロンの仲間でもあります。名産地である岐阜県の真桑村(現在の本巣市)に由来して、漢字では「真桑瓜」と書きます。マクワウリはずっと昔から栽培されており、日本に伝来したのは3世紀より前です。
メロンよりも栽培史は古いため「元祖メロン」ともいえるでしょう。
古くから日本人の食生活に馴染んできたマクワウリですが、香りと甘みに優れたプリンスメロンの登場により、一時は栽培数が激減しました。
しかし現在でも、旬の時期にはスーパーなどに並んでいるのを見かけます。
マクワウリの特徴
マクワウリは果皮が黄色く、俵のような形をしています。
果皮は黄色いですが、果肉は白色です。一般的には果皮に模様はありませんが、種類によっては、まるでスイカのような縦縞が入っている場合もあります。メロンのような芳香とさわやかな甘みが特徴です。
マクワウリの食べ頃
マクワウリが市場に出回るのは初夏で、7月〜9月にかけて旬を迎えます。実が熟してくると芳香が出てくるため、食べ頃を見極める目安にしましょう。
美味しいマクワウリの選び方
左右に偏りのない均等な形で、大き過ぎず小さ過ぎないものを選びましょう。さらに、ずっしりと重みのあるものは中身が詰まっている証拠なので、おすすめです。
表面に傷があるものや茶色く変色しているものは、傷んでいる場合があるので避けましょう。マクワウリは身が熟すと甘い香りがします。選ぶ際には、香りも気にしてみましょう。
マクワウリの保存方法
マクワウリを美味しく保存する方法について解説します。熟していない場合と、すでに熟している場合に分けて説明するので、参考にしてください。
熟していない場合
スーパーなど店頭で売られているマクワウリの中には、まだ熟していないものがあります。まだ実がかたく香りが出ていないマクワウリは、熟していません。
しっかりと熟しているほうが美味しいため、追熟させましょう。追熟させるには、風通しのいい常温の場所に置きます。
※まだ熟していないマクワウリを冷蔵庫の中に入れると、熟成が止まってしまいます。追熟させるには常温に置きましょう。
完熟した場合
メロンのような芳香が出てきてきたら、完熟して食べ頃になったサインです。
冷蔵庫で冷やして美味しくいただきましょう。完熟しているかどうか見分ける際には、ヘタの周りにヒビが入っていることを基準にします。
また、丸ごと保存すると冷蔵庫のスペースを取ってしまうため、完熟した後は食べやすい形にカットしておくと、省スペースになります。
カットして保存する方法
マクワウリをカットして保存する方法をご紹介します。
1.半分に割って種とワタを取る。
2.食べやすい大きさにカットする。
3.タッパーなどの容器に入れる。
4.野菜室に入れて保存する。
また、カットしたマクワウリは冷凍保存もできます。冷凍する場合には、冷凍用ジップ付き保存袋などに入れましょう。
※冷蔵保存の場合は2日〜3日、冷凍保存の場合は約1ヶ月間を目安に保存しましょう。
マクワウリを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここからは、マクワウリを使ったおすすめレシピを紹介します。
まくわうりのマリネ
マクワウリをさっぱりとしたマリネで味わってみましょう。マリネ液の爽やかな酸味がマクワウリの甘味を引き立てます。献立の副菜や口直しにおすすめなので、ぜひ作ってみてください。
マクワウリコンポート
マクワウリで作るコンポートです。甘みが凝縮した種とワタの部分も余すところなく使って、風味たっぷりに仕上げます。ほんのりレモンの酸味を効かせることでさっぱりとした味が楽しめます。
まくわうりのシャーベット
暑い季節のおやつにぴったりの、マクワウリのシャーベットのご紹介です。シャリシャリっとした食感と甘みで、口の中がさっぱりとします。マクワウリをミキサーにかけて凍らせるだけと簡単に作れるので、ぜひお試しください。
マクワウリが手に入ったら試してみよう!
メロンのような香りとさっぱりとした甘さが楽しめるマクワウリは、日本で昔から食べられてきた馴染みのある食べ物です。マクワウリの旬は7月〜9月といわれています。店頭に並んでいるマクワウリは熟していない場合があるため、完熟させるために冷蔵庫ではなく常温に保存しましょう。
そのままでも美味しく食べられるマクワウリですが、マリネやコンポートなどにアレンジするのもおすすめです。ここで紹介したレシピを参考に、ぜひ味わってみてください。