さつまいもは腐るとどうなる?見分け方や保存方法も解説!
作成日: 2023/10/25
秋の味覚の一つといえばさつまいもですよね。煮物やサラダなどの料理だけでなく、お菓子の材料としても使えるため、購入する方も多いのではないでしょうか。しかし、使いきれずに長期間保存したときなどは「これはまだ食べられる…?」と不安になることがありますよね。
今回はさつまいもが腐っているかどうかを見分ける方法について解説します。
さつまいもは腐るとどうなる?
腐ったさつまいもはカビ、黒い変色、異臭などが発生するようになります。腐ってしまうと食中毒を引き起こす場合があるため、注意が必要です。さつまいもが腐っているかどうかを判断する方法として、見た目・食感・臭いについてそれぞれ詳しく見ていきましょう。
見た目
腐ったさつまいもは見た目から判断できます。まずは、表面をしっかり見てみましょう。
カビが生える
腐ったさつまいもに生えるカビは、白カビと黒カビがあり、白カビはふわふわとした綿のような見た目です。全体がカビに覆われたさつまいもは、腐敗が進行しています。食べられないので処分しましょう。
断面のみにカビが生えているなら、生えた部分を厚めに切り、切り口を確認してみましょう。切り口に問題がなければ食べられますが、状態によっては中までカビが侵食し腐敗している場合もあります。
カビが全体に生えている場合はもちろん、カビが一部分であっても保存状態が悪い時は避けたほうが良いでしょう。
黒く変色する
腐敗が進んで、全体が黒く変色しているときは食べないようにしましょう。
まれに腐敗ではなく「ヤラピン」という成分が分泌されて黒い蜜のようなものが出ていることがあります。ヤラピンは腐敗ではないため、切り落として食べられます。
切り口が黒くなっているのは低温障害が原因です。低温障害により黒くなった部分は劣化して苦味が強いため、こちらも切り落として使用しましょう。
触感
触るとブヨブヨしていたり、表面がシワシワになっていたりするときは食べないようにしましょう。ブヨブヨとしているのは腐敗が進んでいるサインで、表面がシワシワになっているときは水分が抜けてしまっている状態です。
状態の良いさつまいもはシワがなく、包丁で切る時にも力が必要なかたさがあります。
臭い
臭いはカビやブヨブヨとした触感などと同時に症状が出る場合が多いです。臭いをかいでみて、腐敗臭やカビ臭さ、酸味のある臭いなどの異臭を感じたら食べるのを避けましょう。
腐敗臭・カビ臭さ・酸味のある臭い以外にも、なにか臭いに違和感がある場合は食べないようにするのが無難です。また、臭いだけで判断できないときは、見た目や触感も確認してみましょう。
腐ったさつまいもを食べるとどうなる?
腐ったさつまいもを食べることにより、激しい腹痛、下痢、嘔吐、吐き気、発熱、めまいなどの症状が出る場合があります。食中毒の症状が疑われるため、早めに病院で診察を受けるようにしましょう。
さつまいもの正しい保存方法
さつまいもの状態を保つために、正しい方法で保存するようにしましょう。常温保存と冷凍保存の手順をそれぞれご紹介します。
常温で保存する方法
常温保存する場合は、水で洗わずに土がついたまま新聞紙などで包み、冷暗所で保存するようにしましょう(保存期間の目安1ヶ月)。
冷凍で保存する方法
さつまいもは冷凍保存も可能です。輪切りにしてしっかりと茹でて火を通す、もしくは茹でてからマッシュにして冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ入れましょう。調理する時は凍ったまま使えます(保存期間の目安2〜3週間)。
腐ったさつまいもは、見た目・触感・臭いに注意!
さつまいもの腐敗が進むと、見た目・触感・臭いそれぞれに特徴が表れます。まずは表面を見て、触って、臭いをかいで確認してみてください。明らかに腐敗が進行している場合は食べないようにしましょう。また、目には見えなくてもカビの根が全体に生えている場合もあります。
食中毒を防ぐためにも、食べないようにするのが安全です。「すぐに食べきれないかも…」というときは、冷凍保存しておくのもいいですね。