ステーキを柔らかくする方法!カタいお肉も柔らかジューシーに♪
作成日: 2024/04/30
更新日: 2024/05/14
ステーキの美味しさは、その柔らかさに大きく左右されます。でも、家庭でステーキを焼くとき、「なんだか硬くなってしまった…」なんて経験はありませんか?実は、ステーキを柔らかく仕上げるには、ちょっとしたコツがあるんです。
この記事では、初心者でも簡単にできるステーキを柔らかくする方法をご紹介します。肉質を選ぶところから、下処理、焼き方に至るまで、ジューシーで柔らかいステーキを焼くための秘訣をお伝えしますので、ぜひ最後までお読みくださいね♪
ステーキの焼き加減
まず最初にステーキの焼き加減を確認しておきましょう。焼き加減・お肉の温度で食感が大きく変わりますよ。ここでは焼き加減別の歯切れの良さや食感についてご紹介します。
自分好みのステーキを見つけるポイントを押さえましょう。
レア
レアは、表面は焼かれているものの中心部が生で、肉汁が豊富な状態です。火を通しすぎないことで、お肉の柔らかさを保ちますが、筋っぽさもある程度感じられます。
ミディアム
ミディアムは、表面が焼かれており、中にもある程度火が通っている状態。中心部のお肉の色はピンクで60℃〜70℃程度の温度です。ジューシーさと柔らかさのバランスが取れた焼き加減です。
ウェルダン
ウェルダンは全体がしっかり焼けていて、中心まで火が通っています。加熱時の中心部の温度は70℃〜77℃程度になります。
生に近すぎると噛み切るのが難しいですが、かといって加熱しすぎはお肉を硬くしてしまいます。お肉は、加熱することでタンパク質が固まっていくのですが、60度前後の加熱が適温です。
65度を超えると急激にお肉が固まり、結果パサパサとした食感になってしまいます。中火でゆっくり火入れすることが、焼く上で大事なポイントになってきます。
お肉を焼く上での注意点
お好みによって焼き加減は調節いただけますが、小さいお子さまやご高齢の方、また抵抗力の弱い方は中までしっかり火を通し、体調を考慮してお召し上がりください。
また、表面をしっかりと焼き、厚いものは側面も焼き付けるよう注意しましょう。
ステーキ肉の選び方
ステーキ肉を選ぶ際は、霜降りの程度や肉の部位に注目しましょう。柔らかいステーキを求めるなら、サーロインやリブアイなどの部位がおすすめですよ。
お肉を選ぶ際は、赤みが鮮やかなもの、ドリップが少ないものを選びましょう。
ステーキを柔らかくするポイント3つ!
ステーキを柔らかくするためのポイントは、筋を切る、漬け込む、そして直前に塩をふることです。これらを実践することで、お肉が驚くほど柔らかくなりますよ。
筋を切る
お肉の筋を切ることで、焼いたときの収縮を防ぎ、柔らかさを保ちます。筋の方向に対して垂直に数カ所切り込みを入れると効果的ですよ。
漬け込む
食材や調味料に含まれる「プロテアーゼ」という酵素を利用してお肉を柔らかくする方法があります。プロテアーゼによりタンパク質が分解されるのです。お肉を加熱する前にプロテアーゼを含む調味料などに漬け込むことで、お肉が柔らかくなります。
直前に塩をふる
お塩をふって時間が経つと、お肉に含まれる水分が流出しやすくなってしまいます。そのため、塩胡椒のみで焼く際は直前にふるようにしてください。
ステーキの肉を柔らかくする方法(実践編)
ここでは、実際にステーキを柔らかくするレシピをご紹介します。簡単なのに効果抜群の方法で、自宅でプロの味を再現しましょう。
材料【2人分】
・牛ステーキ肉 :2枚(300g)
・玉ねぎ :1個(200g)
・はちみつ :大さじ1
・サラダ油 :大さじ1
・塩こしょう :適量
☆たれ
・砂糖 :大さじ1
・酢 :大さじ1
・しょうゆ :大さじ2
・おろしにんにく :小さじ1
付け合わせ
・レタス :適量
・ミニトマト :適量
手順
①玉ねぎはすりおろしましょう。次に保存袋に入れ、牛肉、はちみつを加えて揉みこみます。空気を抜いて口を閉じ、冷蔵庫で2時間漬けます。
②フライパンにサラダ油を入れて熱し、牛肉を玉ねぎを落として入れます。塩こしょうをふりましょう。中火で両面1分半〜2分ずつ焼いて牛肉を取り出します。
③フライパンに袋に残った玉ねぎ、☆を入れてとろみがつくまで煮詰めます(たれ)。ステーキを食べやすい大きさに切って器に盛り、たれをかけて完成です。
ステーキを柔らかくするには、下準備と適度な火入れが大切!
ステーキを柔らかくする方法は、意外と簡単です。今回ご紹介したポイントを押さえて、自宅でプロのようなステーキを楽しんでくださいね。