DELISH KITCHEN

アマレットとはどんなお酒?特徴や美味しい飲み方などをご紹介

作成日: 2023/11/20

更新日: 2024/09/04

名前から甘そうな印象を受けるリキュールの「アマレット」。さまざまなカクテルに使われることも多いリキュールですが、「実際どんな味なんだろう?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、アマレットについて詳しく解説していきます。また、合わせてアマレットを使って作るカクテルのレシピもご紹介します。ぜひ、家呑みの参考にしてみてください。

※こちらの記事でご紹介する内容は、アルコールを含む飲料に触れています。20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。

目次

  1. アマレットを知ろう!
    1. アマレットの基礎知識
    2. アマレットの作られ方
    3. アマレットの使われ方
  2. アマレットの特徴
    1. 見た目や香り
    2. 味わい
  3. アマレットを使ったおすすめカクテル
    1. ゴッドファーザー
    2. ゴッドマザー
    3. アマレットジンジャー
  4. アマレットで自分好みのカクテルを作ってみよう

アマレットを知ろう!

まずは、アマレットとはどんなリキュールなのかみていきましょう。製造方法やどのようなカクテルに使われているのかまで、詳しく解説していきます。

アマレットの基礎知識

アマレットとはアプリコット(杏)の種子の中心にある、「杏仁」という核を原料に作られたリキュールのことです。主にイタリアで作られており、「アマレッティ」というお菓子の風味に似ていることから名づけられました。

アマレットはイタリアのデザートに欠かせないほど、主流なリキュールです。アマレットはスイーツのような香りと甘さのため、女性でも飲みやすく、アルコールに慣れていない人や甘口のカクテルが好きな人にもおすすめできます。

杏仁は中華料理のデザートでよくある、杏仁豆腐と同じ原料のため、同じ香りがするのも特徴です。アプリコットの核を使用していますが、アーモンドのような香りがすることからナッツ系のアーモンドリキュールに分類されています。

リキュールについては、こちらの記事で詳しく解説しています。詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。

アマレットの作られ方

アマレットはベースである蒸留酒に杏仁や桃、サクランボの核、ハーブやスパイス、フルーツのエッセンスなどで風味をつけ、ブラウンシュガーやカラメルなどで甘みとコクを加えて作られます。

アマレットはアーモンドのような香りがするリキュールですが、基本的にアーモンドは使われていません。しかし、最近ではビターアーモンドやビター抽出液などを加えたものも販売されています。

「蒸留酒って何?」と気になった方は、こちらの記事を参考にしてください。蒸留酒について詳しくご紹介しています。

アマレットの使われ方

アマレットはストレートはもちろん、ロックやソーダ割り、カクテルなどで飲むのが一般的です。しかし、アマレットは香りが高いだけでなく、甘みもあるためお菓子に使われることも少なくありません。

例えば、パウンドケーキやクッキーなどの焼き菓子の他に、パンナコッタやティラミス、モンブランなどの生菓子にも風味付けで使われることも多いです。

また、アマレットは杏仁豆腐と似た香りのため、杏仁豆腐に加えるのもおすすめです。ふんわりとアルコールの香りがする、少し大人な風味を楽しめます。

アマレットの特徴

ここからは、アマレットの見た目や香り、味わいについて詳しく解説していきます。

見た目や香り

アマレットはブラウンシュガーやカラメルを使用して作られることから、美しい琥珀色をしているのが特徴です。

杏仁豆腐のような、甘く芳醇な香りを楽しめます。アーモンドやココナッツのような香りだとよく例えられるほど、香り高いのもアマレットの魅力です。

味わい

アマレットは杏の上品な甘さの中に、少しのほろ苦さを感じられます。カラメルのようなコクとほんのりビターな風味があり、バランスの良い甘さなので後味が良いのもアマレットの魅力です。

アルコール度数は25~30度ほどあり、カシスやカルーアなどと比べると少し高めですが、口当たりはさらっとしています。口当たりがいいのに加え、程よい甘さで飲みやすいのですが、アルコール度数は高めのため飲みすぎには注意が必要です。

アマレットを使ったおすすめカクテル

ストレートやロックで飲むのはもちろんですが、アマレットは甘口のリキュールのため、カクテルでも美味しく飲むことができます。

ここからは、アマレットを使って作れる、おすすめのカクテルとDELISH KITCHENのレシピをご紹介します。

ゴッドファーザー

アマレットを使うカクテルの中で最もメジャーなのが、ゴッドファーザーです。ゴッドファーザーは、有名な映画である「ゴッドファーザー」のタイトルから名づけられたといわれています。

ゴッドファーザーは、ウイスキーがベースのカクテルです。アマレットとウイスキーのみというシンプルなレシピですが、濃厚で深い大人の味わいを楽しめます。

アルコール度数は25度以上と高めのため、チェイサーを挟みつつゆっくりと時間をかけて味わいましょう。ベースにするウイスキーによっても違った味わいを楽しめます。バーボンやスコッチなど、お好みのものをお使いください。

ゴッドファーザー

ゴッドマザー

ゴッドマザーは、ゴッドファーザーから派生してできたカクテルといわれています。ウイスキーのかわりに、クリアで無臭のウォッカを使うのが特徴です。

くせのないウォッカを使うことで、アマレットの芳醇な香りや甘みが際立ちます。よりドライな味わいにしたい場合は、アマレットの分量を減らしてみるのもおすすめです。

ゴッドファーザー同様、ゴッドマザーもアルコール度数が25度以上と、高めのカクテルです。するすると飲みやすい口当たりですが、ゆっくり楽しむのをおすすめします。

ゴッドマザー

アマレットジンジャー

アマレットをジンジャーエールで割った、アマレットジンジャーも人気のあるカクテルです。アマレットとジンジャーエールを合わせるだけのシンプルなカクテルですが、アマレットの甘みとジンジャーエールの爽やかな味わいが楽しめます。

ベースに使用するジンジャーエールによっても味わいが変わるのが、アマレットジンジャーの魅力です。ジンジャーエールには甘いタイプと、生姜の香りが強いタイプがあります。

甘いタイプを使用すると飲みやすい仕上がりに、香りが強い辛口タイプを使用するとキレのある大人な味わいに仕上がります。お好みでジンジャーエールの種類を使い分けてみてください。

アマレットジンジャー

アマレットで自分好みのカクテルを作ってみよう

アマレットは甘みが強く、アーモンドのような風味があるため、カクテルだけでなくお菓子にもぴったりのリキュールです。イタリアのお酒らしい上品な香りと甘みのリキュールなので、女性やアルコールが苦手な人でも飲みやすいのも嬉しいポイントです。

今回ご紹介したカクテルのレシピ以外にも、ミルクやオレンジジュースなどさまざまな飲み物で割って楽しめます。自宅で手軽にバー気分を味わえるので、お家に1本購入してみてはいかがでしょうか。

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