DELISH KITCHEN

リキュールとは?種類や飲み方をご紹介!

作成日: 2020/07/01

更新日: 2024/09/04

カクテルの材料や、料理やお菓子作りにも使うお酒、リキュール。そもそもリキュールとはどのようなもので、どれくらい種類があるのかご存知でしょうか。今回は、リキュールの基礎知識について解説していくと共に、さまざまなリキュールの楽しみ方も合わせてご紹介します。

※こちらの記事でご紹介する内容は、アルコールを含む飲料に触れています。
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。

目次

  1. リキュールとは?
  2. リキュールの種類
    1. 薬草・香草系
    2. 果実系
    3. ナッツ、種子系
    4. その他
  3. リキュールの楽しみ方
    1. ストレート
    2. ロック
    3. 水割り・ソーダ割り
    4. カクテル
    5. 料理やお菓子に
  4. スピリッツ、ブランデー、ウォッカとの違い
    1. スピリッツとの違い
    2. ブランデーとの違い
    3. ウオッカとの違い
  5. DELISH KITCHENのリキュールを使ったレシピ
    1. 大人な味わい!オレンジリキュールのトリュフ
    2. プレゼントにおすすめ♪ボンボンショコラ
  6. 香り高いリキュールを使いこなしてみよう!

リキュールとは?

リキュールは、蒸留酒をベースに、果物やハーブなどで風味を付け、甘味料や着色料などを添加した混成酒となります。リキュールについて詳しくご説明する前に、耳にすることの多いお酒の種類にについて触れておきましょう。

日本で販売されているお酒は、製造方法によって「醸造酒」、「蒸留酒」、「混成酒」の3つの種類に分けられています。醸造酒とは、穀物や果物を酵母によってアルコール発酵させたものです。蒸留酒とは、醸造酒を蒸留という工程を経ることにより、アルコール度数を高めたお酒を指します。そして混成酒は、醸造酒や蒸留酒に果物や糖分などを添加して作られたお酒です。

リキュールの歴史は古く、古代ギリシャ時代から薬酒として作られていたといわれています。当時は蒸留酒ではなく、醸造酒であるワインをベースに作られていました。
蒸留酒をベースにリキュールが作られるようになったのは、11世紀から13世紀頃だといわれています。当時「生命の水」と呼ばれ重宝されていた蒸留酒に、薬効のある植物の成分を溶かし込むことで、さらに薬効が高まると考えられていたのです。
この薬酒はラテン語で「溶け込ませる」という意味を持つ「リケファケレ」と呼ばれ、これが現在の「リキュール」の語源だともいわれています。

リキュールの種類

リキュールは、風味付けする原料によって、種類が4つに分けられています。それぞれの特徴を種類別に見ていきましょう。

薬草・香草系

薬酒として発展してきたリキュールの原点ともいえる系統。主な原料はハーブやスパイスなどのほか、紅茶や緑茶などです。薬酒らしい独特の苦味や風味が特徴的で、ほかの系統のリキュールにも隠し味として配合されることもあります。

果実系

フルーツの果肉、果皮、果汁を主な原料としています。種類・製造量共に、ほかの系統のなかで最も多いリキュール。フルーツの甘酸っぱい風味が特徴的で、薬酒としてよりも、嗜好品として愛されています。

ナッツ、種子系

アーモンドやクルミといったナッツ系のほか、コーヒーやカカオを使ったリキュールも、こちらの系統です。濃厚でコクのある甘味が特徴的で、食後酒やお菓子の風味付けとして親しまれています。

その他

クリームや卵、ヨーグルトなど、タンパク質や脂肪分を含む原料を使ったリキュール。これらは近代の製造技術の発達により、一般的に作られるようになりました。

リキュールの楽しみ方

ストレート

飲み口の小さな「リキュールグラス」に少量注ぎ、ストレートで楽しむ方法。海外では、食後酒としてストレートのリキュールを楽しむ習慣もあります。ただし、アルコール度数が高いため、お酒に弱い人は注意が必要です。

ロック

氷を入れたグラスにリキュールを注いで飲む方法。リキュールが溶けた氷で少しづつ薄まっていくので、ストレートのときより飲みやすくなります。ゆっくりと、時間をかけて味の変化を楽しめるのが醍醐味だといえるでしょう。

水割り・ソーダ割り

リキュールをもっと気軽に味わいたいときには、水割りやソーダ割りにして飲むのが一般的。アルコールが薄まりつつも、しっかりリキュール本来の味も感じられます。

カクテル

リキュールをベースに、ほかのお酒や果汁、シロップなどを配合して作ったものがカクテル。決まった配合もありますが、基本的に組み合わせは自由です。お酒が苦手な人でも、配合次第で飲みやすくできるのがカクテルの魅力だといえるでしょう。

料理やお菓子に

リキュールは飲むだけでなく、料理やお菓子の風味付けにも活躍します。ハーブ系、果実系など、作る料理やお菓子にあった種類のリキュールを選ぶのがポイント。リキュールを使うことで奥行きのある味わいになり、仕上がりがワンランクアップします。

スピリッツ、ブランデー、ウォッカとの違い

リキュール以外にもさまざまなお酒の種類がありますが、それぞれどう違うのかご存知でしょうか?ここでは、スピリッツ、ブランデー、ウオッカとの違いを解説します。

スピリッツとの違い

スピリッツとは、広い意味では「蒸留酒」のことを指しますが、日本の酒税法では「ウイスキー、ブランデー、焼酎を除く、エキス分2度未満の蒸溜酒」がスピリッツ類と定められています。蒸留酒のなかでもジン、ラム、ウオッカ、テキーラは「世界4大スピリッツ」として有名。対してリキュールはこの蒸留酒をベースに作られた混成酒となります。

ブランデーとの違い

ブランデーとは、ぶどうやりんごなどを原料とした果実酒を、蒸留・発酵させたお酒です。リキュールは蒸留酒にあとから果物やハーブの風味をつけたものとなるため、製造方法が異なります。

ウオッカとの違い

ウオッカは、麦やジャガイモを原料とした蒸留酒です。前述したとおり、ウオッカは蒸留酒であり、世界4大スピリッツの1つでもあります。リキュールは、このウオッカをはじめとする蒸留酒をベースに作られた混成酒。つまり、種類が異なるということになります。

DELISH KITCHENのリキュールを使ったレシピ

ここからは、リキュールを使ったDELISH KITCHENおすすめレシピをご紹介!

以下のレシピはアルコールを含んでいます。お子様、妊娠中の方、アルコールに弱い方などはご注意ください。

大人な味わい!オレンジリキュールのトリュフ

グランマニエを使った大人のトリュフレシピ。まろやかなガナッシュからふわりと鼻に抜ける芳醇な香りをお楽しみください。

プレゼントにおすすめ♪ボンボンショコラ

スッキリとした柑橘の香りが特徴の、コアントローを使ったボンボンショコラ。パリッとコーティングされているので持ち運びしやすく、プレゼントにもおすすめです。

香り高いリキュールを使いこなしてみよう!

蒸留酒をベースとし、果実やハーブなどの風味を付けたお酒、リキュール。もともとは薬酒として重宝されていた飲み物でしたが、現在は多種多様なフレーバーを楽しめるようになりました。
カクテルで楽しんだり、料理やお菓子に使ったりと、香り高いリキュールをさまざまな形で取り入れてみてはいかがでしょうか。

このページの情報をLINEでシェアできます。
このページの情報をTwitterでシェアできます。
このページの情報をFacebookでシェアできます。
このページの情報をPinterestでシェアできます。