グリーンカレーはなんで緑色?作り方・味わいなど徹底解説!
作成日: 2024/06/07
グリーンカレーとは、タイ料理の一つで、緑色が特徴のカレーです。この記事では、グリーンカレーの基本情報から作り方、味わいなどを徹底解説します。ぜひ参考にしてください。
グリーンカレーとは
グリーンカレーは、タイの伝統的なカレーです。正確にはカレーではなく「ケーン」と呼ばれる汁物の一種なのですが、便宜上カレーと呼ばれています。
一般的にカレーというと茶色いルウが思い浮かびますが、グリーンカレーは名の通り緑色です。どうして緑色なのでしょうか。
その理由は、カレーを作る材料にあります。グリーンカレーは、主に青唐辛子、そして、コリアンダーの根や、レモングラス、ガランガル(タイ生姜)などのハーブを使って作られます。このカレーの緑色は青唐辛子とハーブの色から来ています。辛さとココナッツミルクの甘さが特徴で、香り高いスパイスが豊富に使われており、これらが独特の風味を生み出しています。
グリーンカレーの歴史
伝統的な作り方は、新鮮な青唐辛子とハーブを石臼でペースト状にすりつぶし、香り高いスパイスとともに調理する方法です。グリーンカレーのレシピは代々受け継がれ、家庭ごとに少しずつ異なるバリエーションが存在します。
グリーンカレーの特徴
グリーンカレーは、その鮮やかな緑色が最大の特徴です。青唐辛子の辛さと、ココナッツミルクの甘さが絶妙にマッチし、バランスの取れた味わいが楽しめます。レモングラスやガランガル、こぶみかんの葉など、独特の香りを持つハーブが多用されるため、香りも楽しむことができます。
グリーンカレーの味わい
グリーンカレーの味わいは、その複雑さとバランスの取れた風味が魅力です。青唐辛子の強烈な辛さと、ココナッツミルクの甘さが一体となり、口の中で広がる豊かな味わいが特徴です。さらに、レモングラスやガランガルなどのハーブが加わることで、爽やかな香りと深い旨みが引き立ちます。タイ料理特有のナンプラーの塩気が全体の味を引き締め、砂糖のほのかな甘みがアクセントとなります。このように、辛さ、甘さ、酸味、塩気が見事に調和した味わいがグリーンカレーの魅力です。
グリーンカレーはタイ語で「ゲーンキヤオワーン」と呼ばれています。「ゲーン」はカレー、「キヤオ」は緑、「ワーン」は甘いという意味です。この名前の通り、辛さの中にほのかな甘みが感じられるのが特徴です。
グリーンカレーの楽しみ方
グリーンカレーは、単体でも十分美味しいですが、ご飯やパンと一緒に楽しむのもおすすめです。また、レトルトのグリーンカレーを使って手軽にアレンジを楽しむこともできます。
グリーンカレーの作り方
材料【4人分】
ごはん :お茶碗4杯分(600g)
鶏もも肉 :1枚(250g)
赤パプリカ :1/2個(75g)
なす :2本(160g)
ココナッツミルク :400cc
ナンプラー :大さじ1
☆グリーンカレーペーストの材料
青唐辛子 :8本
カー(ガランガル) :20g
玉ねぎ :1/4個(50g)
パクチーの根 :5g
レモングラス(茎) :15g
コブミカンの葉 :5枚
にんにく :1かけ
バジル :5枚
イカの 塩辛 :10g
砂糖 :大さじ1/2
塩 :小さじ1/3
コリアンダーパウダー:小さじ1
クミンパウダー :小さじ1
ターメリック :小さじ1/2
水 :大さじ1
手順
①青唐辛子はへたを切り落とす。カー、玉ねぎ、パクチーの根、レモングラスは粗く刻む。コブミカンの葉は軸に沿って内側に2つ折りにしながら軸を取り除く。にんにくは縦半分に切って芯を取り除く。
②フードプロセッサーに☆の材料を入れて細かくなるまで撹拌する(グリーンカレーペースト)。
③赤パプリカは一口大に切る。なすはへたを切り落とし、横1.5cm幅に切る。
④鶏肉は一口大に切る。
⑤フライパンにココナッツミルクを入れて中火で煮立たせる。鶏肉を加えて混ぜて再び煮立たせ、ふたをして弱火で3分煮る。グリーンカレーペーストを加え、全体がなじむまで混ぜる。ナンプラーと3の赤パプリカとなすを加えて混ぜ、中火で再び煮立たせる。ふたをしてなすがやわらかくなるまで弱火で10分ほど煮る。
⑥器に盛り、ごはんを添える。
【ポイント】ごはんがあればジャスミンライスがおすすめです。
詳しいレシピ動画はこちら
グリーンカレーは青唐辛子とハーブを使った伝統的なタイカレー
グリーンカレーは、タイ料理の代表的なカレーで、青唐辛子とハーブを使った鮮やかな緑色が特徴です。辛さとココナッツミルクの甘さが絶妙に調和し、レモングラスやガランガルなどのハーブが香りを引き立てます。歴史的にはタイの宮廷料理として発展し、家庭ごとの秘伝のレシピが現代まで伝わっています。グリーンカレーの味わいは辛さ、甘さ、酸味、塩気が見事に調和し、複雑でバランスの取れた風味が魅力です。ぜひ一度ご自宅でも作ってみてくださいね。