チュモッパとは?特徴やキンパとの違いをご紹介
作成日: 2024/04/02
チュモッパと聞いて、皆さんはどんな食べ物を思い浮かべますか?韓国の伝統的な食文化に根ざしたこの料理は、日本でも徐々に知名度を上げています。
この記事では、チュモッパの基本情報から、キンパやサムガクキンパとの違い、さらにはお家で簡単に作れるレシピまでをご紹介します。韓国料理の魅力に触れながら、新しい食の楽しみ方を見つけていきましょう。
チュモッパとはどんな食べ物?
チュモッパは韓国生まれの握り飯で、本場韓国ではチュクミやチーズタッカルビを食べた後の残り汁にご飯を入れて、みんなで握って食べるのが一般的です。
ちなみに本場韓国では「チュモクパプ」と呼びます。
チュモクは拳(こぶし)を、パプはご飯を意味し、その名の通り、まん丸な形が特徴です。日本人が発音しやすいように「チュモッパ」として広まりました。
日本では小売店で販売されていたり、専門店で味わうことができますが、韓国では家庭料理としても親しまれ、お弁当にもよく用いられます。
チュモッパの特徴
チュモッパの最大の特徴はその作り方にあります。
一般的にはあつあつの白いご飯に具材を混ぜて丸めるイメージがありますが、本来はチュクミやチーズタッカルビなどの残り汁にご飯を入れ、手袋をして丸めて作ります。
これは日本でいう鍋のシメに似ています。韓国本場のチュモッパは赤々とした見た目が特徴で、韓国海苔やごま油を混ぜて作ることが一般的です。これにより、食欲をそそる香りと甘辛い味わいが楽しめます。
キンパやサムガクキンパとは何が違う?
まず、キンパ(キムパプ)は海苔の上にご飯を広げ、具材と一緒に巻いた海苔巻きです。キムは海苔を意味し、海苔で巻かれているものがキンパです。
一方、チュモッパはカットした海苔をご飯と一緒にまぶして作られるため、見た目が大きく異なります。
キンパには甘辛く煮込んだごぼうやにんじん、卵、ほうれん草、牛肉などが巻かれますが、チュモッパは具材を中に入れず、チュクミやチーズタッカルビの汁の旨みや海苔の風味を楽しむものです。
そしてサムガクキンパ(サムガクキムパプ)は三角形に握った海苔巻き、つまり「おにぎり」のことです。
チュモッパも丸型でおにぎりと似ているため、一見すると、おにぎりと変わりないため一緒なのでは?と思うかもしれませんが、キンパ同様、サムガクキンパもチュモッパと違って海苔でしっかり巻かれているところが最大の違いです。
チュモッパに入れるおすすめの具材
さて、チュモッパにおすすめの具材を見ていきましょう。家庭にある食材でも、チュモッパを一層美味しくすることができます。
たくあん
たくあんを加えると、チュモッパにはシャキシャキとした食感と爽やかな酸味がプラスされます。また、たくあん特有の風味がご飯と絶妙にマッチし、食欲を刺激する一品になります。
キムチ
キムチを入れると、チュモッパはピリッとした辛さと酸味が加わり、本来のチュモッパに似た風味豊かな一品に変わります。キムチの旨みがご飯に染み込み、本場韓国の味を楽しむことができます。
チャンジャ
チャンジャを加えることで、チュモッパには独特の塩辛さと旨みが加わります。ピリ辛で食感が特徴的なチャンジャは、ご飯との相性が抜群で、食べ応えのある一品になります。
細ネギ
細ネギを混ぜると、チュモッパには爽やかな香りとほのかな辛味が加わります。細ネギの緑色が彩りを添え、見た目にも鮮やかな仕上がりになります。
他にも和風テイストに仕上げたい場合は、おかかや塩昆布、枝豆を混ぜるのもおすすめです。最近ではチュモッパ用の海苔やチュモッパの素なども市販されているので、作ってみたい方はそちらをお求めになるのも良いでしょう。
DELISH KITCHENおすすめのチュモッパのレシピをご紹介!
DELISH KITCHENがおすすめする手作りチュモッパのレシピをご紹介します。家庭でも作りやすい白いご飯に具材を入れて混ぜるレシピです。
また、チーズタッカルビやチュクミを作り、最後のシメとして本格的にチュモッパを作りたい方のために、それぞれのレシピもご紹介します。
チュモッパの魅力を家庭で手軽に楽しもう
チュモッパは、そのシンプルながらも奥深い味わいで、多くの人々を魅了しています。
今回ご紹介したレシピを参考に、家庭で本格的なチュモッパを作ってみてはいかがでしょうか。キンパやサムガクキンパとは異なる、チュモッパ独自の風味と楽しみ方を発見することができるでしょう。お好みの具材を加えて、オリジナルのチュモッパを作るのも楽しいですね。
韓国の味を自宅で手軽に楽しむことで、日々の食卓がさらに豊かになること間違いなしです。