沖縄の郷土料理「ミミガー」とは何?その正体や食べ方もご紹介!
作成日: 2024/08/20
更新日: 2024/09/04
お酒のおつまみとして人気の「ミミガー」は、コンビニやスーパーなどでもよく見かける食材です。しかし、ミミガーがどんな食材か知らない方も多いのではないでしょうか。ここでは、ミミガーがどんな食材か、どう作られるのかの他、美味しい食べ方、合うお酒などもご紹介します。ぜひ最後まで、ご覧ください。
※こちらの記事でご紹介する内容は、アルコールを含む飲料に触れています。20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
ミミガーとは?
ミミガーは、沖縄県の代表的な郷土料理のひとつで、豚の耳の皮を加工した食材です。「ミミガー」という言葉は沖縄の方言で「耳」そのものを意味します。食感はコリコリとしていて、味はほとんどありません。しかし、噛めば噛むほどにほんのりとした旨味を感じられます。お酒のおつまみとして知られていますが、刺身や和え物、炒め物、煮物などにも使える万能な食材です。
ミミガーの作り方
ミミガーはまず耳の表面に生えている毛を火で焼いて処理します。その後、汚れを洗い落とし茹でるか、もしくは蒸します。それを千切りしたものがミミガーです。
沖縄の「豚」食文化
沖縄では、豚は「鳴き声以外すべて食べられる」と言われています。その言葉通り、肉はもちろん、内臓や手足、血、顔まで料理に使い、全てを食べ尽くす文化があります。ちなみに耳は「ミミガー」と言いますが、顔の皮は「チラガー」といい、沖縄では親しまれているそうです。
沖縄県以外では、中華圏でも豚の耳を食べる習慣があります。中国語では「猪耳(ツージー)」と言い、醤油煮などに調理して食べられています。
ミミガーに合うお酒
ここではミミガーに合うお酒をご紹介します。
泡盛
泡盛は、沖縄の伝統的な蒸留酒で、ミミガーと非常に相性が良いです。泡盛の深いコクと香りが、ミミガーのコリコリした食感とマッチします。特に、泡盛のロックや水割りがミミガーのさっぱりとした味わいを引き立てます。沖縄の食文化を存分に楽しむには、ミミガーと泡盛の組み合わせは外せません。
ビール
ビールは、ミミガーと非常に相性が良い最適な飲み物です。特に、ライトで爽快なビールは、ミミガーのコリコリとした食感とよく合い、喉越しの良さが料理全体を引き立てます。夏の暑い日に冷たいビールと一緒に楽しむと、さらに美味しさが増します。
焼酎
焼酎は、ミミガーの豊かな風味を引き立てるお酒です。特に、麦焼酎や芋焼酎は、ミミガーの旨味を引き出し、香ばしい風味と絶妙に調和します。焼酎のロックやお湯割りで楽しむと、ミミガーの味わいが一層引き立ちます。
ミミガーを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここではミミガーを使ったお家で作れるレシピをご紹介します。
ミミガーニラ玉
ミミガーのコリコリとした食感とニラの風味がマッチした一品です。おつまみにおすすめですよ。
ミミガーときゅうりのポン酢和え
シャキシャキとしたきゅうりとコリコリとしたミミガーの食感が楽しい和え物です。ポン酢でさっぱりとした味わいで簡単に作れます。
ミミガーともやしのラー油あえ
もやしとラー油で中華風なミミガーの和え物です。簡単に作れるのも嬉しいポイントですね。
ミミガーは沖縄の伝統的な郷土料理!
ミミガーは、その独特な食感と料理の使い勝手の良さから、多くの人々に愛されています。どんな食材や調味料とも相性が良いため、家庭料理から居酒屋メニューまで幅広く楽しむことができます。ぜひ、ミミガーを使った料理を試して、その魅力を感じてみてください♪