韓国の水炊き「タッカンマリ」とは?食べ方やお手軽レシピもご紹介♪
作成日: 2024/01/05
韓流ブームとともに韓国料理専門店が増えてきています。お店で「タッカンマリ」というメニューを見たことはありませんか?名前は聞いたことがあっても、「どのような料理なのか知らない」「食べ方がわからない」と思っている方も多いでしょう。
そこで今回は、韓国の水炊き「タッカンマリ」の特徴やお店での食べ方、お手軽レシピをご紹介します。
タッカンマリとは?
タッカンマリとは「鶏一羽」という意味の韓国語で、名前の通り鶏を丸ごと使った鍋料理です。日本の水炊きのようなもので、鶏の旨みが溶け出したシンプルな味わいが特徴です。具材は鶏のほかに、韓国のおもちであるトッポギやじゃがいも、ねぎなどと少ないのが特徴で、鶏から出た出汁の旨みを楽しめます。
タッカンマリは、醤油やコチュジャン、ニンニク、お酢などが入ったタレ「タデギ」につけて食べるのが一般的。やさしい味わいの鶏出汁に、ピリッと刺激的なタレが相性抜群です。
韓国では、夏には滋養強壮に良い食べ物として、冬は体を温める料理として、年中食べられています。鶏を丸ごと一羽ではなく、半羽の「パンマリ」や、より薬膳の風味が効いた「韓方(ハンバン)タッカンマリ」などもあります。
サムゲタンとの違いは?
タッカンマリとよく似た韓国料理に「サムゲタン」がありますが、どのような違いがあるのでしょうか。サムゲタンとタッカンマリは、どちらも鶏を丸ごと一羽使った鍋料理で見た目がほとんど変わりません。2つの大きな違いは材料と味です。
タッカンマリは鶏出汁の旨みをシンプルに味わう鍋料理なのに対し、サムゲタンは丸鶏をくり抜いて中にもち米やナツメグ、生姜、高麗人参などを入れて作る薬膳料理です。
お店でのタッカンマリの食べ方とは?
鶏が一羽丸ごと入っているお鍋を、どのように食べたらいいかわからない人も多いですよね。ここからは、お店でのタッカンマリの食べ方についてご紹介します。
店員の調理を待つ
タッカンマリは大鍋料理で、オーダーすると具材とスープが入った鍋が目の前に用意されます。テーブルの上で15分ほど煮込み、沸騰してきたら店員が鶏肉を食べやすい大きさに切り分けてくれます。鶏肉は店員のOKが出たら食べましょう。
タデギを作る
火が通った具材は、タデギにつけて食べましょう。テーブルの端には、醤油やコチュジャン、ニンニク、お酢などが置いてあります。それらをお皿に入れて、自分好みのタテギを作りましょう。調味料の配合がわからない場合は、店員に尋ねてみるのもおすすめです。
〆を頼む
具材を食べ終えたら、麺やご飯を入れて〆を楽しむのが一般的です。カルグクスといううどんのような麺、もしくはお粥、ポックムパプという炒めご飯などが選べます。
DELISH KITCHENのタッカンマリのレシピ
ここからは、ご家庭で手軽に作れるタッカンマリのレシピをご紹介します。
タッカンマリ
スーパーではめったに手に入らない丸鶏を、手羽中で代用したお手軽レシピです。具材はじゃがいもやニラ、ねぎといたってシンプルで、鶏肉そのものの上品な味わいを楽しめます。
タッカンマリ風鍋
リーズナブルな手羽元を使ったタッカンマリ風の鍋料理です。材料は手羽元とじゃがいも、長ねぎのたった3つだけ。鶏肉の旨みが溶け出した出汁はたまらないおいしさです。ピリッと辛いつけだれがクセになりますよ。
旨味たっぷりタッカンマリ風
丸鶏の代わりに手羽元を使ったお手軽レシピです。鶏の上品な味わいを存分に楽しめる一品で、どこかほっとするおいしさ。2種類のタレを用意することで、飽きることなく食べられますよ。
タッカンマリで鶏を丸ごと味わおう
タッカンマリは、鶏が一羽丸ごと入った韓国の鍋料理のことで、鶏の出汁が効いたシンプルな味わいが特徴です。サムゲタンとよく似ていますが、使われている材料と味わいが異なります。ピリッとした辛さのタテギというタレにつけて食べるのが一般的で、体に良い料理として一年中親しまれています。
今回ご紹介したレシピを参考に、ご家庭でも作ってみてくださいね。