ロイヤルミルクティーとは?ミルクティーとの違いや作り方も紹介
作成日: 2020/07/19
更新日: 2020/09/23
カフェメニューなどでも目にする「ロイヤルミルクティー」という飲み物をご存じですか。紅茶の茶葉をお湯と牛乳で煮出して作る濃厚な飲み物です。
こちらの記事では、ロイヤルミルクティーの特徴や、一般的なミルクティーとの違い、おすすめのレシピなどをご紹介します。
ロイヤルミルクティーとは
ロイヤルミルクティーの特徴
「ロイヤルミルクティー」とは、お湯で茶葉を煮出した後、牛乳を加えてしばらく煮たものです。一般的なミルクティーよりも濃厚な風味と深みがあるのが特徴です。
「ロイヤル」とは「王の」という意味で、ロイヤルミルクティーを直訳すると「王室風ミルクティー」となります。ただし、これは完全に和製英語で、実はロイヤルミルクティーは日本で生まれた飲み物なのです。イギリスにはロイヤルミルクティーという飲み物はありません。
ロイヤルミルクティーを作る場合、水と牛乳の割合は1:1、もしくは牛乳の量が水よりも多いケースが多く見られます。
ロイヤルミルクティーの作り方
お鍋で作る基本的なロイヤルミルクティーの入れ方です。ポイントは先に茶葉をお湯で煮出してしっかりと開かせること。また、あとで加える牛乳は煮たたせないように気をつけましょう。沸騰させると牛乳の風味が強まり、紅茶の風味を感じにくくなります。牛乳にはカゼインと呼ばれる成分が含まれていて、温めると膜になります。最初から牛乳を入れてしまうと、カゼインが茶葉を包み込み、茶葉の風味を感じにくくなってしまうのです。
お好みで砂糖を加え、甘く仕上げるのもおすすめです。ほっと一息つきたいときにどうぞ。
ミルクティーとは
ミルクティーの特徴
「ミルクティー」とは、牛乳(ミルク)を入れた紅茶のことです。
ミルクティーの作り方は、紅茶に温めた牛乳を注ぎ入れるだけ。紅茶の渋みのもととなる成分はタンニンと呼ばれますが、牛乳のタンパク質にはタンニンを和らげる役割があるとされ、紅茶に牛乳を合わせて飲む習慣ができたといいます。紅茶に牛乳を入れて飲む方法は、オランダが発祥とされています。
作る人の好みにもよりますが、紅茶と牛乳の割合は1:1、もしくは牛乳の量が紅茶よりも少ないものが多いようです。正式には牛乳を使いますが、お店によってはポーションミルクを使ったものもミルクティーと呼ぶ場合があります。濃厚なミルクティーは、コクと甘みが感じられるアッサム種の茶葉と相性がぴったりです。
ミルクティーの作り方
カフェで人気のふわふわなミルクティーの入れ方です。紅茶を濃いめに煮出すことで濃厚で美味しく作れます。
ロイヤルミルクティーとミルクティーの違いは?
ロイヤルミルクティーとミルクティーの違いはその作り方です。ミルクティーはまず紅茶を作ってから牛乳を加えますが、ロイヤルミルクティーはお湯と牛乳で茶葉を煮出して作ります。
その他のミルクティーの種類
チャイ
インド発祥の飲み物「チャイ」は、お湯と牛乳で茶葉を煮出して作るミルクティーです。ロイヤルミルクティーとの違いは、茶葉を煮出す際に沸騰しても火を止めないことと、スパイスを加えることです。
かつて、インドがイギリスの植民地だった頃に紅茶を飲む習慣がインドに伝わりましたが、インドで出回っていた茶葉は質があまり良くなく、しっかりと煮込むことで茶葉の風味を出したのが始まりといわれています。また、カルダモンやシナモンなどのスパイスを加えることによって、独特な風味のミルクティーに仕上がります。
おうちで挑戦しやすいDELISH KITCHENのチャイのレシピ
タピオカミルクティー
日本でも人気の「タピオカミルクティー」は台湾発祥の飲み物です。台湾の老舗カフェのオーナーが、中国茶をより現代的な飲み物にできないかと考案してできたといわれています。
紅茶とサトウキビ、氷をシェイクして作る風味豊かなミルクティーに、モチモチのタピオカを加えたボリューム満点のミルクティーは、若い人を中心に人気を集めています。
おうちで挑戦しやすいDELISH KITCHENのタピオカミルクティーのレシピ
甘いロイヤルミルクティーでホッと一息!
濃厚なミルクティーは、ホッと一息つきたいティータイムにぴったりの飲み物。砂糖で甘味をしっかりつけて飲むのもおすすめです。スパイスを加えてチャイにすれば、いつものミルクティーを異国風に楽しむことができるでしょう。