「きびなご」とはどんな魚?旬や味・レシピもご紹介します♪
作成日: 2024/05/07
小さな魚体からは想像できない程の栄養と味わいがつまった"きびなご"。
この魚は、実は日本の沿岸で獲れる魚なんです。でも、きびなごって一体どんな魚なのか詳しく知っている人は少ないかもしれません。今回は、きびなごの基本から旬や産地、栄養素、美味しい食べ方までを詳しくご紹介していきましょう!
きびなごとは?
ここでは、きびなごとはどんな魚か、基本的な知識からご紹介します。
きびなごの基本
きびなごは、ニシン科に属する小型の魚です。成魚になると体長は10cmほどまで成長します。
帯状の縞模様があり、鹿児島県南部で、帯のことを「きび」と言い、小魚のことを「なご」と呼ぶことから、「きびなご」というようになりました。
きびなごは熱帯から温帯にかけての海域に生息する小魚で、日本では房総半島以南の黒潮流域、山陰以西の対馬暖流域で見られます。
きびなごの旬・産地
きびなごは日本全国で水揚げされていますが、特に人気の高い旬と主な産地をご紹介します。
旬
きびなごの旬は年に2回あり、脂がのった12月〜2月と、卵がたっぷり詰まった産卵期の5月〜6月頃です。時期により、違う味わいが楽しめるのもきびなごの魅力の一つです。
産地
きびなご主な産地は鹿児島県、長崎県、高知県です。特に、鹿児島県の西に位置する甑島(こしきしま)は、きびなごの産地として有名です。
新鮮な状態で入荷するため、こうした産地近郊では新鮮なきびなごを楽しめます。
きびなごの栄養素
ここでは、きびなごの栄養素についてご紹介します。
EPA
EPAは必須脂肪酸の一種で、体内で合成できず、食物から摂る必要がある栄養素です。EPAは、体内の血液のめぐりをスムーズにし、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞を予防するという働きがあることで知られています。IPA(イコサペンタエン酸)と呼ばれることもあります。
DHA
DHAは必須脂肪酸の一種で、体内で合成できず、食物から摂る必要がある栄養素です。DHAは、脳や網膜などの神経系に含まれている栄養素で神経細胞を活性化させ記憶力や学習能力を向上に役立つことで知られています。
きびなごの食べ方
きびなごは小魚を丸ごと食べる料理が一般的です。特に塩焼き、天ぷら、刺身などが人気です。
塩焼き
きびなごは新鮮なうちに塩をまぶして焼くと、身がふっくらとして美味しいです。焼き色がついたら、レモン汁をかけて食べるのがおすすめです。
天ぷら・唐揚げ
きびなごを天ぷらにすると、外側はサクサク、中はジューシーに仕上がります。塩や天つゆで味をつけて食べます。唐揚げも同じく、美味しく召し上がっていただけますよ。
刺身
新鮮なきびなごは、そのまま刺身として食べることも可能です。醤油やポン酢で味をつけて食べます。
きびなごを使ったDELISH KITCHENのレシピ
きびなごの唐揚げのレシピをご紹介します。
材料【2人分】
・きびなご :16尾(160g)
・塩 :少々
・片栗粉 :適量
・サラダ油 :適量
手順
①きびなごは水で洗い、キッチンペーパーで水気をふきとり、塩をふって10分おく。再度キッチンペーパーで水気をふきとる。
②きびなごに片栗粉を薄くまぶす。
ポイント:きびなごの大きさにより片栗粉の量を調整してください。
③鍋に底から3cm程度のサラダ油を入れて180℃に熱し、きびなごを加えてからりとするまで揚げる。
詳しいレシピ動画はこちら
その他のDELISH KITCHENのレシピ
きびなごを使った南蛮漬けのレシピです。あっさりさっぱりとした味わいだけでなく、彩り野菜で食卓も華やかに♪ぜひ試してみてくださいね。
きびなご料理に挑戦してみよう!
きびなごは身が小さくてぷりぷりした食感が特徴の小魚。唐揚げ、刺身、フライなどさまざまな料理で楽しめますので、ぜひ食卓に取り入れてみてください。
【参照】
厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』 オメガ3系脂肪酸(2024/05/07)