DELISH KITCHEN

硬めに炊き上がったご飯を柔らかくする方法!

作成日: 2024/05/21

みなさんはご飯を炊いた時に、「芯が残っている!」、「硬すぎて食べられない!」といった経験はございませんか?
せっかく炊いたご飯が硬くなってしまったせいで捨ててしまうのはもったいないですよね?
そこでこの記事では硬くなってしまったご飯を柔らかくする方法をご紹介します。

目次

  1. ご飯が硬く炊き上がる原因
    1. 炊く前の水分の量が少ない
    2. 米の浸水時間が短い
    3. 蒸らす時間が短い
    4. 古米を使っている
  2. 硬いご飯を柔らかくする方法
    1. ①日本酒をふりかけて加熱して蒸らす
    2. ②水をふりかけて加熱して蒸らす
    3. どうしても柔らかくできない場合は?
  3. ご飯が硬めに炊き上がってもあきらめないで!

ご飯が硬く炊き上がる原因

いつも同じ炊飯器を使っているのであればご飯が硬く炊き上がるには、別の原因があります。
原因を知り、対策していきましょう!

炊く前の水分の量が少ない

ご飯の炊き方で大切なポイントは米と水の量のバランスです。
そもそも米がふっくらと炊き上がる理由は、米に含まれるデンプンが水分と結合して膨張するためです。
米がふっくらと炊き上がるために最適な米と水の量は「米1 : 水1.2」の割合です。
米1合は180ml(150g)なので、米1合を炊く場合は216mlの水が最適な量です。
一般的な炊飯器には必ず米と水の量の目安となるメモリがついているので、逐一計算せずとも適切な量を入れることができます。ですが、万が一気が付かずに米の量に対して少ない量の水で炊いてしまった場合は水分量が足りず、お米は硬くなってしまいます。

米の浸水時間が短い

ご飯を炊く前には米に水をしっかり含ませる工程も必要不可欠です。
そのため一定時間、米を浸水させる必要があります。一般的な炊飯器で炊く場合は、浸水時間が含まれているので心配はありませんが、浸水時間が含まれていない炊飯器で炊く場合は、事前に十分に米を浸水させて水を含ませておくことが大切です。
浸水時間が足りていないと米の中央部分に芯が残り、硬いご飯に炊き上がってしまいます。
夏場は30分程度、冬場は1時間程度を目安に浸水させましょう。

蒸らす時間が短い

ご飯が炊き上がった後すぐに蓋を開けてしまい、蒸らす時間が短くなることも硬いご飯になる原因になります。
「蒸らし」は釜や鍋の中の水分をお米に均一に行き渡らせ、ふっくらさせる役割があります。
そのため、ご飯が炊き上がった後は、すぐに蓋を開けずに15分ほど蒸らしましょう。
そうすることで硬いお米になるのを防ぎ、美味しく食べることができます。

古米を使っている

水分の量、浸水時間、蒸らす時間も問題ない場合は、お米自体が古くなってる場合があります。
古米はそもそも水分の吸収が悪くなってしまっているので、一年以上長く保管し続けている場合は確認してみましょう。

硬いご飯を柔らかくする方法

それでは、間違えて硬いご飯が炊き上がった場合は、我慢して食べるか、捨てるしかないのでしょうか?
実はあることをすると、硬いご飯を柔らかくすることができるのです!
ぜひ試してみましょう!

①日本酒をふりかけて加熱して蒸らす

硬く炊き上がったご飯は水分が蒸発しデンプンの分子同士がくっついてしまっている状態です。
そんな状態からふっくら柔らかくする方法が「日本酒をかけて加熱して蒸らす」です。
日本酒にはデンプン分解酵素であるα-アミラーゼが含まれています。α-アミラーゼはデンプンを分解する働きがあり、くっついたデンプン分子を切断することができます。
そのため、硬くなったお米に日本酒をふりかけて蒸し直すと、α-アミラーゼがデンプンを分解し、水分を吸収しやすい状態に戻します。その結果、お米がふっくらと柔らかくなるのです。

具体的なやり方を説明します。
まずは1合のご飯に対して小さじ1杯の日本酒を用意します。日本酒がない場合は料理酒でも問題ありません。
日本酒を炊飯器全体にふりかけ、しゃもじを使ってほぐします。
その後、炊飯器の蓋を閉めて「保温モード」で15分程度蒸らせばふっくら柔らかいご飯となります。
アルコール分が残ってしまうことを心配されるかもしれませんが、蒸らしている間にアルコール分も蒸発しますのでご安心ください。
アルコールが気になる方はさらに電子レンジで様子をみながら加熱してください。


すでにお茶碗によそってしまっている場合には、少量の日本酒をかけて軽くほぐし、ラップをかけて電子レンジ(500W)で1分ほど温めてください。
その際はラップは表面に触れる程度で軽くかけてください。

②水をふりかけて加熱して蒸らす

家に日本酒や料理酒が無い場合は、水を振りかけて蒸らすだけでも、デンプン同士の結合を解き柔らかくする効果を期待できます。
振りかける水の量は1合分のご飯に対して、30〜50ccほど炊飯器に加えてください。(芯がかなり残っている場合は50ccで問題ありません。)
あとはお酒を振りかけた時と同様に、軽くほぐし、炊飯器の保温モードで15分程度蒸らすだけです。
電子レンジを使用する場合も、お酒を使う時同様、お茶碗1杯分のご飯に水を小さじ1杯程度ふりかけてほぐし、ラップをかけて電子レンジ(500W)で2分ほど温めてください。

どうしても柔らかくできない場合は?

上記の方法でもどうしてもご飯が硬さが気になる場合は、白米として食べずに別の料理にしましょう。
手軽に作ることができる料理としてはチャーハンや雑炊などがおすすめです。
特にチャーハンは、硬いご飯を使うことで通常のご飯を使用するよりもパラパラに仕上げることができ、逆に本格的なチャーハンを作ることができますよ!

以下でDELISH KITCHENがおすすめする硬めに炊けたご飯のレシピをご紹介します。
ぜひこちらも参考にしてみてください!

ご飯が硬めに炊き上がってもあきらめないで!

いかがでしたか?
ご飯が硬く炊き上がってしまった場合でも、日本酒や水をかけて蒸らし直すことで簡単にふっくらとした仕上がりに復活させることができます。
上で説明したやり方でぜひお試しください。
また今回ご紹介した方法は、冬場など気温が下がって、ご飯がカチカチになってしまった時にも使える技ですので、ぜひそのような場合でもお試しください!

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