ドライイーストとは?代用品についても解説します!
作成日: 2020/08/04
パン作りの際に使用する「ドライイースト」を知っていますか。家でパンを作るという人は、ドライイーストを常備しているかもしれませんね。そもそも、「イースト」とは何でしょうか。
こちらの記事では、ドライイーストの特徴について解説し、ドライイーストの代用方法やドライイーストを使ったおすすめレシピなどをご紹介します。
ドライイーストとは?
そもそも「イースト」とは、パン作りなどに使用する酵母のことです。イーストには粉や糖分などを栄養にして生地を膨らませ、風味や香りを生み出す役割があります。
イーストには主に、「生イースト」「ドライイースト」「インスタントドライイースト」の3つがあります。
「ドライイースト」とは生イーストを熱処理して加工したもので、「インスタントイースト」は乾燥させた酵母を顆粒状に加工し、予備発酵なしで使えるものです。
通常、生イーストは予備発酵させる必要があり手間がかかりますが、一部のドライイーストやインスタントドライイーストは材料に直接混ぜて使えるのが魅力です。
ドライイーストの代用方法は?
ドライイーストが手に入らないというとき、どんな代用品があるのでしょうか。
ベーキングパウダー
「ベーキングパウダー」は、お菓子作りなどでよく使われる膨張剤です。
イーストが菌であるのに対して、ベーキングパウダーは重曹に酸性剤を添加して作られます。どちらも炭酸ガスを発生させて生地を膨らませるのは同じですが、膨らむ仕組みが異なるため仕上がりには違いが出てしまいます。ドライイーストは発酵の過程で、ベーキングパウダーは熱を加える過程で膨らむのが特徴です。
イーストを使えばふっくら、もちもちの弾力ある生地に、ベーキングパウダーを使えばサクサクとした食感の生地に仕上がります。
ただし、ドライイーストがない場合は、ベーキングパウダーを使ってソーダブレッドなどのパンを焼くことも可能です。
天然酵母
「天然酵母」とドライイーストの違いは菌の種類です。
ドライイーストはパン焼きに適した単体の菌を選んで培養したものですが、天酵酵母は野生酵母を使っているため複数の菌が含まれているのが特徴です。
そのため、パンなどがより風味豊かに仕上がりますが、天然酵母はドライイーストに比べて温度管理が難しいとされ、より発酵に時間がかかります。衛生環境が整っていないと雑菌なども繁殖しやすいため、初心者には扱いが難しいかもしれません。
ドライイーストを使ったDELISH KITCHENのおすすめレシピ
こちらの記事では、ドライイーストを使ったDELISH KITCHENのおすすめレシピを4つご紹介します。
レンジ発酵!シンプルちぎりパン
酵母を活性化させるためにレンジで30秒加熱しましょう。レンジ発酵するだけで、時間がかかるパン作りも時間短縮できます。手でしっかりとこねたパン生地はふわふわに!
シンプルなパンはそのままでもおいしく、バターやお好みのジャムなどをつけて食べるのもおすすめです。
ぺろっと食べられる♪マラサダ
ハワイ名物のドーナツ「マラサダ」。ふんわりと香ばしく揚がったマラサダには、グラニュー糖をたっぷりとまぶして食べましょう。
お好みでシナモンシュガーにするのもおすすめです。ぜひ揚げたてを召し上がってください。
はちみつで作る♪紅茶とヘーゼルナッツのツイストパン
ティーバッグの紅茶を使用した風味豊かなツイストパンはいかがですか。
生地に練り込んだヘーゼルナッツの食感も楽しいパンはおもてなしにもぴったりです。
もちもち食感♪クランペット
表面にぽこぽこと穴の空いたクランペット。中はもちもち、外はカリッと香ばしく焼き上げましょう。生地の材料を混ぜ合わせるときには、イーストと塩を離すことがポイントです。塩の影響でイーストが膨らみにくくなるので気をつけましょう。
フライパンを使うので、オーブンがない人もぜひ作ってみてください。
ドライイーストを使っておいしいパンを手軽に作ろう!
イーストにもいろいろな種類があることがわかりましたね。中でも、ドライイーストやインスタントイーストは、家庭でも手軽に使うことができます。イーストを活性化させるためには、パン生地の材料を合わせるときに35〜40度前後のお湯、もしくは温めた牛乳などを使うのがポイント!
生地をうまく発酵させることが、おいしいパン作りの第一歩です。