DELISH KITCHEN

ブカティーニとは何か?特徴やおいしい作り方のレシピもご紹介!

作成日: 2023/12/22

更新日: 2023/12/25

スーパーや輸入食品を扱う店に行くと、さまざまなパスタの種類が並んでいます。ロングパスタやショートパスタの区分だけでなくいろいろな形状があり、思わず見入ってしまうという人もいるかもしれません。

スタンダードなスパゲティやフィットチーネ、マカロニ、ペンネなど、聞いたことがあるパスタもありますが、聞き覚えのない名称のものもあるでしょう。

その中のひとつが、ブカティーニです。ブカティーニはロングパスタの一種ですが、中心に穴が空いていることが特徴です。ここからは、ブカティーニの特徴やおいしく味わうレシピについてご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

目次

  1. ブカティーニとは?
  2. 名前の意味は?
  3. ブカティーニの特徴とは?
  4. ブカティーニを美味しく食べるには?
  5. ツィーテ(ズィーティ )との違いは?
  6. ブカティーニのおいしい作り方
    1. 材料 【2人分】
    2. 手順
    3. 動画はこちら
  7. ブカティーニのアマトリチャーナを自宅で味わおう!

ブカティーニとは?

ブカティーニ(Bucatini)とは、イタリアのシチリア地方発祥のパスタで、穴の空いたストローのようなスパゲティのことです。直径は3〜6mmと通常のスパゲティに比べて少し太めです。ブカティーニは、中心に穴が空いているためソースがよく絡み、食感がしっかりしているため食べ応えもあります。

シチリア地方発祥のブカティーニですが、イタリアの中部地方でよく食べられており、特にローマで人々に親しまれています。

名前の意味は?

「ブカティーニ」の名前の由来は、イタリア語で「穴」を意味する「buco(ブーコ)」や「穴の空いた」という意味の「bucato」にあるといわれています。ブカティーニは、別名「ペルチャテッリ」と呼ばれますが、ナポリ語で同じ意味を表す「perciato」がもととなっています。

ブカティーニの特徴とは?

ブカティーニは、強いコシとモッチモチの食感が特徴のパスタです。この食感の由来は、ブカティーニの原材料であるデュラムセモリナ粉にあります。通常のパスタ・スパゲッティは強力粉と水で作られますが、タンパク質量の多いデュラムセモリナ粉を使うことで、よりもちもちとした食感が生まれます。

ブカティーニを美味しく食べるには?

ブカティーニをおいしく味わうには、茹で加減に注意しましょう。中心に穴が空いているため、ブカティーニは通常のスパゲティに比べて、短い時間で茹で上がります。どのソースに絡めるとしても「アルデンテ」に茹でるのがおすすめです。表示されている茹で時間を目安に、ときどき確認しながら茹でましょう。

以下に、アルデンテの茹で方と目安についてご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

ブカティーニには、トマト系やクリーム系など濃厚なソースがよく合います。パンチェッタや玉ねぎ、チーズなどの食材を使ったトマトソースのアマトリチャーナは、ブカティーニの定番料理です。

アマトリチャーナについて、以下で詳しくご紹介しているので、参考にしてください。

ツィーテ(ズィーティ )との違いは?

ブカティーニのように、中心に穴の空いたスパゲティの一種に「ツィーテ」があります。同じような特徴のツィーテですが、ブカティーニとは太さが違います。

ツィーテは直径5〜8mmとブカティーニよりも太く、料理するときはカットしてマカロニのように使うこともある、珍しいパスタです。ブカティーニ同様に濃厚なソースとの相性がよく、特にクリーム系の味つけにすることが定番です。

ブカティーニのおいしい作り方

ここからは、ブカティーニのおいしい作り方を、定番レシピであるアマトリチャーナを参考にご紹介します。ブカティーニが手に入ったら、ぜひチャレンジしてみてください。

材料 【2人分】

・ブカティーニ     160g
・パンチェッタ     60g
・玉ねぎ        1/4個(50g)
・唐辛子        1本
・白ワイン       大さじ1
・塩こしょう      少々
・オリーブオイル    大さじ1
・ブカティーニのゆで汁 大さじ4

●トマトソース
・ホールトマト缶    1/2缶(200g)
・玉ねぎ        1/4個(50g)
・にんにく       1かけ
・オリーブオイル    大さじ2
・水          50cc
・塩          小さじ1/2

●仕上げ
・ペコリーノチーズ   適量

手順

①玉ねぎ(1/4個)は薄切りにする。トマトソース用の玉ねぎ(1/4個)はみじん切りにする。にんにくは縦半分に切って芯を取り除き、みじん切りにする。唐辛子は半分に切って種を取り出す。

②パンチェッタは薄切りにする。

③フライパンにオリーブオイルを入れて中火で熱し、にんにく、トマトソース用の玉ねぎを入れてにんにくの香りが立ち、玉ねぎが透き通るまで炒める。トマト缶、水、塩を加えてトマトをつぶしながら混ぜ、煮立ったら弱火にし、時々混ぜながら10分ほど煮詰める(トマトソース)。

④鍋にたっぷりの湯をわかし、塩(分量外:適量)、ブカティーニを入れて袋の表示時間より1分短くゆで、ゆで汁(大さじ4)を取っておき、水気を切る。
【ポイント】湯1Lに対して塩小さじ1が目安です。

⑤フライパンにオリーブオイル(大さじ1)を入れて中火で熱し、唐辛子、パンチェッタを入れてパンチェッタに焼き色がつき、脂が出てくるまで上下を返しながら加熱する。玉ねぎを加え、しんなりするまで炒める。

⑥白ワインを加えて水分を飛ばすように炒め、トマトソース、ゆで汁を加えてなじむまでしっかり混ぜる。ゆでたブカティーニ、塩こしょうを加えてトマトソースをからめるようにさっと炒め合わせる。

⑦器に盛り、ペコリーノチーズを削ってかける。

動画はこちら

ブカティーニの本格アマトリチャーナ

ブカティーニのアマトリチャーナを自宅で味わおう!

ブカティーニとは、中心に穴が空いたスパゲティのような形状をしたパスタです。もちもちとしたコシの強い食感で、ソースとの絡みがよいためトマト系やクリーム系など濃厚なソースとよく合います。

同じように中心に穴が空いたスパゲティのようなパスタに「ツィーテ」がありますが、直径5〜8mmとブカティーニよりも太いことが異なります。

ブカティーニを使った定番レシピはアマトリチャーナです。ブカティーニが手に入ったら、ご自宅でぜひ味わってみてくださいね。

このページの情報をLINEでシェアできます。
このページの情報をTwitterでシェアできます。
このページの情報をFacebookでシェアできます。
このページの情報をPinterestでシェアできます。