DELISH KITCHEN

イタリアン食材「トリッパ」とは?下処理方法やレシピもご紹介!

作成日: 2023/10/16

更新日: 2023/10/23

「トリッパ」という食材をご存じですか?トリッパは牛の胃袋のことを指します。イタリアン料理でよく使われる食材で、独特の食感や旨味が味わえるのが特徴です。

本記事では、トリッパの味や食感、下処理の方法について詳しく解説していきます。また、合わせてトリッパを使った美味しいレシピもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. トリッパとは?
  2. トリッパのの特徴・味わいは?
  3. イタリア料理ではどう食べる?
  4. トリッパの下処理
    1. 黒い皮がついている場合
    2. 黒い皮がついていない場合
  5. トリッパを使ったDELISH KITCHENのレシピ
    1. トリッパのトマト煮込み
    2. シマチョウのトマト煮込み
  6. トリッパを美味しく食べるためには下処理が重要

トリッパとは?

トリッパとは、イタリア語で「動物の胃袋」を総称する言葉です。牛には4つ胃袋があり、日本語では第1胃袋を「ミノ」、第2胃袋を「ハチノス」、第3胃袋を「センマイ」、第4胃袋を「ギアラ」と呼びます。

イタリアン料理で使われている食材の「トリッパ」は、第2胃袋である「ハチノス」のことです。表面にボコボコとした穴があいており、ハチの巣に似ていることからそう呼ばれています。

トリッパはヨーロッパでは、トマトソースで煮込んだ料理が定番です。淡白な味わいと弾力のある独特の食感で、ヨーロッパでは人気の高い食材でもあります。

トリッパのの特徴・味わいは?

トリッパは牛1頭につき、500g〜1㎏ほどしか取れない希少部位の一つです。ホルモンの中でもとくに味が良いと言われているのが特徴で、日本でも焼肉店などで人気があります。

トリッパの味わいは淡白で、クセが少ないのが特徴です。弾力のある歯ごたえで、トリッパ特有の歯切れのある食感はクセになります。噛み進めるごとにトリッパ独特の旨味が口に広がります。

トリッパはじっくりと煮込むと、やわらかくとろけるような食感になるのも魅力です。焼いて調理した時とは違った食感を楽しめます。

イタリア料理ではどう食べる?

イタリアでは、トリッパは「トマト煮込み」にして食べるのが定番です。じっくりと煮込んだトリッパはふわふわでトロッとした食感になります。

淡白な味わいのトリッパとトマトの酸味は相性抜群です。また、トマト以外にも玉ねぎや人参、セロリなどの香味野菜をたっぷりと使って煮込むため、野菜の旨味もたっぷり味わえます。

トリッパの下処理

トリッパは内臓のため、そのまま食べるとやや臭みが強い食材です。しっかりと下処理を行うことで、嫌な臭みを取り除くことができます。

ここからは、トリッパの状態に合わせた下処理の方法について、詳しくご紹介していきます。

黒い皮がついている場合

・ハチノスを48度のお湯でかき混ぜなら5分ほどなじませる
・その後75度のお湯に換えて、かき混ぜながら2分ほど浸す
・表面がズルズルと取れるようになったら、スプーンを使い黒い部分を取り除く

冷めてしまうと皮が剥きづらくなるので、手早く行いましょう

黒い皮がついていない場合

・鍋にたっぷりのお湯をわかしてハチノスを入れ、再度わいたら水気を切る
・水でよく洗って水気を切る

同じ手順を計3回繰り返しましょう。
臭みが気になる場合は、この手順を繰り返してくださいね。

トリッパを使ったDELISH KITCHENのレシピ

ここからは、トリッパを使ったDELISH KITCHENのレシピをご紹介します。

トリッパのトマト煮込み

トリッパの食感とトマトの旨味がよく合う1品です。下処理の段階でトリッパをしっかりと茹でこぼすことで、臭みが消えて食べやすくなります。

シマチョウのトマト煮込み

手に入りやすいシマチョウを使ったトマトの酸味がたまらない、トリッパ風のトマト煮込みです。おかずとしてはもちろん、おつまみとしても嬉しい1品ですよ。

トリッパを美味しく食べるためには下処理が重要

トリッパは牛の胃袋のことです。1頭の牛からわずかな量しか取れないトリッパは、希少部位としても知られています。トリッパはホルモンのため、そのままだと臭みが気になるのが特徴です。そのため、美味しく食べるためには丁寧な下処理を行いましょう。

トリッパを見かけたら、今回ご紹介した下処理の方法やトリッパを使ったレシピを参考にしてみてください。ぜひ、おうちでイタリア料理の「トリッパのトマト煮込み」を作ってみてはいかがでしょうか。

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