韓国で誕生日にわかめスープを飲む理由は?
作成日: 2024/08/23
韓国で誕生日といえば、わかめスープが欠かせない存在です。日本では馴染みのないこの習慣に、驚きを感じる人も多いでしょう。なぜ韓国では、誕生日にわかめスープを飲む習慣が根付いているのでしょうか?その背景には、古くからの伝統や母親への感謝の気持ちが深く関わっています。本記事では、韓国で誕生日にわかめスープを飲む理由をご紹介します。
韓国のわかめスープとは?
韓国のわかめスープ、「미역국(ミヨックク)」は、わかめをゴマ油やニンニク、牛肉と一緒に炒めてから煮込み作るスープです。地域によっては牛肉ではなく鯛などの魚で作る場合もありますが、どちらもごま油の香ばしい風味と素材の旨みが滲み出た出汁が特徴です。
誕生日にわかめスープを飲む理由は?
韓国ではこのわかめスープを、出産後の女性の体力回復に役立つとして、21日間毎日食べ続ける習慣があります。そのため誕生日には、母親が子供を産んだときの喜びを思い出し、子供は母親への感謝を表すためにスープを飲む習慣が生まれました。
わかめスープは誕生日以外にもおめでたい日に食べる習慣があります。日本でいう「赤飯」や「鯛の塩焼き」のようなものですね。
わかめスープを飲まない日
一方で、韓国ではわかめスープを食べるのを避ける日もあります。それは試験の日です。理由は「滑って落ちる」という縁起の悪さを想起させるからです。
DELISH KITCHENのわかめスープのレシピ
ここではお家で作れる韓国風わかめスープのレシピをご紹介します。
材料 【2人分】
牛こま切れ肉・・・・・・・・100g
わかめ(乾燥)・・・・・・・・大さじ2
ねぎ(白い部分)・・・・・・・5cm(15g)
おろしにんにく・・・・・・・小さじ1/2
ごま油・・・・・・・・・・・大さじ1/2
白いりごま・・・・・・・・・適量
☆スープ
塩・・・・・・・・・・・・・小さじ1/2
鶏ガラスープの素・・・・・・小さじ1
水・・・・・・・・・・・・・400cc
手順
①ボウルにわかめを入れ、袋の表記時間通りに水で戻して水気を切る。ねぎは斜め薄切りにする。
②鍋にごま油を入れて熱し、牛肉、おろしにんにくを入れて肉の色が変わるまで中火で炒める。
③②に、☆を加えてアクを取りながらひと煮立ちさせ、わかめ、ねぎを加えて2分程煮込む。器に盛り、白いりごまをちらす。
詳しいレシピ動画はこちら
誕生日にわかめスープを飲むのは母への感謝の気持ちから!
韓国で誕生日にわかめスープを飲むことには、母子の健康やを弄ったり、産んでくれた母への感謝の気持ちが込められています。韓国の知人、友人の方がいらっしゃれば、誕生日に「わかめスープを飲んだ?」と聞いてみてくださいね♪